WORST 2020

2020年 WORST10


1. キャッツ “Cats”
 監督:トム・フーパー
 出演:フランチェスカ・ヘイワード、ジェームズ・コーデン、ジュディ・デンチ
 生身の俳優に猫衣装を纏わせることで気色悪い性的要素が前面に。全く進まない物語や雑な撮影にも閉口。

2. ドクター・ドリトル “Dolittle”
 監督:スティーヴン・ギャガン
 出演:ロバート・ダウニー・ジュニア、ハリー・コレット
 名優がCGと戯れる退屈な画。突然海洋冒険映画と化す支離滅裂な展開。怪獣まで登場して、唖然呆然。

3. グッバイ、リチャード! “The Professor”
 監督:ウェイン・ロバーツ
 出演:ジョニー・デップ、ローズマリー・デウィット、ダニー・ヒューストン
 「良い話」を目指して「どうでも良い話」になる典型例。死期が迫るその現実に胡坐をかき、怠慢を垂れ流すのみ。

4. ソング・トゥ・ソング “Song to Song”
 監督:テレンス・マリック
 出演:マイケル・ファスベンダー、ライアン・ゴズリング、ルーニー・マーラ
 いよいよ自分の世界に入り込む名匠。人生を解体、それを切り貼りする編集について行けず。ヒロイン、面倒臭い。

5. ルーシー・イン・ザ・スカイ “Lucy in the Sky”
 監督:ノア・ホーリー
 出演:ナタリー・ポートマン、ジョン・ハム、ザジー・ビーツ
 新たなる「ブラック・スワン」になり損なったのは、主人公が単なるぷっつん女だから。宇宙を全ての言い訳に使うな。

6. ジュディ 虹の彼方に “Judy”
 監督:ルパート・グールド
 出演:レニー・ゼルウィガー、ジェシー・バックリー、フィン・ウィットロック
 人生が巧く回らないことを他人のせいにして騒ぎ続けるジュディ・ガーランドにうんざり。作り手がそんなに甘やかしてどうする。

7. TENET テネット “Tenet”
 監督:クリストファー・ノーラン
 出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ
 「考えるのではない。感じるんだ」と叫ぶ画が並ぶ割りに、それを拒否する理詰め的なヴィジュアルの嵐。つまらん。

8. もう終わりにしよう。 “I'm Thinking of Ending Things”
 監督:チャーリー・カウフマン
 出演:ジェシー・バックリー、ジェシー・プレモンス、トニ・コレット、デヴィッド・シューリス
 面白くなくはない。けれど、会話が理論重視、可笑しさや怖さよりも堅苦しさが前面に出る。決定的に色気が足りない。

9. 博士と狂人 “The Professor and the Madman”
 監督:P・B・シェムラン
 出演:メル・ギブソン、ショーン・ペン
 よほど原作が気に入ったか、彼方此方手を出し過ぎて、焦点が一向に定まらぬ。そこに俳優の顔のアップの羅列。胃もたれ。

10. デッド・ドント・ダイ “The Dead Don't Die”
 監督:ジム・ジャームッシュ
 出演:ビル・マーレイ、アダム・ドライヴァー、ティルダ・スウィントン
 ジャームッシュがジャームッシュ風にゾンビで遊んでみました…みたいな安易な気配。もっとぶっ飛んでも良かったのでは?



■その他のWORST10選考作品
『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』『マクマホン・ファイル』『ザ・ブック・オブ・ヘンリー』『ポップスター』『ジェクシー! スマホを変えただけなのに』『フェアウェル』



◆WORST ACTOR
★ジェームズ・コーデン(キャッツ)
 ロバート・ダウニー・ジュニア(ドクター・ドリトル)
 ジョニー・デップ(グッバイ、リチャード!)
 ショーン・ペン(博士と狂人)
 ジョン・デヴィッド・ワシントン(TENET テネット)

 一見いかにも「良い人」だし、支持者も相当数いるようなので静かにしていたが、そろそろ我慢できない。コーデンのことだ。誰の心の痛みも分かる、だから僕が世の中をハッピーに染めてあげよう…みたいな胡散臭い善人臭を撒き散らす。自身のショーでやるなら文句も言わないが、それを映画に持ち込んでくれるな。もはや歌い出す度にゾッとする。『ザ・プロム』も酷い。


◆WORST ACTRESS
 ジェニファー・ハドソン(キャッツ)
★ルーニー・マーラ(ソング・トゥ・ソング)
 ナタリー・ポートマン(ルーシー・イン・ザ・スカイ)
 メリル・ストリープ(ザ・プロム)
 レニー・ゼルウィガー(ジュディ 虹の彼方に)

 マーラは容姿に恵まれた女優と言って良いだろう。大半の人が美しいと思うそれだ。そしてその美しさは翳りがある。この翳りを大いに生かした作品が「キャロル」だった。ところが、ここでの彼女はテレンス・マリックの陶酔的演出の数々に揉まれ、翳りを陰気にしか魅せることができない。人をつまらない気分にさせる表情が続くのだ。意外にハマる作品が限られる人なのかもしれない。



【2020年WORST10をふりかえって】
 面白い映画に大作も小品も関係ないのと同様、つまらない映画も大作か小品かは関係ない。メジャー映画でもインディーズ映画でもつまらないものはつまらない。ただ…大スター出演映画が不出来だと、無名役者による失敗作より落胆は大きくなる。ダメなところを大きく見せてしまうのも大スターの証だからだ。期待値が高くなる反動もあるだろう。そんなわけで上位10本、大作も小品も大スター出演作がズラリ。苦痛よ、消え去れ。





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