ワイルド・スピード スーパーコンボ

ワイルド・スピード スーパーコンボ “Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw”

監督:デヴィッド・リーチ

出演:ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサム、イドリス・エルバ、
   ヴァネッサ・カービー、ヘレン・ミレン、エイザ・ゴンザレス、
   ライアン・レイノルズ、ケヴィン・ハート、
   クリフ・カーティス、エディ・マーサン

評価:★★★




 いや、だから、「ワイルド・スピード」シリーズ最大の謎はジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウの扱いだ。ヤツはヴィン・ディーゼル演じるドミニク・トレット ファミリーのひとりを無惨に殺害した人物なのだ。何故いつの間にかファミリー面をしているのだ。仲間との絆、なんてものをテーマに掲げておいて、これはないだろう。『ワイルド・スピード スーパーコンボ』でヤツは、ドウェイン・ジョンソン演じるルーク・ホブスと共に、スピンオフとは言え、主役に躍り出る。正気か!

 もしかしてその懺悔の意味合いが込められた作品か…などと予想してみるものの、気持ち良くそれは無視される。でもまあ、確かにそれを忘れれば、ジョンソンとステイサム、タイプの違う二大アクションハゲのコンビネーションは楽しいのだ。ジョンソンがパワー重視の豪快技をキメれば、ステイサムはスポーティで華麗な高速技で勝負する。もちろんふたりは反りが合わず、顔を合わせれば丁々発止の掛け合いになる。仲良く喧嘩しながら事件解決。基本だ。

 ただ、ふたりに平等に見せ場を作る気遣いが画面からありありと感じられるのはどうなのか。計ったわけではないものの、ほとんどふたりの出演時間は同じくらいで、どちらかに見せ場があると、必ず次はもう一方に見せ場が用意される。だからふたりを繋ぐヒロインは、ステイサムの妹で、かつジョンソンと良い仲になるという、ちょうど二大ハゲの間に立つというポジションを決して崩さない。いやー、ほんと正確に出演時間、計ってみたいね。

 ただし、このヒロインが、二大ハゲに負けず劣らずの大活躍を見せるのは讃えて良い。ヴァネッサ・カービーという名のこの女優、レディー・ガガに似ているだけではない。身体が良く動き、場面によっては主役ふたりを喰ってしまうスマートな動きを見せる。男たちの影に隠れることを良しとせず、アクティヴな動きで物語を活気づける存在だ。

 それに比べると、悪役のイドリス・エルバは割を喰った感。AIを味方につけた人造人間のような悪役で、スーパーマンが引き合いに出されるものの、それよりはアイアンマンが近い。アクションはCGに頼ったものが大半で、せっかくエルバを配しているのにスケール感不足は否めない。二大ハゲと対決するのだ。生身の身体(と知性)を活かした役柄にするべきだった。

 クライマックスのアクションはホブスの故郷という設定でサモアで繰り広げられる。これは最高。時間も天候も無茶苦茶に変わる大地(故意の演出、なんでしょう?)で、銃で闘うのは卑怯だとお達しがあり、肉弾戦が繰り広げられる。この際、サモア製トラックとヘリコプターが絡むアクションがあり、これが大笑い必至の不敵さで、あぁ、なるほど「ワイルド・スピード」シリーズだと思わされる。ちょっと一作目(01年)の頃を思い出したりして…。





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