ジャスティス・リーグ

ジャスティス・リーグ “Justice League”

監督:ザック・スナイダー

出演:ベン・アフレック、ガル・ギャドット、ジェイソン・モモア、
   エズラ・ミラー、レイ・フィッシャー、ヘンリー・カヴィル、
   エイミー・アダムス、ダイアン・レイン、ジェレミー・アイアンズ、
   J・K・シモンズ、コニー・ニールセン、シアラン・ハインズ、
   アンバー・ハード、ジョー・モートン、ビリー・クラダップ、
   ジェシー・アイゼンバーグ、ロビン・ライト

評価:★★




 これまでの反省があったのだろう。DCエクステンデッド・ユニヴァースを少しでも明るくしようという努力の跡が見える。ただ、時既に遅し、か。何しろ『ジャスティス・リーグ』の物語は、スーパーマンが死んでからスタートするのだ。世界は今まで以上に混沌、悪が蔓延る。バットマンとワンダーウーマンは陰鬱な顔で新しい仲間を探す。明るい表情が無理しているように見える。

 前半はニューメンバーのスカウトがメインだ。アクアマン、フラッシュ、そしてサイボーグ。おそらくコミックファンにはお馴染みなのだろうヒーローたち。彼らの紹介を平等にしようとしたか、順番に時間を頂戴するヒーローたち。誰が目立つ目立たないなんていういちゃもんが出るのを避けようとしたのが見え見えだ。その結果、エピソードは彼方此方飛び、散漫な印象が拭えないとはマヌケ過ぎる。

 DCのライヴァル、マーヴェル作品「アベンジャーズ」(12年)では同じように新キャラクターを紹介しながら、かつアクションの見せ場を次々作るという離れ業をやってのけていたけれど、DCは気が利かない。バットマンとワンダーウーマンが個別に会いに行って説得するだなんて、かったるいというものだろう。スカウト場面で印象的なのはアクアマンの目つきの悪さくらいだ(演じるのは苦手なジェイソン・モモア)。

 マーヴェルにおける新スパイダーマン(トム・ホランド)的ポジションに収まるのがフラッシュ(ごひいきエズラ・ミラー)で、孤独な彼は友達が欲しいという理由でメンバー入りが決定。深刻な場面でもお喋りをやめない憎めないキャラクターだ。その役割はちゃんとこなしているものの、何しろ他のメンバーが陰気なので、陽気に振る舞えば振る舞うほど浮いてしまうのが気の毒だ。ちなみにマスクをかぶったミラーは坂口健太郎に似ている。日本版リメイクは、ぜひ坂口でどうぞ。

 それにしてもアクション場面が視覚効果だらけなのは相変わらずだ。舞台はアメリカの大都会からロシアの田舎まで方々に飛ぶものの、どの場面も背景まで視覚効果で描き込んでいることが丸分かりなのが興を削ぐ。敵役がモーションキャプチャーで表現された味気ないヤツなのも、なんだかなー。ウィレム・デフォーみたいな顔だけれど、どうやら関係はないようだ。

 さて、スーパーマンが復活することは誰でも予想がつくことだけれど、復活したらしたで、強過ぎて強過ぎて…、突如「スーパーマンと愉快な仲間たち」風へチェンジ。「バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生」(16年)で苦戦したのは何だったのという感じ。映画自体がスーパーマン単独映画第2弾の壮大なるフリに見えてくるほどだ。

 個人的に可能性を感じたのはワンダーウーマンとフラッシュの顔合わせ。まだまだ青臭さの抜けないフラッシュを、お姉様のワンダーウーマンが調教する。ガル・ギャドットとミラーの見た目の相性もピッタリではないか。フラッシュ単独映画でどうだ。ダメ?





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