October 11-13 2019, Weekend

◆10月第2週公開映画BUZZ


パラサイト 半地下の家族 “Parasite”
 配給:ネオン
 監督:ポン・ジュノ
 Budget:$11,000,000
 Weekend Box Office:$384,216(3) Great!
 OSCAR PLANET Score:97.5 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演(助演?)男優賞:ソン・ガンホ
           撮影賞編集賞、美術賞、衣装デザイン賞
           録音賞、音響効果賞、作曲賞
           国際長編映画賞

ジェミニマン “Gemini Man”
 配給:パラマウント
 監督:アン・リー
 Budget:$138,000,000
 Weekend Box Office:$20,552,372(3642) zzz...
 OSCAR PLANET Score:36.1
 Oscar Potential:視覚効果賞、録音賞、音響効果賞
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演女優賞:ウィル・スミス
           助演男優賞:クライヴ・オーウェン
           助演女優賞:メアリー・エリザベス・ウィンステッド

“The Addams Family”
 配給:MGM
 監督:コンラッド・ヴァーノン、グレッグ・ティアナン
 Budget:$40,000,000
 Weekend Box Office:$30,300,007(4007) Good!
 OSCAR PLANET Score:44.2
 Oscar Potential:アニメーション映画賞

キング “The King”
 配給:Netflix
 監督:デヴィッド・ミショッド
 Budget:-
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:67.7
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:ティモシー・シャラメ
           助演男優賞:ジョエル・エドガートン
           助演男優賞:ショーン・ハリス
           助演男優賞:ベン・メンデルソーン
           助演男優賞:ロバート・パティンソン
           助演女優賞:リリー=ローズ・デップ
           助演女優賞:トーマサイン・マッケンジー
           撮影賞、編集賞、美術賞衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           録音賞、音響効果賞、作曲賞

“Jexi”
 配給:CBSフィルムズ、ライオンズゲイト
 監督:ジョン・ルーカス、スコット・ムーア
 Budget:$5,000,000
 Weekend Box Office:$3,106,730(2332) zzz...
 OSCAR PLANET Score:31.4 BIG BOMB!!!
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:アダム・ディヴァイン
           助演女優賞:ローズ・バーン


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 今年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞。その後も各映画祭で賛辞が鳴りやまない韓国映画『パラサイト 半地下の家族』がいよいよアメリカ公開。手掛けたのは韓国を代表するフィルムメイカーにのし上がったと言っても過言ではないポン・ジュノ。全員失業中の家族が富豪一家の住む大豪邸に潜り込んだことから起きる悲喜劇を描く。アメリカの批評家も手放しで褒め讃えたものが圧倒的大多数。先の読めないストーリー。ジャンル分け不可能なテイスト(コメディタッチで始まりながら、徐々にその様相が変わって行く)。現代社会の辛辣かつタイムリーな風刺。ソン・ガンホを始めとするキャストのパーフェクト・パフォーマンス。芸術性にも娯楽的にも抜きん出た傑作であり、作品を完璧にコントロールする監督を讃える声が方々から聞こえてくる。もしかするとここまでの評価を獲得した韓国映画は初めてなのではないかと思える熱狂ぶりであり、当然賞レース参戦に期待がかかる。国際長編映画賞(候補に挙がれば、韓国映画として初)はもちろん、本戦でも十分戦えるのではないかとの見方が出ている。“2019年の「ROMA ローマ」”になれるかどうか、要注目。なお、興行的にも限定公開で猛烈な出足を記録、拡大公開の成功も大いに期待できるのではないか。

 『ジェミニマン』はアン・リー監督とウィル・スミスがタッグを組むという異色アクション。ヴェテラン凄腕スナイパーが若い頃の自分のクローンと対決、同時進行で国家を巻き込んだ巨大な陰謀も描かれる。スミスが一人二役を務めるのが話題のSFなのだが、批評は渋い顔をしたものが大半。SFらしく視覚効果を用いたヴィジュアルの描き込みは素晴らしく、スミスもそれに応える健闘を見せるものの、肝心の物語は劣悪そのもので、娯楽作とは思えないイライラを誘うところが非常に多いのだという。完全否定した評は少ないのだが、大スター、スミス主演作ということを考慮すると、ラジー賞への警戒が必要なのではないか。興行的にも莫大は製作費に見合わない冴えないオープニングを迎えている。

 日本では映画版(91、93年)が有名なアダムス一家が帰ってくる。元々はチャールズ・アダムスの一コマ漫画。近年はミュージカル化されて、いよいよアメリカの国民的一家の趣。丘の上に建つ洋館に住むのはお化け一家のアダムス・ファミリー。彼らが巻き起こす騒動を描くのがMGM製アニメーション『The Addams Family』になる。…というわけで期待値は低くなかったが、残念、評価は伸びていない。次々登場する個性的なキャラクターを美しい画と魅力的な声で映像化するも、お馴染みの世界観に新風を吹かせることはできず。基本的に何でもありのアニメーションの世界では、ユニークなキャラクターたちが普通に見えてしまうという。興行的にもハロウィンシーズンを狙った完璧なタイミングだったのにも拘らず、平凡な週末成績(ハロウィン前にどこまで巻き返せるか)。アニメーション映画賞レースからは後退へ。

 ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映されたNetflix映画『キング』が公開へ。ウィリアム・シェイクスピアの「ヘンリー五世」を新解釈で映画化したもので、父を亡くした青年ハル(後のヘンリー五世)が王として成長していく過程を描く。ハルを演じるのは躍進著しいティモシー・シャラメ、脇にも実力派が揃えられている。評価は悪くはないといったところで、概ね好評なのが原作の持つ圧倒的磁力とシャラメを始めとするキャストのパフォーマンス。ただ、それを持ってしても、胸に残る場面は多くないと落胆を隠さない評も目立っている。賞レース参戦があるとするなら美術賞、衣装デザイン賞だろうか。





ブログパーツ

スポンサーサイト



テーマ : 映画情報
ジャンル : 映画

プロフィール

Author:Yoshi
Planet Board(掲示板)

旧FILM PLANET

OSCAR PLANET




since April 4, 2000

バナー
FILM PLANET バナー

人気ページ<月別>
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
最新トラックバック
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Friends
福☆こもろ