ゴーストライダー2

ゴーストライダー2 “Ghost Rider: Spirit of Vengeance”

監督:マーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラー

出演:ニコラス・ケイジ、イドリス・エルバ、ヴィオランテ・プラシド、
   シアラン・ハインズ、クリストファー・ランバート、
   ジョニー・ホイットワース、ファーアス・リオーダン

評価:★★




 一作目(07年)を観たときは気づかなかった。ゴーストライダーはハルクに似ている。主人公の中には自分とは別人格の復讐の精霊が潜んでいる。それは主人公の意思とは関係なく、突然顔を出し、当然のように暴れ出す。容姿も恵まれていない。ハルクが緑の怪物なら、ゴーストライダーは髑髏頭のバイク乗りだ。

 ゴーストライダーのいちばんのポイントは、演じるのがニコラス・ケイジだという点だ。どうやら一作目は髑髏姿に変身してからはスタントマンが起用されたらしいのだけど、『ゴーストライダー2』ではケイジ本人が演じているとのこと。なるほど身体つきに見覚えが!?当然マヌケ度は上昇する。

 ゴーストライダーのスタイルが珍妙で嬉しくなる。革ジャンに革パンツといういかにも「ライダー」なコーディネートで、しかし顔は髑髏だ。しかも常に炎に包まれていて、衣服は溶け出している。穴という穴から炎が飛び出してくるのが可笑しい。このオーブン要らず!

 ヤツの可笑しさにトドメを刺すのはもちろん、バイクに乗っているときの姿だ。思い切り格好つけているのに、緊迫した状況下に置かれているのに、どうしてもマヌケだ。髑髏の顔が長いのは、ケイジに合わせたからなのか。ケイジの凝り性を考えると、あり得る。風を切るときは炎が後ろに流れる。そうしたら頭からのそれがケイジの髪が燃えているようにか見えない。ケイジの髪の存在感を考えると、あり得る。ケイジが変身すると、愛車のバイクも一緒に燃え上がるのに笑う。なかなか可愛いじゃないか。

 でもまあ、大凡ヒーローらしくないのは間違いない。ハルクにはポップな味があるけれど(緑色と弾力ある身体のおかげか)、ゴーストライダーは完全にコントの世界に突入しているからなぁ。マーヴェルコミックを原作にしているのに、アベンジャーズからお呼びがかからないのも仕方がない。でもそこが良いのだろう。

 惜しいのは酷く話が適当に済まされているということ以上に、マーク・ネヴェルダインとブライアン・テイラーによる演出が下品なところ。落ち着きを失ったカット割り。インパクト重視の構図。クローズアップの多用。暑苦しく、見苦しい。なるほど「アドレナリン」(06年)「GAMER」(09年)を手掛けたコンビだと納得する。

 思わずのけぞったのはクリストファー・ランバートの登場だ。最近はフランスに帰って地道に活動していたはずなのに、突如ハリウッド映画に出てきて、どうでも良い役であっさり退場。鋭い眼光は相変わらずだったけれど、なんだか見てはいけないものを見てしまったような衝撃が…。

 衝撃と言えば、ゴーストライダーが小便をしたらどうなるかという子どもの問い掛けがギャグ場面として出てきたのには吹き出してしまった。まあ、普通に考えた通りの結果なのだけど、ケイジがそれをやってのける画が…あぁ、なんだかスゴイゾ。ケイジに幸あれ。





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