カンフー・パンダ2

カンフー・パンダ2 “Kung Fu Panda 2”

監督:ジェニファー・ユー・ネルソン

声の出演:ジャック・ブラック、アンジェリーナ・ジョリー、
   ダスティン・ホフマン、セス・ローゲン、ルーシー・リュー、
   ジャッキー・チェン、デヴィッド・クロス、ゲイリー・オールドマン、
   ミシェル・ヨー、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、
   ヴィクター・ガーバー、デニス・ヘイスバート、ダニー・マクブライド

評価:★★




 一作目を観たとき主人公のパンダの父親がガチョウに設定されていることが気になっていた。映画だし、しかもアニメーションだし、全く意識することなくそういう設定になっているのではないかとも思ったけれど、二作目でホッとした。ちゃんとパンダはパンダから生まれた。そして理由があってガチョウに育てられた。『カンフー・パンダ2』はパンダのポーがアイデンティティーを探す物語になっている。

 ただし、そうして描かれるパンダのルーツはさほど捻りは効いていない。子どもにも理解できるようにと考えたのか、大変予想がつきやすく、かつ分かりやすいもの。当然ドラマ性もさほど盛り上がらない(ただし、ガチョウの父ちゃんはとぼけながら、なかなかグッとくるセリフを言う)。結局観所はアクション描写ということなのだろう。

 ところが、このアクションがイマイチだ。3D仕様になったことが大きい。高速カンフーというのが売りなのだけど、そのネーミングに見合った速さで、ただでさえカンフーのスピードに追いつかないというのに、それが3Dになると、何が何だか…。どちらが押しているのかということぐらいは理解できるけれど、それだけじゃサスペンスは生じない。パンダなのに早過ぎるよ。酔拳でものんびりやったら、どうだ。

 でもまあ、ジャック・ブラックをモデルにしたに違いないポーは、相変わらず可愛らしい。パンダが元々持つ愛らしさと間の抜けたところの再現はもちろん、見た目の可愛らしさが抜群。アップになるとふさふさした毛並みの気持ち良さがちゃんと捉えられる。3Dもこの点に関しては大変効果的と言って良い。

 ただ、今回最も力を入れて演出されているのはパンダではなく、その敵となるクジャクだろう。お馴染みの緑を基調としたカラフルさを抑え、白ベースに赤を挿し入れ、大人っぽくまとめられたデザイン。あの扇風の羽根を活かしたアクションがじっくり撮られている。3Dによる加工も例外的に見やすいものが多かったのは偶然だろうか。

 戦いの中でポイントになってくるのは「内なる平和」だ。技だけ磨いても真の勝者にはなれない。それを導く流れが弱い。ルーツの問題と言い、ストーリーの練り込みが足らなかったようだ。アライグマの師匠に活を入れてもらうが良い。





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