マイティ・ソー バトルロイヤル

マイティ・ソー バトルロイヤル “Thor: Ragnarok”

監督・出演:タイカ・ワイティティ

出演:クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、ケイト・ブランシェット、
   トム・ヒドルストン、イドリス・エルバ、ジェフ・ゴールドブラム、
   テッサ・トンプソン、カール・アーバン、浅野忠信、
   ベネディクト・カンバーバッチ、アンソニー・ホプキンス、
   スカーレット・ヨハンソン、ルーク・ヘムズワース、マット・デイモン

評価:★★★




 マーヴェル・シネマティック・ユニヴァースの中でいちばんのハンサムは、ソーを演じるクリス・ヘムズワースだ。異論は認めない。「アスガルドの王子」とソーのキャラクターも立っているし、ヴィジュアルも目に焼きつく。何よりヘムズワースは大作を背負うことのできるスケール感のあるスターだ。その彼をさらに生かすにはどうしたら良いか。『マイティ・ソー バトルロイヤル』が出した答えは作品をコメディ仕立てにすることだった。

 いや、コメディ映画というよりギャグ映画に近いものがあるか。ヘムズワースの「ゴーストバスターズ」(16年)のバカ演技を参考にしたわけではないだろうに、ここでのソーは完全に三枚目。一作目(11年)のようにカルチャーギャップによる可愛さ混じりの笑いなんかではない。積極的に身体を張って笑いを獲得しに来るのが、何だかスゴイゾ。周辺キャラクターも笑いに貪欲。並べるべきは「斉木楠雄のΨ難」(17年)?超能力少年もびっくりだ。

 斯くしてオープニングから笑いの連打。いきなり観客に話しかけるわ、「Immigrant Song」に乗せて戦うわ、ソーとロキの確執が劇になるわ、ソーがジーンズ履いちゃうわ…。アスガルド消滅の大ピンチだというのに、一向に深刻に見えない。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(14年)よりも能天気だ。

 だからだろうか、バトルにはさほど力が入っているように見えない。ソーとハルクが一騎打ちになるのとクライマックスの大合戦以外のアクションは喜劇のリズムに呑み込まれてしまったような印象。「アスガルドは場所じゃない。民だ」という結論に向けて、アクションよりもギャグのリズムで突っ走る。そうか、そんなに笑わせたいか。

 それでもまあ、ソーはソーだ。お馴染みのハンマーが使い物にならなくて、「そうだ、俺は雷の神(God of Thunder)だった」と思い出し(雷様とお呼びしたい)、それこそ斉木楠雄でも使いこなしそうな雷技を繰り出して敵に立ち向かう。何だか騙された気分にもなるものの、ヘムズワース、ちゃんとキメポーズもこなして格好良く魅せる。ちなみに途中からソーはイメチェン。短髪になる。デカした床屋さん。凛々しいぞ。

 ソーに立ちはだかるのは死の女神ヘラ。ケイト・ブランシェットが楽しそうに演じる。歌舞伎の見得のようなパフォーマンスで余裕余裕。ノリノリ過ぎてドロンジョ様のお仲間に見えるくらいだ。ただ、ブランシェットならこれくらいは朝飯前。それよりもソーに加担する女戦士を演じたテッサ・トンプソンが格好良い。酔っぱらう場面が多いというのも珍しく、なるほどこれからもソーと良いコンビネーションを見せてくれそうだ。





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