May 10-12 2019, Weekend

◆5月第2週公開映画BUZZ


名探偵ピカチュウ “Pokémon Detective Pikachu”
 配給:ワーナー・ブラザース
 監督:ロブ・レターマン
 Budget:$150,000,000
 Weekend Box Office:$54,365,242(4202) Great!
 OSCAR PLANET Score:55.3
 Oscar Potential:視覚効果賞
 Golden Globe Potential:主演男優賞:ジャスティス・スミス
                助演男優賞:ライアン・レイノルズ

“The Hustle”
 配給:MGM、アンナプルナ
 監督:クリス・アディソン
 Budget:-
 Weekend Box Office:$13,007,709(3007)
 OSCAR PLANET Score:27.9 BIG BOMB!!!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
            主演女優賞:アン・ハサウェイ
            主演女優賞:レベル・ウィルソン

“Poms”
 配給:STXフィルムズ
 監督:ザラ・ヘイズ
 Budget:$10,000,000
 Weekend Box Office:$5,361,937(2750) zzz...
 OSCAR PLANET Score:33.2 BIG BOMB!!!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演女優賞:ダイアン・キートン
           助演女優賞:パム・グリアー
           助演女優賞:ジャッキー・ウィーヴァー

トールキン 旅のはじまり “Tolkien”
 配給:フォックス・サーチライト
 監督:ドメ・カルコスキ
 Budget:$20,000,000
 Weekend Box Office:$2,200,537(1495) zzz...
 OSCAR PLANET Score:48.3
 Oscar Potential:主演男優賞:ニコラス・ホルト
           助演女優賞:リリー・コリンズ
           美術賞、衣装デザイン賞

“The Professor and the Madman”
 配給:ヴァーティカル・エンターテイメント
 監督:ファラド・サフィニア
 Budget:$25,000,000
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:39.1
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演男優賞:メル・ギブソン
           助演男優賞:ショーン・ペン


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 日本のゲームソフト「ポケットモンスター」は世界的に人気が高く、数年前も爆発的なスマホアプリによる大ブームが巻き起こったのは記憶に新しい。『名探偵ピカチュウ』はそれに目をつけたプロジェクトと言って良いだろうか。てっきりアニメーション映画化になるかと思いきや、実写化というのがポイント。ある出来事をきっかけに好きだったポケモンから離れた暮らしを送っている青年が、自分にしか聞こえない言葉を話す名探偵ピカチュウと出会い、父の失踪事件の真相を探る様を描く。トレーラーが公開されたときからピカチュウの愛らしい容姿が話題を呼んでいたが、批評もその点については太鼓判が押されている。二次元でお馴染みのピカチュウに命が吹き込まれ、確かにそれは現実のものとして信じられるとの声が大きい。ただ、それに見合った物語やキャラクターが用意されているかというと、そちらには首を傾げた評が大半で、全体としては元々この世界観を好きだった者向けへの間口の狭い仕上がりとのこと。賞レース参戦は視覚効果賞も含めて難しいだろう。ただ、興行的には好スタートを切っている。スタジオはこの世界観をマーヴェル・シネマティック・ユニヴァースのように大きく広げる計画を持っていると伝えられているが、実現の可能性は高いと言って良いのではないか。製作費が高額なのが気がかりではあるが…。

 『The Hustle』は「ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ」(88年)を女性版としてリメイクしたコメディ。セレブ狙いの高級詐欺師と貧乏なたかり屋の詐欺師がタッグを組み、金持ち男たちを手玉に取ることに…。前者をアン・ハサウェイ、後者をレベル・ウィルソンが演じるスター共演作でもあるのだが、批評には極めて厳しい言葉が並ぶ。喜劇を得意とする二大スターは十分奮闘しているものの、今の時代に合わせてジェンダーを入れ替えた設定は上手く機能せず、笑いはことごとく不発。活気の感じられない仕上がりとの声が相次いでいる。この評価はラジー賞に目を留められてもおかしくないレヴェルであり、とりわけハサウェイは『セレニティー:平穏の海』(19年)に続く失敗、初候補が見えてきたかもしれない。興行的にも可もなく不可もなくの結果に留まっている。

 同じく女優共演映画となるのが『Poms』。かつてチアリーダーだった老女たちが再結集、再びチアリーディングに挑む様を描く。チアに挑むダイアン・キートン、ジャッキー・ウィーヴァーら出演女優たちの平均年齢は70歳だとか。公開されているポスターや場面写真を見る限り、女優陣のチアスタイルにはなかなかのインパクトがあるのだが、どうやらそれは出来映えに繋がらなかったようで、ヴェテラン女優たちへの敬意を欠いた退屈な物語だと批評家筋は相手にしていない。舞い踊る女優たちが痛々しく映るということだろうか。ラジー賞への警戒が必要になるだろう。興行的な大失敗がそれを後押しするかもしれない。

 限定封切りでは『トールキン 旅のはじまり』がスタートした。「指輪物語」の原作者として知られるJ・R・R・トールキンの若き日の冒険を描く実話映画。「指輪物語」は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ三部作のベースになった物語ということもあり注目度は低くないはずなのだが、公開直前になってトールキンの遺族とトールキンの遺産管理団体が許可して製作されたものではないと表明、物議を醸している。だからと言うわけでもないだろうが、批評は伸び悩んだ感。トールキンに扮したニコラス・ホルトの演技は強力でコスチューム物ならではのヴィジュアルの面白さも具えているのだが、トールキンが「指輪物語」執筆に至るまでの冒険談を本当らしく見せるほどにイマジネーションが飛躍することがないという。おそらく賞レース参戦は技術部門も含めて難しいだろう。興行的にも良いところのないオープニングを迎えている。





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