June 29-1 2018, Weekend

◆6月第5週公開映画BUZZ


“Sicario: Day of the Soldado”
 配給:コロンビア
 監督:ステファノ・ソッリマ
 Budget:$35,000,000
 Weekend Box Office:$19,007,566(3055) Good!
 OSCAR PLANET Score:62.0
 Oscar Potential:脚色賞
           主演男優賞:ベニチオ・デル・トロ
           助演男優賞:ジョシュ・ブローリン
           撮影賞、編集賞、視覚効果賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞

“Uncle Drew”
 配給:サミット・エンターテイメント
 監督:チャールズ・ストーン・サード
 Budget:$19,000,000
 Weekend Box Office:$15,242,781(2742) Good!
 OSCAR PLANET Score:59.7
 Golden Globe Potential:主演男優賞:カイリー・アーヴィング
                助演男優賞:リル・レル・ハウリー

“Leave No Trace”
 配給:ブリーカー・ストリート
 監督:デブラ・グラニク
 Budget:-
 Weekend Box Office:$219,140(9) Great!
 OSCAR PLANET Score:93.8 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞監督賞脚色賞
           主演男優賞:ベン・フォスター
           主演女優賞:トーマサイン・マッケンジー
           撮影賞、編集賞、作曲賞

“Woman Walks Ahead”
 配給:A24
 監督:スザンナ・ホワイト
 Budget:$5,000,000
 Weekend Box Office:$6,863(2)
 OSCAR PLANET Score:50.4
 Oscar Potential:主演女優賞:ジェシカ・チャステイン
           助演男優賞:マイケル・グレイアイズ
           助演男優賞:サム・ロックウェル


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 『Sicario: Day of the Soldado』は「ボーダーライン」(15年)の続編。或いは、前作の主人公が出てこないことを考えると、スピンオフと呼ぶことも可能だろうか。アメリカとメキシコの国境でテロリストの人身売買が行われていることを突き止めたCIAの新たなる作戦と誤算を描く。中心となるのは前作に引き続き登場する謎の男ベニチオ・デル・トロとCIAエージェントのジョシュ・ブローリンになる。前作はカンヌ映画祭で話題を呼び、予想以上の高評価を獲得したが(オスカー撮影賞、音響効果賞、作曲賞ノミネート)、今回もそれには及ばないにしても好意的な見解が優勢。社会に横たわる恐ろしい問題を直視したダイナミックかつ緊張感あるスリラー。スタイリッシュな映像の中に浮かび上がる、善悪の境界が消滅した現実に圧倒的な迫力。前作ほどに衝撃はないかもしれないが、それでも十分見応えのある内容との指摘が相次いでいる。役者陣も再び好演とのこと。続編という性質上、おそらく賞レースチャンスは大きくないだろう。興行的には前作以上に勢いがあるのが頼もしい。

 数年前ペプシのCMが話題になった。ひとりの老人が若者たちがバスケットボールに興じるコートに現れ、若者たちを圧倒するCM。実は老人の正体はNBAのスーパースター、カイリー・アーヴィングだった…というオチ。この老人を主人公に、映画化を実現したのが『Uncle Drew』になる。アーヴィングが再演したドリューという名のその老人が、ハーレムのストリートボールトーナメントに出場するべく奮闘する様を描く。批評家の反応は特別良いわけでもないが、悪いわけでもない。人の気分を害するようなところはなく、バスケットファンなら気軽に楽しめるとのことだが、あまりにも単純化されたプロットは目の肥えた映画ファンを満足させることはできないのではないかとのこと。まあ、高評価を狙っていたわけでも、賞レース向きの映画でもないはずで、悪くない結果と見て良いのではないか。興行的にも好スタートを切っている。

 1月のサンダンス映画祭でプレミア上映され、3月以降の各映画祭で軒並み大絶賛を勝ち取ってきた『Leave No Trace』がいよいよ劇場公開。オレゴン州ポートランドの森林の中で電気のない質素な暮らしを送る父と13歳の娘が、些細な間違いにより、その生活を壊されることに…。もちろん今回の劇場公開に当たっても批評家は賛辞を惜しまない。プロットから想像される以上に衝撃的な展開と考察がある物語。節度ある演出がその奥行き深いドラマを絵空事を超えた本物にしている。父娘に扮したベン・フォスターとトーマサイン・マッケンジーのパフォーマンスも今年を代表する素晴らしいレヴェルにあるとのこと。作品BUZZは今はまだ全く盛り上がりを感じないが、興行的には9館で封切られ強力なオープニング成績、今後出来映えが一般層に大きく浸透する可能性がある。そうすると賞レース参戦が見えてくるかもしれない。批評家賞でのサポートが絶対に必要になるが、果たして…。





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