ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ “Godzilla: King of the Monsters”

監督:マイケル・ドハティ

出演:カイル・チャンドラー、ヴェラ・ファーミガ、ミリー・ボビー・ブラウン、
   渡辺謙、チャン・ツィイー、ブラッドリー・ウィットフォード、
   サリー・ホーキンス、チャールズ・ダンス、
   トーマス・ミドルディッチ、アイシャ・ハインズ、
   オシェア・ジャクソン・ジュニア、デヴィッド・ストラザーン

評価:★★




 ラドンとモスラ、そしてキングギドラを担ぎ出すなら、あぁ、どうしてアンギラスも入れてくれないのだ。まあ、確かに先の三頭と較べると影が薄いだろうか。でもこの三頭は全員空を飛ぶ怪獣であり、アンギラスはゴジラと同じ地上を活躍の場としているという点が大きなポイントだと思うのだ。視線をもっと上下に揺さぶるためにもアンギラス、出して欲しかった。可愛い顔してるしね。

 とは言え、初登場の三頭は目に焼きつくショットがちゃんと用意されている。やっぱり引きの画が格好良い。三頭とも翼や羽を広げた際のシルエットが美しく、いずれも「待ってました!」と声をかけたくなる高揚感がある。バトル場面も引いたところから見た画の方が断然良い。…ということは、接近したところから見た画はあんまり面白くないということでもあるのだけれど…。

 キングギドラがゴジラの最大の敵として立ちはだかるという設定に文句はない。ただ、それならば三つの首の奇怪さ以外にも大技を見せて欲しい。ゴジラを一時的にでも伸してしまう大怪獣なのだから、思わずギョッとするような必殺技があってしかるべき。その点、ラドンは偉い。低空飛行で地上を滅茶苦茶に吹き飛ばすのもさることながら、空中で大回転を見せる技には思わず手を叩きたくなったもの。役割としては噛ませ犬でしかないのだけど、それでも、ラドンLOVE。

 肝心のゴジラは前作(14年)よりインパクトは薄め。慣れてしまった分仕方ないのだけれど、戦い方がワンパターン、クライマックスはややドーピング疑惑ありの強さなのが少々腑に落ちず。神話性も薄まり、単純に地球人の味方的ポジションに入りそうなのは、もっと堪えて欲しいところだ。でもまあ、ゴジラたちを眺めている分には全く飽きないのは事実として記しておかなければないだろう。

 さて、問題は人間たちの足の引っ張り具合だ。怪獣の生態を調査、彼らとの共存を目指すモナークなる機関が登場して、それらしい動きを見せるものの、全く面白くない。特に(人間の)主人公家族がめそめそいじいじして鬱陶しいったらない。特に子ども!邪魔だよ、邪魔!それから環境テロリストの投入も話のスピードを遅くするだけだ。ある人物の双子設定がちょっと興味を引いたぐらいだろうか(しかもこれは別に深く突っ込まれない。次回作に持ち越しということ?)。

 この世界観を広げることを意識するあまり、メインの四大怪獣以外の登場がやけに雑に処理されていたのも寂しい。彼らには個性どころか名前も与えられず、ただゴジラとキングギドラのいる場所に集まるのみ。それならばいっそ彼らの存在をカットして四大怪獣のバトル描写にもっと割いて欲しい。例えばゴジラとラドンが一戦交えないなんて、無念もいいところではないか。





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