November 10-12 2017, Weekend

◆11月第2週公開映画BUZZ


スリー・ビルボード “Three Billboards Outside Ebbing, Missouri”
 配給:フォックス・サーチライト
 監督:マーティン・マクドノー
 Budget:-
 Weekend Box Office:$322,168 Great!
 OSCAR PLANET Score:93.2 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演女優賞:フランシス・マクドーマンド
           助演男優賞:ウッディ・ハレルソン
           助演男優賞:サム・ロックウェル
           撮影賞編集賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞

オリエント急行殺人事件 “Murder on the Orient Express”
 配給:20世紀フォックス
 監督:タイカ・ワイティティ
 Budget:$55,000,000
 Weekend Box Office:$28,681,472
 OSCAR PLANET Score:58.1
 Oscar Potential:主演男優賞:ケネス・ブラナー
           助演男優賞:ウィレム・デフォー
           助演男優賞:ジョニー・デップ
           助演男優賞:ジョシュ・ギャッド
           助演女優賞:ペネロペ・クルス
           助演女優賞:ジュディ・デンチ
           助演女優賞:ミシェル・ファイファー
           助演女優賞:デイジー・リドリー
           撮影賞、美術賞衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞

“Daddy's Home 2”
 配給:パラマウント
 監督:ショーン・アンダース
 Budget:$69,000,000
 Weekend Box Office:$29,651,193
 OSCAR PLANET Score:28.3 BIG BOMB!!!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
            主演男優賞:ウィル・フェレル
            主演男優賞:マーク・ウォルバーグ
            助演男優賞:メル・ギブソン
            助演男優賞:ジョン・リスゴー


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 トロント国際映画祭で『シェイプ・オブ・ウォーター』を破って観客賞に輝いたことで驚かせた『スリー・ビルボード』がいよいよ公開。レイプにより娘を殺された母親が、警察の怠慢な捜査に憤慨。町の三枚の看板に憤懣やるかたない想いを表した広告を出したことから起きる出来事を綴る。コメディ・ドラマという体裁ではあるものの、社会が反映されたメッセージ性強い内容になっている模様。米批評家陣もそれを認めた絶賛評が大半になっている。権力や権利についてアメリカの今を鋭く抉る物語は、ブラック・コメディとドラマが巧みに融合されて観応え十分。マーティン・マクドノーのバランス良い演出はその魅力を最大限引き出すものであり、彼が今の映画界において貴重な存在であることを証明する素晴らしいそれであるという。どんな場面でも己を信じて突き進むヒロイン像も強烈で、演じるフランシス・マクドーマンドの怪演は今年を代表するものになること確実。彼女に辛く当たる警官を演じたサム・ロックウェルのパフォーマンスも唖然とするほどに素晴らしいとのこと。この激賞はオスカー戦線参戦に高らかに名乗りを上げたと言って良い。タイムリーな題材でもあることから、かなりの好レースが期待できるのではないか。作品賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞の候補はまず間違いなく、彼らに勢いが出れば監督賞や編集賞でも善戦するはず。もしかすると作品賞の頂点に輝く可能性すら秘めているかもしれない。興行的にも拡大公開の成功に期待を抱かせる見事なスタートダッシュをキメている。

 誰もが知るアガサ・クリスティの名作ミステリーが再映画化された。『オリエント急行殺人事件』がその作品。トルコからフランスに向かう寝台列車オリエント急行で富豪ラチェットが殺される事件が発生。名探偵エルキュール・ポアロは、容疑者となった13人の乗客や車掌から犯人を見つけることができるのか…。売りとなるのは主役を張ることのできるスターによるアンサンブル。監督と主演を兼任するケネス・ブラナーの下に集まった実力派スターたちの掛け合いは、それだけでお腹いっぱいになる魅力たっぷり。彼らを取り囲む衣装や美術の魅力も大いに見ものとのこと。ただ、絶賛一色ではなく、原作の魅力を最大限活かせた仕上がりかと言うと、首を傾げた評も目立っている。賞レース参戦があるとするなら、美術賞、衣装デザイン賞、作曲賞あたりに限られるだろう。興行的にはまずまずの出足。個々のスターパワーを考えると物足りないとも言えるが、製作費を考えれば悪くはない。

 『Daddy's Home 2』は日本ではあっさりDVDスルーになった大ヒットコメディ「パパ VS 新しいパパ」(15年)の続編。引き続き実父と継父が主人公。彼らが協力して子育てすることになった前作からしばらく経ってのホリデイシーズン、彼らの父親がやって来たことから事態は面倒なことに!?ウィル・フェレルとマーク・ウォルバーグの父親役としてそれぞれジョン・リスゴーとメル・ギブソンという濃過ぎるふたりが出てくるのがミソ。…なのだが、批評家には全くアピールしなかったようで、今年最低レヴェルと言って良い酷評に塗れているから、はい、残念。何の冒険心もない物語と笑いに寄り掛かり、大スターたちがドタバタを繰り広げるだけという指摘が方々から飛んでいる。リスゴーやギブソンをせっかく投入しても、その甲斐がないと嘆かずにはいられない?!ラジー賞への警戒が大いに必要と言えるだろう。週末成績は前作の3,874万ドルから909万ドル下回る出足。やや物足りないと言えるだろう。ただし、製作費の回収は問題ないと思われる。





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