December 4-6 2020, Weekend
◆12月第1週公開映画BUZZ
ノマドランド “Nomadland”
配給:サーチライト
監督:ジョエル・クロフォード
Budget:$6,000,000
Weekend Box Office:-
OSCAR PLANET Score:96.1 BIG WAVE!!!
Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
主演女優賞:フランシス・マクドーマンド
助演男優賞:デヴィッド・ストラザーン
撮影賞、編集賞、録音賞、作曲賞
ノマドランド “Nomadland”
配給:サーチライト
監督:ジョエル・クロフォード
Budget:$6,000,000
Weekend Box Office:-
OSCAR PLANET Score:96.1 BIG WAVE!!!
Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
主演女優賞:フランシス・マクドーマンド
助演男優賞:デヴィッド・ストラザーン
撮影賞、編集賞、録音賞、作曲賞
“Love, Weddings & Other Disasters”
配給:サバン・フィルムズ
監督:デニス・デューガン
Budget:-
Weekend Box Office:-
OSCAR PLANET Score:13.6 BIG BOMB!!!
Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
主演男優賞:ジェレミー・アイアンズ
主演女優賞:ダイアン・キートン
※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。
※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。
【総括】
今年コロナ禍で開かれたヴェネチア映画祭の頂点に立ったのはクロエ・ジャオ監督による『ノマドランド』だった。ジェシカ・ブルーダーのノンフィクションをベースに敷いた人間ドラマ。リーマンショックで全てを失った60代の女性が、過酷な遊牧民(ノマド)としての生活に身を投じていく様を描くもの。ジャオは前作「ザ・ライダー」(17年)で素晴らしい評価を獲得しているのだが、今回はそれを上回る大絶賛の嵐を巻き起こしている。現代社会で軽んじられる傾向にあるノマドの生活を繊細に詩的に描写、ほとんど裸の状態のまま、生きることについて己に問い掛け続ける女の旅路が美しく切り取られていく。ヒロインを演じるフランシス・マクドーマンドは新たな超一級パフォーマンスを披露、胸に焼きついて離れない女性像を見事に体現しているとのこと。この賛辞はオスカーという大舞台でも十分戦えるレヴェルと言って良く(と言うか、今シーズンこれ以上の賛辞を受ける作品は出てこないと思われる)、となると主要部門エントリーが大いに期待できる。作品賞と主演女優賞(マクドーマンド)ノミネートは確実、監督賞(ジャオ)も当確ゾーンに近づいている。もしかするとデヴィッド・ストラザーンの助演男優賞候補もあるかもしれない。『Mank マンク』を撃ち落としてオスカーの主役となれるか、注目される。

配給:サバン・フィルムズ
監督:デニス・デューガン
Budget:-
Weekend Box Office:-
OSCAR PLANET Score:13.6 BIG BOMB!!!
Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
主演男優賞:ジェレミー・アイアンズ
主演女優賞:ダイアン・キートン
※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。
※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。
【総括】
今年コロナ禍で開かれたヴェネチア映画祭の頂点に立ったのはクロエ・ジャオ監督による『ノマドランド』だった。ジェシカ・ブルーダーのノンフィクションをベースに敷いた人間ドラマ。リーマンショックで全てを失った60代の女性が、過酷な遊牧民(ノマド)としての生活に身を投じていく様を描くもの。ジャオは前作「ザ・ライダー」(17年)で素晴らしい評価を獲得しているのだが、今回はそれを上回る大絶賛の嵐を巻き起こしている。現代社会で軽んじられる傾向にあるノマドの生活を繊細に詩的に描写、ほとんど裸の状態のまま、生きることについて己に問い掛け続ける女の旅路が美しく切り取られていく。ヒロインを演じるフランシス・マクドーマンドは新たな超一級パフォーマンスを披露、胸に焼きついて離れない女性像を見事に体現しているとのこと。この賛辞はオスカーという大舞台でも十分戦えるレヴェルと言って良く(と言うか、今シーズンこれ以上の賛辞を受ける作品は出てこないと思われる)、となると主要部門エントリーが大いに期待できる。作品賞と主演女優賞(マクドーマンド)ノミネートは確実、監督賞(ジャオ)も当確ゾーンに近づいている。もしかするとデヴィッド・ストラザーンの助演男優賞候補もあるかもしれない。『Mank マンク』を撃ち落としてオスカーの主役となれるか、注目される。
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