December 11-13 2020, Weekend

◆12月第2週公開映画BUZZ


ザ・プロム “The Prom”
 配給:Netflix
 監督:ライアン・マーフィ
 Budget:-
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:61.2
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:ジェームズ・コーデン
           主演女優賞:ジョー・エレン・ペルマン
           主演女優賞:メリル・ストリープ
           助演男優賞:キーガン=マイケル・キー
           助演女優賞:ニコール・キッドマン
           助演女優賞:ケリー・ワシントン
           撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞
           メイキャップ&ヘアスタイリング賞、録音賞、作曲賞、主題歌賞

“Wild Mountain Thyme”
 配給:ブリーカー・ストリート
 監督:ジョン・パトリック・シャンリー
 Budget:5,500,000
 Weekend Box Office:$95,360(450) zzz...
 OSCAR PLANET Score:42.0
 Golden Globe Oscar Potential:エミリー・ブラント
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ジェイミー・ドーナン
           主演女優賞:エミリー・ブラント
           助演男優賞:ジョン・ハム
           助演男優賞:クリストファー・ウォーケン

アイム・ユア・ウーマン “I'm Your Woman”
 配給:アマゾン・スタジオ
 監督:ジュリア・ハート
 Budget:-
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:71.8
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:レイチェル・ブロズナハン
           作曲賞


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 廃れたとは言え、年に一本はミュージカルが公開されるもの。今年はNetflixから『ザ・プロム』が登場。人気ブロードウェイ・ミュージカルの映像化作品になる。作品が失敗し役者生命の危機に立たされた者たちが、一緒にプロムに行くことを禁じられて哀しむ田舎町のレズビアンカップルに目をつけ、彼女たちを利用してイメージ挽回を企てる…。批評家はプロムの楽しさや華やかに溢れた作りに魅了されたようで、好意的見解優勢。華やかなミュージカルナンバーとダンスの数々が有無を言わせることなく高揚感を導く。メリル・ストリープを始めとする俳優たちも楽しそうにその世界観に身を投じている。TVシリーズ「glee/グリー」(09~15年)のイミテーションのようとの声もあるが、それは監督が「glee」を手掛けたライアン・マーフィであることを考えれば、不思議ではないかもしれない。賞レースではどうか。賞レヴェルの評価とは言い難いものの、ストリープの主演女優賞や技術部門でチャンスはあるのではないか。ミュージカル/コメディ部門が用意されたゴールデン・グローブ賞では大いに期待して良い?

 ジョン・パトリック・シャンリーが自ら手掛けた舞台劇を映画化。『Wild Mountain Thyme』がその作品。アイルランドの農場を舞台に、そこで真面目に働く独身青年と近所に住む幼馴染の女の恋模様を描くロマンティック・ドラマになる。評価はイマイチ。古臭いと言って良い物語は活気づかず、描き込み不足な登場人物は奇妙なアクセントで浅いセリフを交わすのみ。せっかくエミリー・ブラントを始めとする強力キャストが起用されているのに、活かされているとは言い難いという。オスカーは無理でもゴールデン・グローブ賞候補は狙いたかったところだが、この判定では実現は難しいだろう(敢えてチャンスが消えていないとするなら、ブラントの可能性はゼロではないかもしれない)。興行的にもコロナ禍とは言え、厳しい数字が報告されている。

 日本でも配信が始まった『アイム・ユア・ウーマン』もリリース。犯罪組織で働く夫が命を狙われたことをきっかけに逃亡生活を余儀なくされる主婦の物語。逃亡生活の中でヒロインはある女と親密な関係になる模様。批評は上々。磨かれた脚本とその魅力を最大限に生かすジュリア・ハートの演出力。そしてヒロインの心象を魅力的に語り掛けるレイチェル・ブロズナハンの主演パフォーマンス。この2点を中心にした賛辞が大量に出ていて、これは今年を代表するインディーズ映画と言って良いレヴェル。インディペンデント・スピリット賞で目に留められる可能性が大いにあるだろう。各批評家賞での善戦も期待して良いかもしれない。ただ、オスカーに絡むには小品が過ぎるだろうか。





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