February 14-16 2020, Weekend

◆2月第2週公開映画BUZZ


“Downhill”
 配給:サーチライト
 監督:ジム・ラッシュ、ナット・ファクソン
 Budget:-
 Weekend Box Office:$4,622,018(2301) zzz...
 OSCAR PLANET Score:46.5
 Oscar Potential:主演男優賞:ウィル・フェレル
           主演女優賞:ジュリア・ルイス=ドレイファス
           助演女優賞:ミランダ・オットー

ソニック・ザ・ムービー “Sonic the Hedgehog”
 配給:パラマウント
 監督:ジェフ・ファウラー
 Budget:$95,000,000
 Weekend Box Office:$58,018,348(4167) Great!
 OSCAR PLANET Score:55.3
 Oscar Potential:視覚効果賞、アニメーション映画賞

“Fantasy Island”
 配給:コロンビア
 監督:ジェフ・ワドロウ
 Budget:$7,000,000
 Weekend Box Office:$12,310,420(2784) Good!
 OSCAR PLANET Score:17.9 BIG BOMB!!!
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞

“The Photograph”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:ステラ・メギー
 Budget:$16,000,000
 Weekend Box Office:$12,181,865(2516) Good!
 OSCAR PLANET Score:71.8
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ラキース・スタンフォード
           主演女優賞:イッサ・レイ
           作曲賞

“Ordinary Love”
 配給:ブリーカー・ストリート
 監督:リサ・バロス・ドゥザ、グレン・レイバーン
 Budget:-
 Weekend Box Office:$23,564(3)
 OSCAR PLANET Score:82.8 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:リーアム・ニーソン
           主演女優賞:レスリー・マンヴィル
           作曲賞


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 『Downhill』はスウェーデン映画「フレンチアルプスで起きたこと」(14年)をハリウッドリメイクしたもの。家族旅行先のアルプスで雪崩に遭遇した家族が、そのとき父親が取った行動により、その関係を揺るがせていく様を描く。オリジナルを知る者からするとウィル・フェレルの主演はミスキャストにしか思えないのだが、果たして出来映えはどうか。批評は酷評とは言わないまでも、オリジナルの面白さが消失してしまったと嘆くものが大半を占めている。フェレルやジュリア・ルイス=ドレイファスは最善を尽くしているものの、独特の居心地の悪さや気まずさ、そこから生まれる可笑しみに充実感は感じられないという。作られるべきではなかったリメイクというのが結論か。オリジナルは賞レースでも存在感を発揮していたが、今回は公開時期を考えても、配給会社は端から期待していないだろう。興行的にも無惨な数字が報告されている。

 セガの人気VIDEOゲームが映画化された。その『ソニック・ザ・ムービー』は宇宙からやって来たハリネズミのソニックが人間の保安官とタッグを組み、悪と戦う冒険に乗り出す様を描く。元々昨秋の公開が予定されていたが、先に公開されたソニックのデザインが不評、それを受けたやり直し作業があったため公開が遅れることになった。一度悪評が出るとそれを覆すのは難しいものだが、生まれ変わったソニックは意外にも好意的見解優勢。ゲームファンを納得させる可愛らしいそれに仕上がっているとのこと。また、話の方も家族で楽しむに最適のそれ。悪役で登場のジム・キャリーは久しぶりに存分に存在感を発揮しているという。尤も、絶賛というわけではなく、欠点を指摘しながらのそれが目立っている。賞レース参戦もないだろう。ただし、興行的には注目すべき立ち上がりを見せている。祝日効果もあるだろうが、続編製作が可能な充実のオープニング。「名探偵ピカチュウ」(19年)に続く実写アニメーション合成映画の成功により、今後このジャンルの製作が増えるかもしれない。

 『Fantasy Island』は1978年から84年にかけて放送された人気TVシリーズの映画化。孤島にあるトロピカルリゾートが悪夢の地へ変容、ゲストたちは脱出を試みるが…。批評は最悪。理想郷のダークな側面を炙り出す物語は味気なく、サスペンスはないに等しい温いレヴェル。役者たちへの言及も全く目立たない。ラジー賞に引っ掛かったならば良い方ではないか。ただ、ある程度の知名度ある題材ゆえか、興行的には悪くはない出足を切っている(低予算なので既に黒字興行)。

 ヴァレンタインデーを意識して封切られたと思われるのがロマンス映画『The Photograph』。有名写真家の女性とジャーナリストの恋模様を過去と現在を絡めながら描き出す。批評家の反応は上々で、決して新しいものを見せる恋愛映画ではないものの魅惑的なヴィジュアルと胸を打つ物語のコンビネーションが強力。ラキース・スタンフィールドとイッサ・レイによる燃え滾るようなケミストリーも特筆に値するという。賞レースに絡むタイプの映画はないかもしれないが、アフリカ系を対象にした映画賞では存在感を発揮するかもしれない。また、興行的にも製作費に見合ったまずまずのスタート。恋愛映画は興行に結びつき難いからか、最近はめっきり製作が減っているが、ある程度の結果を残したと言って良い。主演のふたりはスターパワーを微増させるかもしれない。

 英国からは『Ordinary Love』が登場。妻の乳癌が発覚、一緒に乗り切ろうとする熟年夫婦を、リーアム・ニーソンとレスリー・マンヴィルの共演で描き出す。本国では昨年に公開され既に好評を博していたのだが、アメリカ公開に当たっても同様に温かい反応が目立つ。高評価の最大の要因はニーソンとマンヴィルの強力パフォーマンス。悲痛な難病映画の枠を飛び越えて、充実の人間ドラマやラヴストーリーも浮かび上がっているという。公開時期を考えると賞レース参戦は厳しいが、批評家賞で目に留められる可能性はあるかもしれない。ただ、興行成績を見ると、その実現は低いと見るのが妥当。





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