September 27-29 2019, Weekend

◆9月第4週公開映画BUZZ


“Judy”
 配給:ロードサイド・アトラクションズ
 監督:ルパート・グールド
 Budget:-
 Weekend Box Office:$2,910,160(461)
 OSCAR PLANET Score:75.5
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演女優賞:レニー・ゼルウィガー
           助演男優賞:ルーファス・シーウェル
           助演男優賞:フィン・ウィットロック
           撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           録音賞音響効果賞、作曲賞

“Abominable”
 配給:ドリームワークス、ユニヴァーサル
 監督:ジル・カルトン、トッド・ウィルダーマン
 Budget:$75,000,000
 Weekend Box Office:$20,612,100(4242)
 OSCAR PLANET Score:71.2
 Oscar Potential:アニメーション映画賞

ザ・ランドロマット パナマ文書流出 “The Laundromat”
 配給:Netflix
 監督:スティーヴン・ソダーバーグ
 Budget:-
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:50.0
 Oscar Potential:主演(助演)女優賞:メリル・ストリープ
           助演男優賞:アントニオ・バンデラス
           助演男優賞:ゲイリー・オールドマン
           助演女優賞:シャロン・ストーン


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 今年のテルライド映画祭を騒然とさせたのはレニー・ゼルウィガーだった。近年は女優としての目立った活躍はなく、それどころか顔の整形云々に対するゴシップでの話題ばかりが先行していたゼルウィガーが、ハリウッド伝説の大スター、ジュディ・ガーランドの晩年に焦点を当てた伝記『Judy』に主演、その圧倒的パフォーマンスが大喝采を巻き起こした。映画は1968年、ガーランド最後のコンサートとなったロンドンでのクリスマスライヴに向けての物語。実を言うと、話や演出自体の評価はそれほど伸びていない。ありきたりの伝記の域を出ていないという声も大きい。ただ、それを完璧にカヴァーするのがゼルウィガーで、ほとんど女優生命を賭けたのではないかと思われる鬼気迫るパフォーマンスに目が釘付けになること間違いなし。それはゼルウィガー史上最高の評価と言って良いもので、既に主演女優賞レースの終わりを確信する声もちらほら。…とそう、オスカーはまずはゼルウィガーの候補入りまでは間違いないと思われる(現時点での最大のライヴァルは『マリッジ・ストーリー』のスカーレット・ヨハンソンか)。メイキャップ&ヘアスタイリング賞での健闘も期待できるかもしれない。問題は興行成績で、中規模公開とは言え、ゼルウィガー復活を祝うには鈍い出足と言える(悪くはない)。賞レースに影響を与えなければ良いが…。

 『Abominable』はドリームワークスアニメーションだが、中国資本が入っているのがポイント。研究所を脱走したイエティと彼と共にヒマラヤを目指す少女の冒険を描く。近年は「ヒックとドラゴン」「ボス・ベイビー」が看板作になっているドリームワークスだが、本作はどうやらそれに続く可能性を秘めた出来映えの模様。決して野心的な作りになっているわけではないものの、最新テクノロジーが駆使された美しいヴィジュアルと親しみやすいアドヴェンチャーストーリーには十分な魅力があり、家族連れが観るには最適の空間になっているとのこと。アジアが舞台になっているのも昨今の多様性歓迎ムードを考えると好ましい。賞レースではアニメーション映画賞候補に入るか否か、ギリギリラインといったところ。ただ、興行成績がもうひとつインパクトの足りないスタートなのは気にかかる。

 『ザ・ランドロマット パナマ文書流出』はヴェネチア国際映画祭でプレミア上映されたスティーヴン・ソダーバーグ監督作。世界を騒然とさせたあのパナマ文書事件を、弁護士による詐欺に巻き込まれたひとりの未亡人の目を通して描き出す。力のある監督の下に、メリル・ストリープ、ゲイリー・オールドマンら力のある役者が集まった期待作だったが、無念、評価は伸びていない。なるほどソダーバーグが取り上げるのは良く分かる興味深い題材なのだが、話の焦点が合わない語り口はソダーバーグとは思えない鈍さで、一向に物語が盛り上がらないという。ストリープら役者への言及もほとんどない。…となると賞レースからは撤退と見るのが自然なのだが、主演女優はあの賞女ストリープ、これまでも低評価作から候補入りを何度も実現してきただけに、一応女優賞レースで気に留めておいても良いかもしれない。





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