July 13-15 2018, Weekend

◆7月第2週公開映画BUZZ


スカイスクレイパー “Skyscraper”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:ローソン・マーシャル・サーバー
 Budget:$125,000,000
 Weekend Box Office:$24,905,015(6585)
 OSCAR PLANET Score:51.6
 Oscar Potential:主演男優賞:ドウェイン・ジョンソン
           助演女優賞:ネーヴ・キャンベル
           撮影賞、編集賞、美術賞、視覚効果賞
           録音賞、音響効果賞、作曲賞

モンスター・ホテル クルーズ船の恋は危険がいっぱい?! “Hotel Transylvania 3: Summer Vacation”
 配給:コロンビア
 監督:ゲンディ・タルタコフスキー
 Budget:$65,000,000
 Weekend Box Office:$44,076,225(4267) Great!
 OSCAR PLANET Score:58.1
 Oscar Potential:アニメーション映画賞

“Eighth Grade”
 配給:A24
 監督:ボー・バーナム
 Budget:-
 Weekend Box Office:$263,797(4) Great!
 OSCAR PLANET Score:94.0 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:エルシー・フィッシャー
           編集賞、作曲賞

“Don't Worry, He Won't Get Far on Foot”
 配給:アマゾン・スタジオ
 監督:ガス・ヴァン・サント
 Budget:-
 Weekend Box Office:$83,339(4) Great!
 OSCAR PLANET Score:73.0
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:ホアキン・フェニックス
           助演男優賞:ジャック・ブラック
           助演男優賞:ジョナ・ヒル
           助演女優賞:ルーニー・マーラ
           編集賞、作曲賞

“Shock and Awe”
 配給:ヴァーティカル・エンターテイメント
 監督:ロブ・ライナー
 Budget:-
 Weekend Box Office:$45,856(100) zzz...
 OSCAR PLANET Score:43.4
 Oscar Potential:主演男優賞:ウッディ・ハレルソン
           助演男優賞:トミー・リー・ジョーンズ
           助演男優賞:ジェームズ・マースデン
           助演女優賞:ロブ・ライナー
           助演女優賞:ジェシカ・ビール
           助演女優賞:ミラ・ジョヴォヴィッチ


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 『スカイスクレイパー』は今ハリウッドが最も信頼するスターとも言われるザ・ロック、ドウェイン・ジョンソン主演作。ジョンソンが演じるのは、義足の元FBI人質救出員の父親。彼が高さ3500フィート(約1000メートル)の超高層ビルで発生した火災から家族を救出する様を描く。パワフルなボディが売りのひとつであるザ・ロックが身体が万全ではない役どころを演じるところがポイントなのだが、その点に関してはさほど上手く機能しておらず、これまで同様のザ・ロック映画として捉えて良い模様。ただ、退屈かと言うとそうでもなく、上下に目を激しく揺らすタワーならではのアクションが盛り込まれ、サマームービーとしては及第点とする意見が多い。賞レース参戦は狙っていないだろうが、もしかすると視覚効果賞で注目されるかもしれない。また、興行成績を見ると、こちらはジョンソン主演作にしては控えめな出足。製作費の高さを考えても、失望の声が出るのも致し方なし、か。

 ソニー製アニメーション「モンスター・ホテル」から第3弾となる『モンスター・ホテル クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!』が到着。豪華クルーズ旅行に出かけたドラキュラファミリーと仲間たちを待ち受ける大騒動とは…?元々さほど評価の高くなかったシリーズだが、今回もさほど芳しい評価とは言えない(それでもシリーズの中では最も支持率は高い)。高速で展開する物語とギャグ、モンスターたちが主役と思えないほどにカラフルな画は、シリーズのファンのニーズに十分応えるレヴェル。ただし、大人の鑑賞するには実に幼い内容というのが一般的な見方。おそらく今回もオスカーレース参戦は見送られるだろう。興行的には一作目(12年)以上、二作目(15年)以下という安定した出足。シリーズ続行は間違いない。

 高校入学が目前に迫る少女が8年生(中学2年生)の今を逞しくサヴァイヴァルしていく様を描く青春ドラマが『Eighth Grade』。サンダンス映画祭を爆笑に巻き込んだインディーズ映画が満を持して登場する。そしてなるほど、批評家は劇場公開に当たっても絶賛態勢を崩さない。8年生の現実をリアルに描写する脚本と演出により、その時期ならではの笑いと痛みがたっぷり引き出され、大人は懐かしく、同世代は共感を覚えること確実。主演女優のエルシー・フィッシャーの好演も見逃せないポイント。おそらくオスカーに絡むにはやや主人公の年齢が幼過ぎるのだが(脚本賞が最有力)、批評家賞やインディペンデント・スピリット賞で目に留められる可能性は高いのではないか。フィッシャーのブレイクスルー演技賞総ナメもあり得ない話ではないか。興行的にも僅か4館での公開ではあるが、猛烈なスタートを切っている。拡大公開の成功も夢ではないかもしれない。

 ガス・ヴァン・サント監督作『Don't Worry, He Won't Get Far on Foot』もサンダンス映画祭でプレミア上映されたもの。自身が原因の交通事故により四肢麻痺になった男が、恋人や仲間の励ましを受けながら漫画家として人生の再スタートを切る様を描く。タブーを恐れないブラックな笑いで知られるジョン・キャラハンの自叙伝の映画化になる。批評は概ね良好。多くの伝記映画が苦難を乗り越える偉人を描くことで観る者を鼓舞するような作りになるものだが、この作品はそれを拒否、主人公の内面をセンシティヴに描き出すことで浮上する人生の機微を丁寧に掬い上げているという。主人公を演じるホアキン・フェニックスを始めとするキャストの魅力もたっぷり。ただ、絶賛一色というわけではなく、その淡々とした語り口(見ようによっては感情の起伏が乏しい)を中心に欠点を指摘しつつの支持が多い。賞レースに参戦するにはパワー不足だと思われる。興行的には悪くないオープニングを迎えているが、拡大公開成功の気配はあまり感じられない。





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