スター・ウォーズ/最後のジェダイ

スター・ウォーズ/最後のジェダイ “Star Wars: The Last Jedi”

監督:ライアン・ジョンソン

出演:デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライヴァー、
   マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、オスカー・アイザック、
   アンディ・サーキス、ルピタ・ニョンゴ、ドーナル・グリーソン、
   アンソニー・ダニエルズ、グウェンドリン・クリスティー、
   ケリー・マリー・トラン、ローラ・ダーン、ピーター・メイヒュー、
   ジミー・ヴィー、ベニチオ・デル・トロ

評価:★★




 「フォースの覚醒」(15年)との間にスピンオフ映画「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」(16年)を挟んだからというわけではないだろうけれど、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は名もなき戦士たちの決死の戦いから始まる。歴史に名を残すことはないかもしれない者たちの勇姿で一気にエモーションを高めるのだ。

 ただ、思いの外、それが持続しない。おそらく今回のいちばんの目玉はルーク・スカイウォーカーの帰還のはずで、でもこれが辛気臭くていけない。どこぞやの星で隠遁生活を送るルークーの煮え切らない言動だけでどれだけ尺を取るのか。忍耐強いレイは若い頃の面影をほとんど残さない(マーク・ハミルは中年期にスター性を維持する努力をしなかったようだ)ルークを諦めないものの、さっさと次の展開に行ってくれた方が退屈しなかっただろう。

 レイがルークの下を離れ、因縁のカイロ・レンと顔を突き合わせる場面になって、俄然画面が活気づくからだ。レイ役のデイジー・リドリーとカイロ・レン役のアダム・ドライヴァーという活きの良いふたりの肉体が素晴らしい科学反応を起こし、選ばれし者ならでの苦悩と希望がせめぎ合いを見せる。悪の親玉スノークを前にしたカイロ・レンの選択など、なかなか興奮させる。

 イメージならレジスタンスの秘密の基地がある惑星でのバトルが秀逸。塩で覆われた惑星で、真っ白な塩の大地の下には何やら赤い物質がある。これが戦いで動く度、まるで血飛沫のように画面に舞い上がるのだ。美しく、同時に獰猛な画だ。この場面ではルークが再登場し場をさらうものの、いやいや、レイに大暴れさせるべきだった。そしてこのバトルのオチは…「スター・ウォーズ」ファンはこれで良いのか!?

 前回レイと愉快な掛け合いを見せたフィン(ジョン・ボイエガもリドリーに負けず劣らず、相変わらずフレッシュ)はアジア系の新キャラクターとずっと行動を共にし、レイとほとんど絡まないのが残念。ベニチオ・デル・トロ、ローラ・ダーンといった映画スターたちはちゃんと見せ場が用意されていてホッとする(それにしてもデル・トロは本当にブラッド・ピットに似ている。セクシー版ピットと言って良い)。

 そう言えば、今回はメカや風変わりな生物はさほど印象に残らない。前回初登場した球体型のBB-8一人勝ちではないか。これぐらいならば近い将来、本当に家庭に顔を見せそうな微笑ましさで、バトルにまで積極的に参加。彼(?)の前ではおなじみのC-3POやR2-D2がやけに古臭く感じられた。まあ、仕方ないか。





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