October 27-29 2017, Weekend

◆10月第4週公開映画BUZZ


“Suburbicon”
 配給:パラマウント
 監督:ジョージ・クルーニー
 Budget:$25,000,000
 Weekend Box Office:$2,840,246(2046) zzz...
 OSCAR PLANET Score:36.1
 Oscar Potential:主演男優賞:マット・デイモン
           助演男優賞:オスカー・アイザック
           助演女優賞:ジュリアン・ムーア

“Novitiate”
 配給:ソニー・ピクチャーズ・クラシックス
 監督:マギー・ベッツ
 Budget:-
 Weekend Box Office:$22,724(3) zzz...
 OSCAR PLANET Score:83.8 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:ディアナ・アグロン
           主演女優賞:マーガレット・クアリー
           助演女優賞:メリッサ・レオ
           撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞
           録音賞、音響効果賞、作曲賞

“Thank You for Your Service”
 配給:ドリームワークス
 監督:ジェイソン・ホール
 Budget:$20,000,000
 Weekend Box Office:$3,817,700(2054) zzz...
 OSCAR PLANET Score:72.4
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:マイルズ・テラー
           助演女優賞:ヘイリー・ベネット
           撮影賞、編集賞、視覚効果賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞

“All I See is You”
 配給:オープンロード・フィルムズ
 監督:マーク・フォースター
 Budget:$30,000,000
 Weekend Box Office:$144,076(283) zzz...
 OSCAR PLANET Score:41.0
 Oscar Potential:主演女優賞:ブレイク・ライヴリー
           助演男優賞:ジェイソン・クラーク

ジグソウ:ソウ・レガシー “Jigsaw”
 配給:ライオンズゲイト
 監督:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ
 Budget:$10,000,000
 Weekend Box Office:$16,640,452(2941)
 OSCAR PLANET Score:41.0
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞

“Amityville: The Awakening”
 配給:ディメンション・フィルムズ
 監督:フランク・カルフン
 Budget:-
 Weekend Box Office:$742(10) zzzzzzzzzzzzzz...
 OSCAR PLANET Score:34.1 BIG BOMB!!!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚色賞
           主演女優賞:べラ・ソーン


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映されたジョージ・クルーニー監督作『Suburbicon』が公開。脚本をクルーニーと縁のあるコーエン兄弟が担当しているのも話題。舞台となるのは1950年代のアメリカ郊外の町サバービコン。ここに住む平凡な一家が町の闇に巻き込まれていく様を描くクライム・スリラーになる。クルーニーの下にはマット・デイモン、ジュリアン・ムーア、オスカー・アイザックら実力あるキャストが集まったのだが、残念ながら批評家受けは芳しくない。アメリカ社会や人種問題、殺人ミステリー等様々な要素が組み込まれた話だが、演出はそれらを巧みに操作することに失敗。どれも中途半端な切り上げに終わっているとのこと。俳優陣への言及も全く目立っていない。これは賞レース参戦は消えたと見るのが正解だろう。興行的にもスター監督、スター俳優の作品とは思えないほどに低調で、低く抑えられた製作費の回収すら絶望的な大コケ。クルーニーは「ミケランジェロ・プロジェクト」(14年)に続く監督作の不調。ハリウッドでの求心力がやや弱まってきているように見えるが…。

 サンダンス映画祭からは『Novitiate』が登場。1960年代初頭、修道女を目指す若い女性が信仰に疑問を持ち始める様を描く。サンダンスでは特別審査員賞を受賞するほどに評価が高かったが、批評家陣もそれに異議なしを唱えている。テーマはずばり信仰とフェミニズム。簡単には結論を出せない難しいテーマに果敢に斬り込み、力強いドラマが展開されるとのこと。とりわけ大きな武器になっているのはメリッサ・レオのストロング・パフォーマンスで、物語を多角的に見せる最高レヴェルのそれであるという。オスカーに絡むには規模が小さいが、レオが助演女優賞部門で健闘することは確実と見られていて、それに引っ張られて作品自体の注目度も上昇するのではないかと思われる。ただ、興行的に不発臭濃い出足になっているのは気にかかる。このままBUZZが静まらなければ良いが…。

 『Thank You for Your Service』も賞レースを目指した作品。デヴィッド・フィンケルのノンフィクション小説の映画化で、イラクからの帰還兵がPTSDに苦しむ様を描く。帰還兵の苦悩はこれまでにも取り上げられてきたテーマだが、マイルズ・テラーによる献身的な演技と、題材に真摯に向き合う姿勢により、じっくり問題を考えることのできる仕上がり。戦争という得体の知れないもの姿もちゃんと見えてくるとのこと。手放しの絶賛は少ないとは言え、一見の価値はあると見て良さそう。ただ、だからと言って賞レース参戦が保証されるかと言うと、それはまた別の話で、現時点ではBUZZは全く盛り上がってない(戦争絡みの映画は案外賞受けしない。Why?)。批評家賞で目に留められないと、オスカーではシャットアウトされるだろう。興行的にも完全なる不発。そもそも拡大公開で始めるのに無理があったと思われる。

 娯楽映画好きには『All I See is You』。目が見えない女性が視力を取り戻したこときっかけに、夫との関係を崩していく様を描く心理劇。このところ作品が相次いでいるブレイク・ライヴリーの主演。批評家の反応はさほど良いものではなく、話の前提に無理があり、かつ生じた疑問に対する回答も放ったままになっているとのこと。結果、サイコスリラー的要素の側面ばかりが前面に出て、意図したような話になっていないのではないかとの声が多くなっている。ラジー賞に絡むような酷評ではないものの、残念なリアクションと言えるだろう。興行的にも上映を決めた映画館の経営を心配してしまうほどの不入りとなっている。





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