ジョン・ウィック パラベラム

ジョン・ウィック パラベラム “John Wick: Chapter 3 - Parabellum”

監督:チャド・スタエルスキ

出演:キアヌ・リーヴス、ハル・ベリー、
   イアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーン、
   マーク・ダカスコス、エイジア・ケイト・ディロン、
   ランス・レディック、アンジェリカ・ヒューストン

評価:★★★




 『ジョン・ウィック パラベラム』は二作目(17年)の直後から始まる。つまりジョン・ウィック=キアヌ・リーヴスはいきなり満身創痍の状態で登場する。掟を破ったことで1,400万ドルもの懸賞金をかけられたジョンは、「殺し屋天国」なこの世界で生き延びることができるだろうか。全く持ってシンプルなプロットが良い。チャド・スタエルスキはその代わりに、カラフルな味付けを試みる。

 アクションがいちいち面白いったらないのだ。銃や車を使ったアクションで画面を勢いづかせたものとはまた違った、ユニークなそれが次々登場。何せホレ、基本、ジョンは逃げるばかりだから、アクションが単調に見えてしまっては、抑揚のないのっぺらぼうな印象しか残さない危険さえあったはずだ。

 図書館での格闘が戦いの始まりを告げるベルとなる。ここでは厚めの本を使った戦いが繰り広げられるのだけれど、その後それに倣ったかどのバトルも、キーワードを儲けたかのように目を引くアイテムが使われる。ナイフ、馬、バイク、ガラスケース…。臨機応変に戦い方を変える主人公は、だからこそ最強の殺し屋だと恐れられるのだ。個人的には馬を使ったアクションに大笑い。馬蹴り、サイコー。

 もちろん銃を使ったアクションも期待を裏切らない。前述のサブアイテムを引き立て役に、銃を的確に発射、襲い来る敵を着実に仕留めていく。この際、注目したいのは銃弾が闇雲に放たれることが一切ない点だ。一発で仕留めるのが基本。連射したとしたら、それは一発では仕留められない場合だけ。殺し屋ワールド独特の掟がますます輝くこともあり、無駄のない動きが、ジョン・ウィックその人の神話性を高めていく。

 もちろんリーヴスでなければならない。相変わらずの髭面こそ汚らしいだけにしか見えないものの、振り付きアクションに重みをつけてスピードを加速させていくあたり、なるほどこれは当たり役だ。残虐な行為も多いのに後を引きずらないのはリーヴスのライトなパーソナリティが効いているからだろうし、物語全体が深刻の沼にハマらないのもリーヴスの掴みどころのない存在感によるところが大きい。

 ただし、そのリーヴスもモロッコに飛んだときはお株を楽しく奪われる。ハル・ベリーが登場し、大変なインパクトを残すのだ。リーヴス同様、振り付きアクションを華麗にこなすのはもちろん、二頭のシェパード犬がそれに絡むのに注目だ。シェパードたちはベリーの指示に忠実に従い、敵を翻弄、リーヴスをサポート、さらには画面に抑揚をつける。リーヴスの愛犬ピットブルもバトルに参加すれば良いのに…なんてついポロリ。





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