ジオストーム

ジオストーム “Geostorm”

監督:ディーン・デヴリン

出演:ジェラルド・バトラー、ジム・スタージェス、アビー・コーニッシュ、
   アレクサンドラ・マリア・ララ、ダニエル・ウー、エウヘニオ・デルベス、
   エド・ハリス、アンディ・ガルシア

評価:★




 何せ大国のトップが温暖化など嘘っぱちだと言ってのける時代だ。地球が自然大災害に見舞われる日は遠くないかもしれない。…と言うわけで近未来を舞台にした『ジオストーム』、高機能の人工衛星が宇宙から地球の気候をコントロールしているという設定だ。これだけで「とんでも映画」の匂いはぷんぷん。

 その匂いをさらに濃くするのがキャスティングで、衛星を開発した高知能人物を演じるのは、まさかのジェラルド・バトラーと来たもんだ。悪い冗談としか思えないものの、恐ろしいことに現実だ。でも嘆く必要はない?!バトラーは科学者役だからと言って、知的な役作りなんて興味なし。いつも通り、脳みそ筋肉な立ち居振る舞いを崩さない。ある意味、立派じゃないか。

 バトラーの弟にはジム・スタージェスが扮する(バトラーと並ぶと清潔感が際立つこと)。宇宙のバトラー、地球のスタージェス。主に二カ所で起こる物語を取り上げる。衛星が悪用され、宇宙ではその暴走を食い止めるミッションが、地球では犯人探しが行われる。どこかで見たような場面、或いは「知的過ぎて」何をやっているのか分からない場面が並ぶ。

 兄弟が奮闘する合間には、異常気象の影響を受けた各国都市が壊滅する様子が映し出される。香港の地面からマグマが吹き出し、リオデジャネイロには人を一瞬で凍らせるブリザードが吹き荒れ、東京には巨大なヒョウが銃弾のように降り注ぐ。映画ファンなら呟くだろう。これってローランド・エメリッヒが監督だっけ?

 けれどこれら視覚効果場面がいちばん退屈しない画だったりする。バトラーやスタージェスがいくら動いても、見せ方がとにかくチープ。金がかかっている分、視覚を刺激する異常気象場面の方が見ていられるのだ。ドバイの大津波、結構。オーランドの落雷、イイじゃないの。映画なんだからもっとやれ、などと非人道的に叫びたくなるというものだ。

 終幕に「アルマゲドン」(98年)的展開があり、同時に遂にジオストーム(地球規模の同時多発災害)が発生するかどうかというサスペンスも繰り広げられる。まあ、ジオストームが発生したら地球は壊滅してしまうから、起こらないことは分かるのだけど、多分ほとんどの観客が思うのではないか。ジオストームこそ見たかったのに…。頭の悪い感想には違いないものの、頭の悪い映画からは頭の悪い感想しか出てこないものだ。仕方ない。





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