September 14-16 2018, Weekend

◆9月第2週公開映画BUZZ


ザ・プレデター “The Predator”
 配給:20世紀フォックス
 監督:シェーン・ブラック
 Budget:$88,000,000
 Weekend Box Office:$24,632,284(4037)
 OSCAR PLANET Score:42.6
 Oscar Potential:視覚効果賞、録音賞、音響効果賞
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ボイド・ホルブルック
           助演男優賞:トレヴァンテ・ローズ
           助演男優賞:ジェイコブ・トレンブレイ
           助演女優賞:オリヴィア・マン

“White Boy Rick”
 配給:コロンビア
 監督:ヤン・ドマンジュ
 Budget:$29,000,000
 Weekend Box Office:$8,860,431(2504) zzz...
 OSCAR PLANET Score:62.4
 Oscar Potential:主演男優賞:リッチー・メリット
           助演男優賞:マシュー・マコノヒー
           助演女優賞:ジェニファー・ジェイソン・リー

“A Simple Favor”
 配給:ライオンズゲイト
 監督:ポール・フェイグ
 Budget:$20,000,000
 Weekend Box Office:$16,011,689(3102) Good!
 OSCAR PLANET Score:75.3
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演女優賞:アンナ・ケンドリック
           主演女優賞:ブレイク・ライヴリー

“The Children Act”
 配給:A24
 監督:リチャード・エアー
 Budget:-
 Weekend Box Office:$18,293(3)
 OSCAR PLANET Score:70.4
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演女優賞:エマ・トンプソン
           助演男優賞:スタンリー・トゥッチ

“Lizzie”
 配給:サバン・フィルムズ、ロードサイド・アトラクションズ
 監督:クレイグ・ウィリアム・マクニール
 Budget:-
 Weekend Box Office:$47,580(4)
 OSCAR PLANET Score:58.3
 Oscar Potential:主演女優賞:クロエ・セヴィニー
           助演女優賞:クリステン・スチュワート
           美術賞、衣装デザイン賞

“Bel Canto”
 配給:スクリーン・メディア
 監督:ポール・ウェイツ
 Budget:-
 Weekend Box Office:$12,421(2)
 OSCAR PLANET Score:62.4
 Oscar Potential:主演女優賞:ジュリアン・ムーア
           助演男優賞:渡辺謙


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 1987年版ではアーノルド・シュワルツェネッガーが主演したSFアクションがリスタート。『ザ・プレデター』が地球へと来襲する!ひとりの少年がとある装置を起動させたことで、宇宙からプレデターが襲来。人類は窮地に陥るが…。お馴染みのキャラクターとの再会に、批評家は素っ気ない反応。ハイペースな話運びと派手なアクション、そしてブラックユーモアが気持ち良く決まるところは良いのだが、その世界観に新味はなく、結局どこかで見たようなSF映画に落ち着いていく。賞レース参戦は技術部門も含めて難しいだろう。いや、プレデターの知名度を考慮するとラジー賞への警戒が必要かもしれない。興行的にも平凡な出足。作品を実際に見てみると、続編を意識していることは明らかなのだが、実現は当分お預けだろうか。

 『White Boy Rick』は実話物。80年代、当局の情報屋として活動を始める14歳の少年を描く。後に麻薬王となる少年の身に起こった出来事とは…。プレミア上映されたテルライド映画祭ではイマイチ評価が伸びなかったのだが、新たに発表された批評の数々も、興味深い題材に身を乗り出しながら首を傾げたものが目立つ。実話の迫力こそあれ、それを物語として上手に昇華させられていない演出と脚本が問題で、父親役でシーンスティラーとして輝くマシュー・マコノヒーも作品を救うことはできていないとのこと。一定レヴェルの質はあっても、やや期待外れとの論調が多い。賞レースからは撤退と見るべきだろう(敢えてチャンスがあると言うなら、マコノヒーの助演男優賞)。興行成績も平凡を極めている。

 代わって『A Simple Favor』はダーシー・ベルのミステリー小説の映画化。育児ブログの更新に一生懸命な若いママが、ママ友の失踪を知り、彼女の夫と共にその行方を追うことに…。アンナ・ケンドリックとブレイク・ライヴリーのW主演が売りの娯楽作に、批評は温かな反応を返している。見かけほど単純な話ではなく、展開にもユーモアにも捻りがあり、エンターテイメントとしての爽快感もあるノワール物。何より二大女優が輝いているのが嬉しく、決して少なくはない欠点がそれによりカヴァーされている模様。賞レースに絡むタイプの作品ではないものの、もしかするとゴールデン・グローブ賞でのチャンスは残されているかもしれない。また、高評価の影響か、興行的にも好スタート。スマッシュヒットに発展する可能性がある。

 昨年のトロント国際映画祭でプレミア上映された『The Children Act』がようやく公開へ。イアン・マキューアンのベストセラーの映画化で、信仰上の理由から輸血を拒む17歳の白血病の少年と、彼の案件を担当することになった高裁の女性裁判官の関係を描く。映画祭では裁判官を演じるエマ・トンプソン久々の本領発揮作との声が挙がったが、その声は今回の劇場公開でも同様。物語自体は万全に練られているとは言い難く穴が目立つのだが、それをフォローするのがトンプソンの完璧な演技。平坦な展開でも見入ってしまうところが多いのはトンプソンのおかげだとか。今年の主演女優賞は大混戦になっていて、トンプソンがそこに滑り込むのは現実的ではないだろうが、まずは気に留めておきたいところ。ただ、興行的に大苦戦の限定スタートになっているのはマイナスポイントになる。

 『Lizzie』はこれまでにも何度も映像化されているリジー・ボーデン事件をこれまでとは違う角度から映画化したもの。1892年、マサチューセッツ州、名家の次女が斧による父親と継母の惨殺の容疑で逮捕される。事件当日、家には彼女とメイドしかいなかったというが…。リジーをクロエ・セヴィニー、メイドをクリステン・スチュワートが演じ、ふたりの掛け合いが見所になる。そして批評家はなるほど、ふたりを中心に賛辞を贈ったものが目立つ。良く知られた話を再び語るのではなく、新たなる解釈と視点により一から作り直す試みが見事的中。二大女優もそれに応える素晴らしいケミストリーを見せる。ただし、欠点も少なくはないとのことで、賞レースに参戦するほどのパワーは感じられない。限定公開から始まった興行も目立たないパフォーマンスに終わっている。





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