November 29-1 2019, Weekend

◆11月第5週公開映画BUZZ


2人のローマ教皇 “The Two Popes”
 配給:Netflix
 監督:フェルナンド・メイレレス
 Budget:-
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:83.2 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞監督賞脚色賞
           主演男優賞:ジョナサン・プライス
           助演男優賞:アンソニー・ホプキンス
           撮影賞、編集賞美術賞衣装デザイン賞メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           録音賞、音響効果賞、作曲賞

“Queen & Slim”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:メリーナ・マツーカス
 Budget:$20,000,000
 Weekend Box Office:$11,890,490(1690)
 OSCAR PLANET Score:79.5
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ダニエル・カルーヤ
           主演女優賞:ジョディ・ターナー=スミス
           撮影賞、編集賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞

ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密 “Knives Out”
 配給:ライオンズゲイト
 監督:ライアン・ジョンソン
 Budget:$40,000,000
 Weekend Box Office:$26,769,548(3461) Good!
 OSCAR PLANET Score:90.4 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           助演男優賞:ダニエル・クレイグ
           助演男優賞:クリス・エヴァンス
           助演男優賞:ドン・ジョンソン
           助演男優賞:クリストファー・プラマー
           助演男優賞:マイケル・シャノン
           助演男優賞:ラキース・スタンフィールド
           助演女優賞:アナ・デ・アルマス
           助演女優賞:トニ・コレット
           助演女優賞:ジェイミー・リー・カーティス
           撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           録音賞、音響効果賞、作曲賞


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 今年のNetflixは絶好調。賞レース参戦が確実視される作品をどこのスタジオよりも多数抱えているが、『2人のローマ教皇』もその一本。2012年、ローマ教皇ベネディクト16世と次期教皇ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿が対立しながらも、対話を通じて互いを理解し合っていく様を描く。つまりカトリック教会のトップを描き出すわけで、非常にデリケートな題材と言えるのかもしれない。…が、フェルナンド・メイレレス監督はその難題を見事クリア、誰もが楽しめるコメディ・ドラマに仕上げていると大絶賛されているから頼もしい。勝利の最大の立役者は主演を務めるジョナサン・プライスとアンソニー・ホプキンス。ふたりが完璧に役柄にハマり、かつその掛け合いが生み出すケミストリーは愉快にしてドラマティック。組織のリーダーのあるべき姿をこれ以上ない説得力で演じているとのこと。メイレレスは彼らを輝かせながら、現代宗教の構造を見事に整理、コメディとしてもドラマとしても充実の成果を上げているという。賞レースでは作品賞や演技賞等で善戦が大いに期待される。混戦の監督賞でメイレレスが候補入りすれば、完璧な勝利と言えるだろう。果たして…。

 AFI映画祭でプレミアを迎えたばかりの『Queen & Slim』は、間髪入れずそのまま劇場公開へ。初デートのとき思いがけず警察官を殺してしまったアフリカ系カップルがキューバへの逃避行を試みるが…。新たなる「俺たちに明日はない」(67年)だとの声も挙がっている作品だが、批評家はその枠に留まらない魅力を大いに讃えている。スタイリッシュな映像、挑発的なストーリー、パワフルな演技…時代を反映させながら展開される逃避行は魅力たっぷりで、男と女を演じるダニエル・カルーヤとジョディ・ターナー=スミスは輝いているという。その掴みどころのない作りは賞向きではないと言われているが、批評家賞で拾われれば、オスカー参戦が見えてくるかもしれない(とりわけターナー=スミスの主演女優賞サプライズ候補が期待されているか)。興行的には派手さに欠ける立ち上がりではあるが、製作費は無事回収できるはず。

 今年のトロント映画祭で大熱狂を巻き起こした『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』がいよいよ公開になる。ニューヨーク郊外の豪邸、家族が集まる中世界的に有名な老ミステリー作家が殺害され、名探偵ブノワ・ブランがその謎を解き明かすのだが…。ドナルド・トランプ時代を強く反映させながら、アガサ・クリスティへのオマージュがたっぷり感じられ、これぞ娯楽映画と言いたくなる楽しさに溢れているというのが大多数の批評家の意見。クセモノスターたちが次々登場するアンサンブルを手際良く見せるライアン・ジョンソンの演出は華麗そのもので、金と殺人が絡んだミステリーも極上の味わいを残す。エンターテイメント性たっぷりの内容ゆえに賞レース参戦は厳しいというのが大方の見方だが、コメディ/ミュージカル部門が設けられているゴールデン・グローブ賞では作品賞や主演男優賞(ダニエル・クレイグ)が狙えるのではないか。また、興行的にも感謝祭を利用してスタートダッシュに成功。既に製作費を回収、メガヒットへの発展が見えてきた。





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