好きだった君へ:P.S.まだ大好きです

好きだった君へ:P.S.まだ大好きです “To All the Boys: P.S. I Still Love You”

監督:マイケル・フィモナリ

出演:ラナ・コンドル、ノア・センティネオ、ジョーダン・フィッシャー、
   ジャネル・パリッシュ、アナ・キャスカート、トレッツォ・マホロ、
   マデリン・アーサー、エミリヤ・バラナック、ジョン・コーベット、
   ケルシー・マウェマ、ロス・バトラー、ホランド・テイラー

評価:★★




 あぁ、これが人気者になるということなのか。何に驚くってヒロインを演じるラナ・コンドルの垢抜け方に驚く。「人に見られる」ことで磨かれるというのは、コンドルに限ったことじゃなく、映画界はもちろん一般の世界でも良く見られる現象だ。コンドルの場合、たっぷり盛った睫毛を中心に化粧を覚えただけという気がするものの(ケバくなったとも言う)、それでも一作目(18年)のときとは輝き方が段違いだ。多分、自分への自信もプラスに働いている。

 尤も、『好きだった君へ:P.S.まだ大好きです』の主役カップルのいちゃこき方に大した進歩はない。相手役のノア・センティネオが相変わらずチープな東出昌大って感じなのも大きいけれど、初デート、別れ際に家の前でキスすることにドキドキするぐらいの年齢だから仕方ない。いちゃこきはキスのシチュエーションを変えて何度もなされる。それだけかよ!...って突っ込むのは、もはや老化まっしぐらの年代かもしれない。

 それだから喧嘩の理由も他愛ないこと!ピザを他の男に買ってこさせただとか、他の男に彼氏がいることを黙ってただとか、アメフトの試合にはユニフォームを着て応援に来て欲しいだとか、贈った詩が自作じゃなかったとか、元彼女と抱き合ってただとか…あ、最後の方はやっぱり深刻か。どっちでもいいか。どうせ誤解に決まってるんだから。

 もし一作目とは違う印象を焼きつけたいのであれば、セックスに関する問題に突っ込んでも良かった。すっかり設定が忘れ去られているものの、父親は産婦人科医なのだ。老人ホームでのボランティアも何のために用意したのかさっぱり分からない。コンドルが昔好きだった男を新登場させても、端から捨て駒感ありあり。三角関係が成立しないのだ。

 それに新キャラクターを演じるジョーダン・フィッシャーが、センティネオに負けず劣らずチープな空気を纏っているのが、なんだかなー。センティネオが気圧されるぐらいのイイオトコを用意しても良かったのではないか。おかげでコンドルがフィッシャーを利用してセンティネオとの関係を深めている印象すらある。父親の恋なんて描く暇があるのなら、どうとでもできたはずだ。

 胸に残る場面が全然ないのは大問題だ。敢えて挙げるなら、雪が積もった庭で唇を重ねる場面になるだろうか。あぁ、でもこのときコンドルの相手はセンティネオじゃなくフィッシャーなのだ。オー・マイ・ゴッド。その後ヒロインが、他の男とキスしなくちゃ分からないこともあるのよ、と声をかけられるのに苦笑い。ママゴトの中に急に大人の意見が入り込む。あ、でもそれをコンドルがセンティネオに言わないのは狡いんじゃないの?





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