May 31-2 2019, Weekend

◆5月第5週公開映画BUZZ


ロケットマン “Rocketman”
 配給:パラマウント
 監督:デクスター・フレッチャー
 Budget:$40,000,000
 Weekend Box Office:$25,725,722(3610)
 OSCAR PLANET Score:77.7
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:タロン・エガートン
           助演男優賞:ジェイミー・ベル
           助演男優賞:リチャード・マッデン
           助演女優賞:ブライス・ダラス・ハワード
           撮影賞編集賞美術賞衣装デザイン賞メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞、録音賞音響効果賞、作曲賞

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ “Godzilla: King of the Monsters”
 配給:ワーナー・ブラザース
 監督:マイケル・ドハティ
 Budget:$200,000,000
 Weekend Box Office:$47,776,293(4108)
 OSCAR PLANET Score:47.5
 Oscar Potential:主演男優賞:カイル・チャンドラー
           主演女優賞:ヴェラ・ファーミガ
           助演男優賞:渡辺謙
           助演女優賞:ミリー・ボビー・ブラウン
           助演女優賞:チャン・ツィイー
           撮影賞、編集賞、美術賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞

“Ma”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:テイト・テイラー
 Budget:$5,000,000
 Weekend Box Office:$18,099,805(2808) Good!
 OSCAR PLANET Score:58.2
 Oscar Potential:主演女優賞:オクタヴィア・スペンサー
           助演女優賞:ジュリエット・ルイス


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 先日カンヌ国際映画祭でプレミア上映されたのが話題を呼んだ『ロケットマン』が早くも公開へ。今なお現役で活躍する人気ミュージシャン、エルトン・ジョンの若き日を描く実話映画になる。両親から十分な愛を受けられなかった幼少期から瞬く間に音楽的才能を開花させ人気シンガーに上り詰めていく様が取り上げられるとのこと。批評家の反応は悪くない。類稀なる才能を持つ人気シンガーへの熱烈なトリビュート魂が感じられる作りで、ジョンを演じるタロン・エガートンの献身的なパフォーマンスも充実のレヴェル。ヴァイタリティ溢れる主人公の姿はエネルギッシュそのものだという。その一方で、典型的な伝記映画の枠の範囲に収まっていると物足りなさを指摘する声も目立っていて、決して絶賛一色ではない。この評価は製作段階からやたら比較されてきた「ボヘミアン・ラプソディ」(18年)より高いことは間違いなく、…となると必然的に賞レース参戦も期待してしまうわけだが、「ボヘミアン・ラプソディ」は世界的なクイーンブームが物を言った部分が大きく、もし同じような賞レース成績を望むならやはり同じように世界的なヒットが必要になるかもしれない。…というわけで注目は興行成績。2,572万ドルというオープニング成績は「ボヘミアン・ラプソディ」の約半分の勢いといったところで、悪くはないが爆発的とまでは言えない。映画ファン・音楽ファンのこの反応がどう賞レースに影響するか。ゴールデン・グローブ賞での健闘は間違いないと思われるが…?

 「GODZILLA ゴジラ」(14年)から5年ぶりに続編が登場。『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』というタイトルから察せられるように、ゴジラのみならず、モスラ、ラドン、そしてキングギドラが復活。彼らが世界の覇権をかけてバトルを繰り広げる一方、それによる世界の破滅を食い止めようとする人類を描く。日本人なら(?)どうしても注目してしまう出来映えだが、残念、評価はさほど伸びていない。アメリカサイズのゴジラら怪獣たちの激闘は大迫力で手に汗握るのだが、ただし、それが物語の弱さをカヴァーしているかと言うと疑問が残るとの指摘が多々。おそらく怪獣が観られればそれで良いというファンのニーズは満たしているのではないかと思われる。賞レースチャンスがあるとするなら視覚効果賞、録音賞、音響効果賞の3部門に限られるだろう。注目の興行成績は、製作費2億ドルに見合わない厳しい出足。海外興収は伸びるはずだが、期待外れと言われても仕方がない。

 『Ma』は「良い人」イメージの強いオクタヴィア・スペンサーが悪役に扮したホラー。越してきたばかりの少女がパーティを開くために知り合ったばかりの中年女性の家の地下室を借りるが、次第に女性はおかしな言動を取り始めて…というストーリー。スペンサーが演じるのはもちろん狂気の中年女になる。果たして、批評家の多くはスペンサーの演技を称賛。いつもの明るさを封印し、作品のトーンを決定づけるほの暗い恐怖を存分に発揮しているという。ただ、それに較べて斑のある演出やご都合主義に満ちた物語には改良の余地があり、スペンサーの演技だけではカヴァーできないとの声も…。結果、何とか肯定派が優勢という状況。賞レース参戦は、スペンサーも含めて、ないだろう。興行的には好スタート。もしかすると初夏のスリーパーヒットに発展するかもしれない。





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