バッド・ママのクリスマス

バッド・ママのクリスマス “A Bad Moms Christmas”

監督:ジョン・ルーカス、スコット・ムーア

出演:ミラ・クニス、クリステン・ベル、キャスリン・ハーン、
   クリスティーン・バランスキー、シェリル・ハインズ、
   スーザン・サランドン、ジェイ・ヘルナンデス、
   ジャスティン・ハートリー、ピーター・ギャラガー、
   ウーナ・ローレンス、エムジェイ・アンソニー、ケニー・G、
   ワンダ・サイクス、クリスティーナ・アップルゲイト、ライル・ブロカト

評価:★★




 父親たちを主人公にした「パパ VS 新しいパパ2」(17年)が彼らのそのまた父親を担ぎ出したのと同じように、子育てにてんてこ舞いの母親たちにフォーカスした「バッド・ママ」(17年)の続編『バッド・ママのクリスマス』は、彼女たちの母親を登場させる。分かりやすいと言うか、安易と言うか。まあ、でも面白ければ問題ない。そう、面白ければ、だ。

 ただでさえ大変な母親業。それがクリスマスともなれば、一層やることが多くてぐったり。家をイルミネーションで飾らなければならないし、大きなモミの木を調達しなければならない。ギフトは大量に用意する必要があるし、雰囲気たっぷりの料理も頑張らないと文句を言われる。クリスマスならではの付き合いもある。そうプレッシャーが何倍にも跳ね上がる。

 …ということは理解できても、ほとんど物語に大きな意味づけをすることには失敗する。このシリーズの面白さは母親業の骨が折れるところを真正面から描き出し、かつ彼らに敬意を表しながら笑い飛ばすところにあるはずなのに(あるべきなのに)、単純に若い母親と若くない母親の対決に落とし込み、そのドタバタだけを前面に出すという愚を犯す。

 ドタバタがドタバタでしかない理由は明白だ。若くない母親たちが面白くないのだ。クリスティーン・バランスキーはコントロールフリーク。シェリル・ハインズは娘離れができない。スーザン・サランドンは娘に金をせびる始末。だけど彼女たちも娘たちを心から愛している…というのが作り手の言い分で、何ともまあ、安い愛でしかない。ハートウォーミングを目指すのではなく、ダークな本音で突っ走るべき。

 エピソードは大半の場面で、三組に分けて描かれる。それゆえオムニバス映画を眺めているような気分を誘われるのも問題だけれど、それよりも一作目で愉快だった、ミラ・クニス、クリステン・ベル、キャスリーン・ハーンのママ三人組の一体感がほとんど消失してしまったのが拙い。ここでの彼女たちは、己の問題に精一杯で、友のそれには首を突っ込まない。愚痴を言い合うだけの仲間と化している。

 唯一、ハーンがストリッパーの男と恋に落ちる件に身を乗り出す。…が、これも男を演じるジャスティン・ハートリーが台無しにする。「THIS IS US/36歳、これから」(17年)で顔が売れたハートリーは、ハンサムでスタイルも抜群。あぁ、しかし彼は、ダンスがヘナチョコだった。ストリッパー役なのに!結果、いちばんのクライマックスが盛り上がらない!「マジック・マイク」(12年)で勉強するが良い。





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