September 20-22 2019, Weekend

◆9月第3週公開映画BUZZ


アド・アストラ “Ad Astra”
 配給:20世紀フォックス
 監督:ジェームズ・グレイ
 Budget:$87,500,000
 Weekend Box Office:$19,001,398(3460)
 OSCAR PLANET Score:83.0 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ブラッド・ピット
           助演男優賞:トミー・リー・ジョーンズ
           助演男優賞:ドナルド・サザーランド
           助演女優賞:ルース・ネッガ
           助演女優賞:リヴ・タイラー
           撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞録音賞音響効果賞作曲賞

“Downton Abbey”
 配給:フォーカス・フィーチャーズ
 監督:マイケル・エングラー
 Budget:$24,000,000
 Weekend Box Office:$31,033,665(3079) Great!
 OSCAR PLANET Score:76.3
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:ヒュー・ボネヴィル
           主演女優賞:ミシェル・ドッカリー
           助演男優賞:ジム・カーター
           助演男優賞:ブレンダン・コイル
           助演女優賞:ローラ・カーマイケル
           助演女優賞:ジョアンヌ・フロガット
           助演女優賞:エリザベス・マクガヴァン
           助演女優賞:マギー・スミス
           撮影賞、編集賞、美術賞衣装デザイン賞メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           録音賞、音響効果賞、作曲賞

“Rambo: Last Blood”
 配給:ライオンズゲイト
 監督:エイドリアン・グランバーグ
 Budget:$50,000,000
 Weekend Box Office:$18,872,919(3618)
 OSCAR PLANET Score:27.5 BIG BOMB!!!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演男優賞:シルヴェスター・スタローン
           助演女優賞:パス・ヴェガ

“Villains”
 配給:ガンパウダー&スカイ
 監督:ダン・バーク、ロバート・オルセン
 Budget:-
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:68.1
 Oscar Potential:主演男優賞:ビル・スカルスガルド
           主演女優賞:マイカ・モンロー
           助演男優賞:ジェフリー・ドノヴァン
           助演女優賞:カイラ・セジウィック

“Bloodline”
 配給:モメンタム
 監督:ヘンリー・ジェイコブソン
 Budget:-
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:56.5
 Oscar Potential:主演男優賞:ショーン・ウィリアム・スコット


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 賞にこそ絡まなかったものの、今年のヴェネチア国際映画祭で絶賛されたのがジェームズ・グレイ監督による『アド・アストラ』。球外生命体の探索途中に行方不明になった父を探しに宇宙に向かう男を描くSFドラマになる。批評家の反応は圧倒的大多数の賛辞で占められている。最初は広大な宇宙の魅力を捉えたヴィジュアルの魅力に引きつけられるのだが、次第に主人公とその父親の関係を捉えた人間ドラマの様相が強くなり、しかも極めてユニークな角度からそれを切り取っているという。主人公を演じるブラッド・ピットは肉体的にも精神的にもタフな役どころを見事に演じていて、一部ではキャリアベストとの声も挙がっている。…となると本当に賞レース参戦があるのか否かが気になるが、技術部門は可能性が高いはず。ピットはというと、主演男優賞は毎度混戦のため厳しい位置(もちろんチャンスはゼロではない)。ただしピットは、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の演技も絶賛されていて、そちらで助演賞レース参戦が確実視されている。今回の好演がそちらをアシストする形になるのではないか。さて、実はこの映画、当初はサマーシーズンでの封切りが予定されていたのだが、公開一カ月前になって、突如この時期の公開へと変更された。出来映えが悪いのではないか…と訝しがる声が方々から上がったのだが、どっこいその逆、賞レースを見据えての公開変更だった模様。…というのが一つの見方。もう一つ別の説を挙げるとするなら、サマーシーズンに封切るには内容があまりにも地味だと考えられた可能性がある。内省的な主人公の旅は絶対に好き嫌いが分かれるはずだ。興行成績が批評家の判定に見合った結果ではないのはその表れではないか。賞レースに影響を与えなければ良いが…。

 『Downton Abbey』は2016年に惜しまれつつも終了した英国の超人気TVシリーズの映画版。ダウントン・アビーに国王夫妻がやってくることが決まったことをきっかけに、グランサム伯爵一家と使用人たちに起こる出来事とは…。シリーズ終了時から映画化の噂は途切れることがなかったが、いよいよ本当に実現。当然期待値は高いわけだが、批評はまずまずの結果。基本的にTVシリーズのファンが見たいものを見せてくれる内容で、既にTVで描き込まれているお馴染みのキャラクターたちが右往左往、ウィットに富んだドラマを紡ぎ上げていく様は大いに愉快だという。美術や衣装も期待通り観応えたっぷり。その一方、映画ならではの新機軸のようなものは見当たらず、映画化の必要性という点に関しては首を傾げるところも…。賞レースでは美術賞、衣装デザイン賞での参戦が見込まれ、後はマギー・スミスの助演女優賞候補があるか否か、といったところだろうか。興行的には好スタート、続編製作も大いに期待できるだろう。

 「ランボー」(82年)シリーズはどうやら『Rambo: Last Blood』で第5弾となる模様。同じシルヴェスター・スタローン主演の「ロッキー」(76年)シリーズの人気復活に便乗するかのように、続編が作られた。物語はベトナム帰還兵ジョン・ランボーが友人の娘を誘拐したメキシコの麻薬カクテルと対決するというもので、この新味の感じられない内容に批評家は困り顔。もはやランボーという人間の人物造形や過去の出来事は気持ち良く無視され、血みどろの暴力が降り注ぐだけというこれまでの続編同様の判定。オスカー候補に挙がったことが記憶に新しいスタローンはラジー賞に復帰するかもしれない。興行的に悪くはない出足なのは、シリーズのネームヴァリューが物を言ったと考えるべきか。





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