チャイルド・プレイ

チャイルド・プレイ “Child's Play”

監督:ラース・クレヴバーグ

出演:オーブリー・プラザ、ガブリエル・ベイトマン、
   ブライアン・タイリー・ヘンリー、ビアトリス・キットソス、
   タイ・コンシーリョ、デヴィッド・ルイス、
   カーリース・バーク、マーロン・カザーディ

声の出演:マーク・ハミル

評価:★★




 21世紀に蘇るにあたり、殺人人形チャッキーは考えた。昨今のホラー映画界はアナベルちゃん人形の勢いがスゴイ。ヤツに太刀打ちするには何か新しい売りがなくては…。そうだ、僕はAI人形になろう。ネット社会に見合ったハイテクドールになるんだ!アナベルちゃん、敗れたり!

 …と言うわけで、チャッキーはスマホを繋げて起動、主と話ができて、様々な言語や行動パターンを学習する賢い人形として現れる。これが…意外や意外、悪くないのだ。手作りの古めかしさこそが楽しいのに…なんて最初は思うものの、スマートスピーカーよろしく、手近な機械を操りながら、チャッキーは伸び伸び楽しそうだ。もちろん片手にナイフを持つのは忘れていないしね。

 不良品設定もそこそこ機能している。不幸な出生により邪悪な心を持って生まれたチャッキー。彼が最初から最後まで一貫して欲するのは友達というやつで、主アンディ少年への歪んだ友情が血塗れ空間を創造していく過程には、なかなかの凄みがある。ホレ、友情って現実世界でもあやふやで厄介だもの。チャッキーの哀れに詩情あり、だ。

 まあ、その分、カラッと陽気なユーモアは抑えめになったかもしれない。思わず吹き出してしまう不謹慎ギャグもあるものの(秀逸なのは生皮プレゼントの件)、基本はチャッキーが酷く深刻に暴走するので、生々しさが必要以上に前面に出た殺戮場面が続く。笑いの調味料の効きが悪い。

 それから人間キャラクターの動かし方も勿体無い。アンディ少年の人間の友達一同が務めるアクションが一面的だし、警官母息子の役回りにも疑問あり。友達一同は上手く動かせば青春ホラーの味が出たはずだし、警官母息子を襲う不条理はご都合主義に支配された感。

 しかーし!いちばんイチャモンをつけたいのは…、チャッキーの容姿が全く持ってただの一ミリも可愛らしくないところだ!アナベルちゃんに対抗したのか、最初から金槌で2、3回殴られたように平凡なデザイン。怖さに直結しないばかりか、中途半端過ぎてアレコレ言う気分にすらなれないそれなのだ。アンディの母に扮したオーブリー・プラザの方が、いっそ普通にしていても美しく怖い。チャッキー、戦わずしてプラザに完敗だ。アーメン。





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