January 29-31 2021, Weekend

◆1月第5週公開映画BUZZ


“Supernova”
 配給:スタジオ・カナル
 監督:ハリー・マックイーン
 Budget:-
 Weekend Box Office:$93,616(330) zzz...
 OSCAR PLANET Score:82.4 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:コリン・ファース
           助演男優賞:スタンリー・トゥッチ
           編集賞、作曲賞

時の面影 “The Dig”
 配給:Netflix
 監督:サイモン・ストーン
 Budget:-
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:79.5
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:レイフ・ファインズ
           主演女優賞:キャリー・マリガン
           助演男優賞:ジョニー・フリン
           助演女優賞:リリー・ジェームズ
           撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、作曲賞

“The Little Things”
 配給:ワーナー・ブラザース
 監督:ジョン・リー・ハンコック
 Budget:$30,000,000
 Weekend Box Office:$4,700,000(2171)
 OSCAR PLANET Score:53.0
 Oscar Potential:主演男優賞:デンゼル・ワシントン
           助演男優賞:ジャレッド・レト
           助演男優賞:ラミ・マレック
           撮影賞、編集賞、視覚効果賞、録音賞、作曲賞


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 『Supernova』は企画が発表されたときから、LGBTの間で注目をされていたという一品。20年以上に渡るパートナーであるゲイカップルが主人公。片方が認知症と診断され、ふたりが迎える試練を描く。コリン・ファースとスタンリー・トゥッチがカップルに扮するあたりが高い注目度の要因と思われる。そしてそんな期待に応えるように、評価は上々。長く連れ添った恋人ならではの痛みが繊細に綴られる物語。決して避けられない死に関する洞察に優れ、それが巧みに組み込まれる。ファースとトゥッチの奏でる愛の掛け合いも説得力十分だという。現時点では賞レースで目立っていないものの、(ゴールデン・グローブ賞以外では)助演プッシュされるトゥッチの演技賞候補の可能性が最も高いか。なお、興行成績はコロナ禍とは言え、極めて厳しい数字が報告されている。

 今年は毎週新作をリリースすると宣言したNetflixはジョン・プレストンの歴史小説の映画化『時の面影』をリリース。有名なサットン・フー発掘秘話を取り上げた実話物。第二次世界大戦前夜のイギリス、新しい土地に越してきた未亡人がたくさんの塚を発見、アマチュア考古学者の手を借りて発掘する様を描く。批評は好意的見解が圧倒的優勢。美術や衣装の魅力溢れる時代物らしい一作。イギリスの田舎の風景の中で物語とキャラクターが躍動。画面の隅々まで充実した空気が満ちている。レイフ・ファインズとキャリー・マリガンのパフォーマンスも作品に見事に溶け込む。尤も、賞レースBUZZはほとんど盛り上がっておらず、おそらく今後も顔を出すことはないだろう。ただ、マリガンは『Promising Young Woman』で主演女優賞候補が確実視されていて、そのアシストにはなるだろうか。

 『The Little Things』ではデンゼル・ワシントン、ラミ・マレック、そしてジャレッド・レトというオスカー主演男優賞受賞3人の共演が実現した。1990年代カリフォルニア、捜査のためなら規則を破ること厭わない保安官(ワシントン)と、そんな彼を疎ましく思う刑事(マレック)がタッグを組み、LAを恐怖に陥れる連続殺人鬼(レト)を追う。…と、当然期待値は高くなるのだが、残念ながらそれに応えた評価にはなっていない。さすがオスカー俳優たちの競演により決して退屈はしないものの、どこかで見たような場面が並び、目指したはずの新しいスリラー映画には到達していないとのこと。そもそも狙ってないだろうが、賞レースチャンスもない。注目のオープニング興行成績も、このキャストなら700万ドル前後は狙いたかったところだろうが、コロナ禍の合格ラインと言われる400万ドルを70万ドル程超えた付近に留まっている。尤も、配信で同時公開が始まった中での結果なので、決して悪くはない。

※追記。…などと書いていたら、『The Little Things』のレトがゴールデン・グローブ賞候補入りというニュースが入ってきた。何と!さすがゴールデン・グローブ!

※追々記。レトは何とびっくり、アメリカ映画俳優組合賞にまでノミネートされた。本当に今シーズンを代表する演技なのかもしれない…。だとしたらゴールデン・グローブ、からかってゴメンナサイ。





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