バイオハザードV:リトリビューション

バイオハザードV:リトリビューション “Resident Evil: Retribution”

監督:ポール・W・S・アンダーソン

出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ミシェル・ロドリゲス、シエンナ・ギロリー、
   ケヴィン・デュランド、ショーン・ロバーツ、ボリス・コジョー、
   リー・ビンビン、アリアーナ・エンジニア、コリン・サーモン、
   ヨハン・アーブ、オデッド・フェール、中島美嘉

評価:★★




 「コロンビアーナ」(11年)のゾーイ・サルダナだとか「トータル・リコール」(12年)のケイト・ベッキンセールだとか、細くて薄っぺらな身体でアクション映えしない女優を続けて観たばかりだからか、ミラ・ジョヴォヴィッチに有難味を感じる。実はジョヴォヴィッチも、前作「バイオハザードIV アフターライフ」(10年)ではサルダナやベッキンセールと同じように細いだけだったのだけれど、『バイオハザードV:リトリビューション』では盛り返した。レザースーツが合っているのか、筋肉がついたのか、適度なヴォリュームが出て、ちゃんとアクション映えする。アクション映画で主人公のアクションがキマる、基本中の基本が押さえられているのにホッとする。

 「バイオハザード」シリーズでもうひとつ褒めても良いのは、マンネリを避けようという工夫が見られる点だ。一作目は地下要塞を舞台に「CUBE」(97年)風ゲーム要素を持ち込み、二作目は一つの都市全体を迷宮として描き出し、三作目では西部劇の匂いを立ち上がらせ、四作目では脱出映画の趣を強くしていた。今回新たに投入されるのは「仮想現実」の水だ。闘う戦士の顔しか見せてこなかったヒロイン、アリスの世界に新風を吹かせている。

 「仮想現実」はどうやら、作り手には都合が良い設定のようだ。これまでに死んだはずのキャラクターが次々蘇り、しかもアリス同様見せたことのない表情を浮かび上がらせる。これならばファンも喜んでくれるだろう。作り手の得意気な顔が見える。ファンじゃない人にとっては別に嬉しくも何ともないだろうけれど、お構いなしだ。

 しかし、シリーズに思い入れがなくてもミシェル・ロドリゲスの登場にはギョッとするのではないか。これまでの出演映画全て、闘う女を演じてきたロドリゲスがアリスの味方としてアリスの敵として蘇る。ふてぶてしいあの眼光が帰ってきた!そこいらの男は一睨みされただけで小便を漏らしてしまうだろう。ロドリゲスよ、今後も何度も蘇るが良い。

 …なんて褒められるところを掬い上げても結局、やってることはこれまでのシリーズと同じだったりする。口から人食い花的な舌を吐き出しながら襲い来るアンデッド=ゾンビとの単調な戦い。巨大モンスターが出てきて怪獣映画と化す場面も用意される。アリスたちはガンを乱射して応戦する。肉体を使ったアクションでスローモーションが入るのは、3D映像ゆえに有難いものの、新味があるとは言えない。大体3D効果はほとんど出ていない。

 シリーズオールスターによる焼き直し映画の趣を強くする中、特に印象に残るのは、冒頭アリスが主婦として登場する場面だ。素のジョヴォヴィッチの可愛らしさが出ていて、案外悪くない。トップのチェックも愛らしい。

 それからアリスが敵に監禁される場面には驚く。素っ裸のジョヴォヴィッチが身体の前と後ろに白い手ぬぐいのような布をくっつけた状態で動き回るのだ。ジョヴォヴィッチが動く度に、何かが見えそうになる。でも見えない。この、焦らし上手!布が白で良かった。赤だったら金太郎と間違えてしまうところだ。ちゅーか布!身体にくっつき過ぎ。ワンカットぐらいサーヴィスがあっても良いじゃないの。違うか。





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