June 7-9 2019, Weekend

◆6月第1週公開映画BUZZ


X-MEN:ダーク・フェニックス “Dark Phoenix”
 配給:20世紀フォックス
 監督:サイモン・キンバーグ
 Budget:$200,000,000
 Weekend Box Office:$32,828,348(3721) zzz...
 OSCAR PLANET Score:35.5
 Oscar Potential:美術賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞、録音賞、音響効果賞
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演(助演?)男優賞:マイケル・ファスベンダー
           主演(助演?)男優賞:ジェームズ・マカヴォイ
           助演男優賞:ニコラス・ホルト
           助演男優賞:エヴァン・ピーターズ
           助演男優賞:タイ・シェリダン
           助演女優賞:ジェシカ・チャステイン
           助演女優賞:ジェニファー・ローレンス
           助演(主演?)女優賞:ソフィー・ターナー

ペット2 “The Secret Life of Pets 2”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:クリス・ルノー
 Budget:$75,000,000
 Weekend Box Office:$46,652,680(4561)
 OSCAR PLANET Score:55.9
 Oscar Potential:アニメーション映画賞

“Late Night”
 配給:アマゾン・スタジオ
 監督:ニーシャ・ガナトラ
 Budget:-
 Weekend Box Office:$249,654(4) Great!
 OSCAR PLANET Score:75.9
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演(助演)女優賞:エマ・トンプソン
           助演(主演)女優賞:ミンディ・カリング
           編集賞、美術賞、作曲賞

“The Last Black Man in San Francisco”
 配給:A24
 監督:ジョー・タルボット
 Budget:-
 Weekend Box Office:$235,272(7) Great!
 OSCAR PLANET Score:91.2 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ジミー・フェイルズ
           助演男優賞:ジョナサン・メジャース
           撮影賞、編集賞、作曲賞

アイ・アム・マザー “I Am Mother”
 配給:Netflix
 監督:グラント・スプトア
 Budget:-
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:73.2
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:クララ・ルガード
           助演女優賞:ヒラリー・スワンク
           作曲賞


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 『X-MEN:ダーク・フェニックス』は「X-MEN」シリーズ第7弾にして完結編となる超大作。宇宙での事故をきっかけに目覚めたジーン・グレイのもうひとつの人格ダーク・フェニックスの暴走を食い止めようとするX-MENたちを描く。原作ではかなり人気かつ重要なエピソードが基になっているという。…にも拘らず、批評はシリーズ中最も悪いと言っても過言ではない酷評が並んでいるから、あぁ、無念。フランチャイズを広げられるところまで広げたはいいが、たっぷり登場するミュータントたちを作り手が制御することができず、ストーリーは散漫に、キャラクターの彫り込みは浅いものに留まってしまったとのこと。マーヴェル映画では珍しい失敗作との声が相次いでいて、これはラジー賞への警戒が必要になるかもしれない。また、この酷評の嵐がBox Officeを直撃。初週週末売り上げは3,282万ドルという、ここでもシリーズ最低の結果に終わってしまった。1億ドル突破も危ういくらいで、製作費2億ドルの国内回収は絶望的。あぁ…。

 続いてもシリーズ物で、イルミネーションによる大ヒットアニメーション「ペット」(16年)の続編、その名も『ペット2』。ニューヨークのマンハッタンに住む犬のマックスとその仲間たちが、マックスが病院へ連れてこられたことをきっかけに新たなる騒動を巻き起こし…というストーリー。評価は良くもなければ悪くもなく、一作目よりやや劣るというレヴェル。基本的には一作目と同じタイプのドタバタが繰り広げられるだけで新味はないとのことだが、子どもに安心して見せられる害のない楽しさはあるとのこと。否定評が目立っているわけではないものの、アニメーション映画賞レースチャンスは小さいはず。興行的にはまずまずの結果なのだが、一作目が初週だけで1億ドルを突破していたのと比較すると恐ろしく見劣りする成績であることは事実で、当然あちらこちらから失望の声が聞こえている。

 サンダンス映画祭でプレミア上映されて以来、公開が待たれていたコメディが『Late Night』。視聴率が低迷する深夜のトークショーを受け持つ人気ホストが、打開策として新たなる脚本家を雇ったことから、大騒動が巻き起こる様を描く。ホストがエマ・トンプソンで脚本家がミンディ・カリングと、今の時代が反映された配役で、カリングは実際にトンプソンと共に脚本も担当している。作品に対する反応はサンダンスに続いて良好。お仕事映画のお手本のような楽しさ溢れる仕上がりで、それを牽引するのがトンプソンとカリングの見事な掛け合い。機知に富み、ファニー、そして時代を斬った内容にたっぷりの笑いとハートを投下しているとのこと。オスカーに絡むことがあるとするなら脚本賞か。トンプソンかカリングがゴールデン・グローブ賞で目に留められる可能性もあるかもしれない。興行的には好スタートを切っているので、それを追い風にしたいところ。

 しかし、『Late Night』より賞レース参戦の目が大きいのは『The Last Black Man in San Francisco』だろう。同じくサンダンス映画祭でプレミア上映された本作は、移り変わり行くサンフランシスコを舞台に、祖父が建てた家を取り戻すことを夢見ながら自分の居場所を探す黒人青年を描くもの。青年の心情を繊細に描き出すジョー・タルボットの演出を中心に批評は絶賛する内容で占められていて、変わりゆく街の雑踏に潜む心の痛みが詩的かつエネルギッシュに感じられるのだという。主演のジミー・フェイルズ、支えるジョナサン・メジャースの演技も胸に残る。これは今年公開された映画の中でもかなりの上位に位置する賛辞であり、少なくともインディペンデント・スピリット賞での健闘は間違いないのではないか。批評家のサポートがあれば、オスカーに絡むことも可能かもしれない。興行的にも明るい出足になっている。





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