ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー

ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー “Solo: A Star Wars Story”

監督:ロン・ハワード

出演:オールデン・エアエンライク、ウッディ・ハレルソン、
   エミリア・クラーク、ドナルド・グローヴァー、
   サンディ・ニュートン、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、
   ヨーナス・スオタモ、ポール・ベタニー

評価:★★




 映画史に残るアイコン、ハン・ソロを主人公にする。若き日のアウトローを描くのだ。…となると、どうしたって気になるのが、誰が彼を演じるのかということだ。ハリソン・フォードが創り出したハン・ソロ像が的確ゆえ、誰が抜擢されてもフォード以上の評価の獲得は難しいだろう。だが、オールデン・エアエンライクはその難題に立ち向かう。まずはその勇気を讃えよう。

 エアエンライクの挑戦はまずまずの成果を上げていると言って良いだろう。機敏な動きと醸し出すユーモア、どちらも絶妙な軽さを具えていて、けれど、決して軽薄な存在感ではない。大作を背負うスケール感もあるところも注目すべき点。どれだけ顔が良くても、演技力があっても、映画の真ん中に立つ人間的大きさが感じられない俳優はダメだ。エアエンライクは作品の重量に決して押し潰されない。

 ただ、そうは言っても、初っ端から彼をハン・ソロだと見るのは難しい。フォードとエアエンライクでは顔立ちが全然違うのだ。「身体の動く青年」としてだけの認識はしかし、あるキャラクターの登場により突如改められる。そう、ハン・ソロと言ったら相棒はチューバッカ。ふたりの出会いの場面が描かれ、青年はその場面を境に、ハン・ソロでしかなくなる。恐るべしチューバッカ効果。ランド・カルリジアンの登場にも同じ効果がある。

 ただ、話そのものの魅力よりも、「スター・ウォーズ」(77年)の世界観にまつわる小ネタ的面白さの方が目に行ってしまう感はある。ハン・ソロの名前の由来。パイロットとしての覚醒。チューバッカとの絆。これはこれで悪くない。ただ、過去の遺産に頼っている気配がなきにしもあらず、だ。

 話はこのシリーズらしくどんどん二転三転していく。観る側がキャラクターの未来を案じる暇もなく、いけいけどんどん、勝手に進む。レイア姫と出会う前のハン・ソロの恋模様(タヌキ顔のエミリア・クラークが意外に綺麗に撮られている)よりも、ハン・ソロがウッディ・ハレルソン演じる謎の男の奇妙な師弟関係の方が魅せる。ハン・ソロのハードな一面を象徴する部分に密着する。『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』の舵取りとして正しい。

 ところで、映像には大いに不満あり。何故こんなにも観辛い画が多いのだ。赤や青がかかった凝った画が多く、けれど、これが画面全体を暗くしている。せっかくエアエンライクの凛々しい顔を拝みたいのに、もやがかかっているみたいじゃないか。クライマックスでようやく白い画面になり大いにホッとする。





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