February 9-11 2018, Weekend

◆2月第2週公開映画BUZZ


15時17分、パリ行き “The 15:17 to Paris”
 配給:ワーナー・ブラザース
 監督:クリント・イーストウッド
 Budget:$30,000,000
 Weekend Box Office:$12,554,286(3042)
 OSCAR PLANET Score:36.1
 Oscar Potential:録音賞、音響効果賞
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:アンソニー・サドラー
           主演男優賞:アレク・スカラトス
           主演男優賞:スペンサー・ストーン

ピーターラビット “Peter Rabbit”
 配給:コロンビア
 監督:ウィル・グラック
 Budget:$50,000,000
 Weekend Box Office:$25,010,928(3725) Good!
 OSCAR PLANET Score:55.3
 Oscar Potential:主演男優賞:ジェームズ・コーデン
           助演男優賞:ドーナル・グリーソン
           助演女優賞:ローズ・バーン
           美術賞、衣装デザイン賞、視覚効果賞
           録音賞、音響効果賞、作曲賞
           アニメーション映画賞

“Fifty Shades Freed”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:ジェームズ・フォーリー
 Budget:$55,000,000
 Weekend Box Office:$38,560,195(3768)
 OSCAR PLANET Score:26.5 BIG BOMB!!!
 Oscar Potential:主題歌賞
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演男優賞:ジェイミー・ドーナン
           主演女優賞:ダコタ・ジョンソン
           助演女優賞:キム・ベイシンガー


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 2015年、アムステルダム発、パリ行きの高速列車タリス内で起こった無差別テロ、所謂「タリス銃乱射事件」がクリント・イーストウッド監督の手によって映画化された。邦題は『15時17分、パリ行き』。この映画の最大の特徴は、テロリストに勇敢に立ち向かった若者3人本人が、そのまま主演している点。演技未経験の3人を起用する狙いは、圧倒的リアリティであることは間違いない。ではその結果はと言うと、残念、批評家の反応はイーストウッド映画とは思えないほどに低く、これまでで最悪と言って良い。素人起用が特に大きな効果を上げていないばかりか、演出もイーストウッドとは思えないほどに凡庸。ヒロイズムというテーマもぼやけたままに終わっているという。一時は今シーズンの賞レース参戦が期待された作品だが、どうやら来シーズンでは思い出されることすらないだろう。もちろん主演3人が演技の世界で時の人として祭り上げられることもないと思われる。興行的にもスター不在映画とは言え、厳しいオープニングになっている。

 ビアトリクス・ポターの原作で知られる『ピーターラビット』の世界が実写映像化。イギリスの湖水地方を舞台に、心優しき女性ビアと楽しく暮らすウサギのピーターが、隣に越してきたマグレガー氏がビアに惹かれていると知り、様々ないたずらを仕掛けることに …。ポターの伝記映画なら「ミス・ポター」(06年)があるが、やはり原作ファンが見たいのは、ピーターの活躍だろう。…というわけで、興行的にはメガヒットへの発展が期待されているわけだが、結果はと言うとまずまずのスタート。土日にファミリー映画特有の粘りと伸びを見せているので、腰の強い興行になる可能性がある。そうなればシリーズ化へのゴーサインはスムーズになるのだが、果たして…。また、批評家の反応もまずまずと言ったところ。オリジナルに忠実な映画化とは行かないものの、カラフルで溌剌とした画面は現代版として認めて良く、特に若い映画ファンのニーズには応えているだろうとのこと。賞レース参戦はないだろうが(もしかするとアニメーション映画賞にエントリーする可能性はある)、及第点の出来と言っても良いかもしれない。

 『Fifty Shades Freed』はE・L・ジェームズの大ベストセラー小説シリーズの映画化第3弾にして完結編。新婚旅行から帰ってきたアナとクリスチャンが、彼らを恨む人物から嫌がらせを受けることに…。1億ドルを超える興行的支持を受けた前二作同様、批評は今回も目も当てられない惨劇に見舞われている。おそらく批評家もは酷評する気満々で作品に臨んだと思われ、魅力のないキャラクターが魅力のない物語の中、滑稽な言動を繰り返すのみ、と実に簡単に斬り捨てている。三作いずれも駄作で統一されているという点、気が利いている?前作「フィフティ・シェイズ・ダーカー」(17年)はラジー賞で大量候補に挙がっているが、今回もそれに続くことは間違いないだろう。まずは今シーズンのラジー賞の行方を見守りたい。ちなみに興行成績も明らかな尻すぼみとなっている。ただし、それでもデビュー成績は3,856万ドル。他作品を寄せつけない数字を記録しているあたりは、熱心なファンに感謝しなければならないだろう。





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