トムとジェリー

トムとジェリー “Tom and Jerry”

監督:ティム・ストーリー

出演:クロエ・グレース・モレッツ、マイケル・ペーニャ、コリン・ジョスト、
   ロブ・ディレイニー、ジョーダン・ボルジャー、ケン・チョン

声の出演:ボビー・カナヴェイル、ニッキー・ジャム、リル・レル・ハウリー

評価:★★★




 今でも記憶に残るエピソードがある。追いかけっこの最中にピアノの下敷きになり死んでしまったトムが、地獄行きを回避しようと、ジェリーに必死に許しを請う話。最後は夢オチで終わるのだけど、トムもジェリーも彼ららしく輝いてベストの後味。仲良く喧嘩するふたりに、子ども心にも大いにホッとしたのだった。

 そして21世紀に蘇る映画版『トムとジェリー』もまた、これぞトムジェリと言いたくなるふたりが大暴れする。何作も作られたTV版はシリーズ毎にカラーが違う。ふたりが喋ったり喋らなかったり、ふたりの仲が良かったり悪かったり、トムのご主人は次々代わり、画柄もガラリと変わって…と様々なチューンアップを繰り返していたけれど、ここに描かれるのはおそらく、多くの人にとっての最大公約数のトムジェリだ。

 シリーズへの敬意ということか。記憶に残るふたりの喧嘩場面・対決場面が再現されているし、シリーズでお馴染みの動物も続々登場(スパイクの倅であるタイクが出てこないのは寂しい)。だから2Dアニメーションのトムジェリなのだ。

 昨今の流れを考えれば、3Dアニメーションになってもおかしくないところだけれど、トムジェリは昔と変わらず2Dだ。これがトムジェリの本来のイメージを守った上に、懐かしさを誘う。それでいてちゃんと立体的にも見えるのは、作画技術の向上が理由だろう。正しくヴァージョンアップされている。

 問題は人間パート。クロエ・グレース・モレッツやマイケル・ペーニャが登場、セレブカップルの結婚式を成功させるべく奮闘するというストーリー…が用意されるのは良いとして、トムジェリが時に主人公の座から追いやられてしまうところがある。トムジェリがモレッツのアシスタントと化してしまうあたり、イマイチではないか。実写と2Dアニメーションの合成は上手く行っているのだから、もう少し話と魅せ方の工夫があるべきだ。

 それにしても…前から不思議なのだけど、どうしてジェリーが食べるチーズはあんなに美味しそうなのか。ちゅーか、ネズミってチーズ、本当に好きなの?そんな呑気なことを考えられるのもこのシリーズならでは。あ、ちなみに子どもの頃は断然ジェリー派だったけれど、大人になるにつれてトムの良さも分かってくるよね。違う?





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