メリークリスマス!そして良いお年を

 早い。本当に早い。2018年ももう終わりとはこれいかに。このペースで行くと、年内に2018年どころか2019年が終わっちゃうんじゃないかと心配になりますが、いやー、歳を食うというのはこういうことなんでっしゃろか。幼稚園に通っていた頃、一年が、いや、一日があんなに長かったのは何だったんでっしゃろか。まあ、自分ではどうでもできないことなので、ジタバタせず、ため息をつくだけにしておきましょう。

 さて、そんなわけでFILM PLANET blogの通常更新は今回で終わりです。皆様、どうもありがとうございました。

 …で終わらせても良いのだけれど、せっかくなので、普段書かない日本の俳優陣についてちょっとだけ。



 今年少し心残りだったのは、実は昨年の夏、これをアップしたところ、結構反応があったので、この女優版をやっちゃろうと書き始めたのに、結局日の目を見ることがなかったこと。春ぐらいから少しずつ書き始めて、けれどどんどん文章が膨らみ、もはや何が何だか分からなくなってしまったのだった。いつかアップしたいけれど、そのときには女優界も地図が丸っきり変わっていそうで怖い。ちゃらーん。

 今年の日本の若手映像界は、二番手・三番手ぐらいで輝く俳優が頑張っていたなぁという印象。太賀、中村倫也、そして山田裕貴といった前々からこっそり注目していた若手が一気に花開いたようで嬉しい。太賀のスケール感、中村のクセになるセリフ回し、山田の眼力…いずれも頼もしい。太賀と山田は主演俳優としてもイケるような気がする。どうなるか楽しみ。賀来賢人もこの中に入れて良いような気がするものの、福田雄一作品で見せるああいうのは(顔芸って言うんですか?)、喜劇演技とは呼びたくないので、うーん…(そして顔芸がないと、とっても普通なんだよなぁ。もしかしてずっと変な顔を作り続けるの?)。田中圭もブレイクと言われて露出が一気に増えたものの、『おっさんずラブ』がほとんど奇跡的に役柄にハマっただけで、その後を見るといつもの田中でイマイチ。個人的に田中は、ぼんやり俳優界の住人だと思っている。どんな作品に出てもぼんやりしていて、印象もぼんやりのまま終わる。つまり可もなく不可もなくを続けるだけ。この手の俳優に、二枚目役をやられると一気に白ける。いや、オマエ違うだろー、と突っ込み続ける羽目に。

 あ、でも『おっさんずラブ』はホント、可笑しかった。やってることは大昔の日本のトレンディドラマ(もはや恥ずかしい言葉ですな)そのもので新しいところは全くないのだけど、キャスティングが完璧過ぎるほど完璧だったおかげで(そして田中がぼんやり俳優界で磨いてきた、無駄ではなかった喜劇のタイミングのおかげで)、爆笑シーンがたっぷり生まれた(いちばん好きだったのは、やっぱり屋上の「けんかはやめて」場面。久々に大声で笑ったわー)。林遣都が田中の相手役で本当に良かった。林じゃなかったら、こんなに盛り上がらなかったのではないかなぁ。唯一つ疑問が…。タイトルの「おっさん」は誰を指しているのか。吉田鋼太郎なら分かるのだけど、田中や林も「おっさん」なのだろうか。いや、もう自分が「おっさん」だということは重々承知。承知なのだけど、田中たちも指しているのだとするなら、ちょっとショック。無駄にショック。

 堂々主演男優として頑張る若手たちの中では、松坂桃李が頭一つ飛び抜けて良かった(『この世界の片隅に』で松本穂香を後ろから抱き締める場面の色気に驚く。『娼年』は確かによくぞあそこまで…)。山﨑賢人も安定(可愛い子役たちの上を行く可愛さを見せる『グッド・ドクター』よりも、突っ込み所満載の『トドメの接吻』が可笑しかった。『鋼と羊の森』は拾いもの)。岡田将生も頑張っていた(『昭和元禄落語心中』の天晴れな佇まい。老け役になってからは、色気まで出ていた。セリフ回しも美しい)。

 あ、新人と言うか、一気に頭角を現してきたという意味で、今年のブレイクスルー男優賞は伊藤健太郎に進呈。彼は大物になりますよ。主演男優としての活躍が増えていくと思う。同世代俳優じゃなく、親子ぐらい年の離れたヴェテランと積極的に組んでいくと良いと思う。どうぞ鍛えられて下さい。

 女優は永野芽郁一人勝ちではないか。『半分、青い。』で初めてこんなにたっぷり観て、その勘の良い演技に驚く。多分この娘っ子、演技テクニックについてはほとんど何も考えていない。脚本を読み込むことで本能的な部分が刺激されて、反射的に肉体や表情が動いている印象で、こういうタイプを天才型と呼ぶ。レオナルド・ディカプリオあたりと同じタイプ。技術で何とかしようとする俳優と較べたら、面白いのは断然こちら。それにしても不思議だったのは、このドラマのヒロインに共感できないと批判する声を度々目にしたこと。共感できないから面白いんじゃないのさ!前々から思っていたけれど、「共感」を評価云々には持ち込むのには大いに違和感(もちろんそれが有効な場合もある)。このドラマなんて、どう考えても「共感」を目指していないもんね。不快さも含めて、面白いヒロイン像だった。永野、天晴れ。UQモバイルのCMも可愛いので、深田恭子、多部未華子と一緒に映画を撮ってくれー。もちろんコメディでね。

 『半分、青い』には清野菜名という娘っ子も出ていて、これがまた良いの。永野共々独特のセリフ回しの役どころなのだけど、それに吞まれることなく存在感を発揮。『今日から俺は!!』で見せた聖子ちゃんカット(松田聖子アレルギーとしては忌み嫌っていた髪型)や美しいアクション、素晴らしい。何と同郷出身ということも分かり、完璧に肩入れ。

 あ、拙い。どんどん収拾がつかなくなってきた。まあ、他の若手に関しては別の機会に。あ、でもこれだけ言っちゃうか。昨年の二大ヒット作もようやく観た。『君の膵臓をたべたい』のヒロインの運命がどうにもこうにも納得できず。それで散々色んなレヴューを読んでも納得させてくれるもの、一切なし。『銀魂』の可笑しさも露ほども分からず。作り手が勝手に面白がっているだけにしか見えぬ。いや、ホントただの一場面も笑えなかったからね。原作を知らないとダメなパターンなのか!?



 あぁ、長くなり過ぎました。

 通常運転に戻るのは2019年1月14日の予定です。えっ、三週間も休むのかよ!ただし、木曜のQuick BUZZのみ更新します。今年もFILM PLANET blogに遊びに来て下さった皆様、どうもありがとうございました。

 メリークリスマス!そして良いお年を。





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