March 2-4 2018, Weekend
◆3月第1週公開映画BUZZ
レッド・スパロー “Red Sparrow”
配給:20世紀フォックス
監督:フランシス・ローレンス
Budget:$69,000,000
Weekend Box Office:$16,853,422(3056)
OSCAR PLANET Score:53.2
Oscar Potential:主演女優賞:ジェニファー・ローレンス
助演男優賞:ジョエル・エドガートン
助演男優賞:ジェレミー・アイアンズ
助演男優賞:マティアス・スーナールツ
助演女優賞:メアリー=ルイーズ・パーカー
助演女優賞:シャーロット・ランプリング
撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
視覚効果賞、録音賞、音響効果賞
レッド・スパロー “Red Sparrow”
配給:20世紀フォックス
監督:フランシス・ローレンス
Budget:$69,000,000
Weekend Box Office:$16,853,422(3056)
OSCAR PLANET Score:53.2
Oscar Potential:主演女優賞:ジェニファー・ローレンス
助演男優賞:ジョエル・エドガートン
助演男優賞:ジェレミー・アイアンズ
助演男優賞:マティアス・スーナールツ
助演女優賞:メアリー=ルイーズ・パーカー
助演女優賞:シャーロット・ランプリング
撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
視覚効果賞、録音賞、音響効果賞
“Death Wish”
配給:MGM
監督:イーライ・ロス
Budget:$30,000,000
Weekend Box Office:$13,010,267(2847)
OSCAR PLANET Score:27.3 BIG BOMB!!!
Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
主演男優賞:ブルース・ウィリス
助演男優賞:ヴィンセント・ドノフリオ
助演女優賞:エリザベス・シュー
※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。
※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。
【総括】
「ワンダーウーマン」(17年)のガル・ギャドット、「アトミック・ブロンド」(17年)のシャーリズ・セロンに続くのは、『レッド・スパロー』のジェニファー・ローレンス?!かつてCIAエージェントだったというジェイソン・マシューズによる小説が映画化された。バレリーナ志望からロシアの工作員に転身したスパロー(スズメ)が、CIA工作員ナッシュに近づくも、思いがけず恋に落ちてしまい…というストーリー。批評家からはまずまずの反応が返ってきている。典型的なスパイ物で、特別新しいものはないものの、薄っぺらではない登場人物たちを散りばめ、一定の緊張感を維持することに成功。ローレンスのパフォーマンスも作品のレヴェルを押し上げる、さすが一流と言って良いものだとか。ただし、ローレンス主演と言えど、賞レース向きの内容ではない(参戦があるとするなら録音賞、音響効果賞か)。それよりも気になるのは興行成績のはずだが、残念、週末成績は平凡な数字が報告されている。ローレンス主演ならば、少なくとも2,000万ドルは超えてきたかったところだろう。
『Death Wish』はチャールズ・ブロンソン主演作「狼よさらば」(94年)をイーライ・ロス監督、ブルース・ウィリスのタッグでリメイクしたもの。強盗に家族を殺された平凡な男が復讐の鬼と化す様を描く。オリジナルはカルト作と言われる程に熱烈なファンがついている作品だが、批評家によるとその足元にも及ばない仕上がりだと斬り捨てられている。オリジナルの筋を辿るだけで工夫の見られない再生産であり、そこには主人公の信念と呼べるものも見当たらない。今の時代にそぐわない内容との指摘も相次いでいる。ラジー賞への警戒が必要か。また、興行的にもおとなしい結果に終わっている。ウィリスにとっては久しぶりの劇場拡大公開の主演作だったが、結果を残したとは言い難い。


配給:MGM
監督:イーライ・ロス
Budget:$30,000,000
Weekend Box Office:$13,010,267(2847)
OSCAR PLANET Score:27.3 BIG BOMB!!!
Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
主演男優賞:ブルース・ウィリス
助演男優賞:ヴィンセント・ドノフリオ
助演女優賞:エリザベス・シュー
※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。
※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。
【総括】
「ワンダーウーマン」(17年)のガル・ギャドット、「アトミック・ブロンド」(17年)のシャーリズ・セロンに続くのは、『レッド・スパロー』のジェニファー・ローレンス?!かつてCIAエージェントだったというジェイソン・マシューズによる小説が映画化された。バレリーナ志望からロシアの工作員に転身したスパロー(スズメ)が、CIA工作員ナッシュに近づくも、思いがけず恋に落ちてしまい…というストーリー。批評家からはまずまずの反応が返ってきている。典型的なスパイ物で、特別新しいものはないものの、薄っぺらではない登場人物たちを散りばめ、一定の緊張感を維持することに成功。ローレンスのパフォーマンスも作品のレヴェルを押し上げる、さすが一流と言って良いものだとか。ただし、ローレンス主演と言えど、賞レース向きの内容ではない(参戦があるとするなら録音賞、音響効果賞か)。それよりも気になるのは興行成績のはずだが、残念、週末成績は平凡な数字が報告されている。ローレンス主演ならば、少なくとも2,000万ドルは超えてきたかったところだろう。
『Death Wish』はチャールズ・ブロンソン主演作「狼よさらば」(94年)をイーライ・ロス監督、ブルース・ウィリスのタッグでリメイクしたもの。強盗に家族を殺された平凡な男が復讐の鬼と化す様を描く。オリジナルはカルト作と言われる程に熱烈なファンがついている作品だが、批評家によるとその足元にも及ばない仕上がりだと斬り捨てられている。オリジナルの筋を辿るだけで工夫の見られない再生産であり、そこには主人公の信念と呼べるものも見当たらない。今の時代にそぐわない内容との指摘も相次いでいる。ラジー賞への警戒が必要か。また、興行的にもおとなしい結果に終わっている。ウィリスにとっては久しぶりの劇場拡大公開の主演作だったが、結果を残したとは言い難い。

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