ダイバージェントFINAL

ダイバージェントFINAL “Allegiant”

監督:ロベルト・シュヴェンケ

出演:シャイリーン・ウッドリー、テオ・ジェームズ、ジェフ・ダニエルス、
   マイルズ・テラー、アンセル・エルゴート、ゾーイ・クラヴィッツ、
   マギー・Q、レイ・スティーヴンソン、ビル・スカルスガルド、
   ナディア・ヒルカー、オクタヴィア・スペンサー、ナオミ・ワッツ

評価:★




 シャイリーン・ウッドリーとナオミ・ワッツが「嫁と姑」バトルでも繰り広げるのかと思ったら(絶対その方が面白い)、頼りない一作目(14年)の世界観を広げ、ますます大味に近づけるだけとはこれいかに。もはや人間を五つの派閥に分類するという設定はほとんど意味をなしていない『ダイバージェントFINAL』だ。

 新たなる敵は、見るからに怪しいジェフ・ダニエルス。しかし、勘の悪いウッドリーはそんなことに気づかず、愛するテオ・ジェームズの警告をあっさり無視する。だから大半の場面でウッドリーがバカに見えるのが辛い。近未来型飛行機に足を組んで乗り込んで優雅に笑みを浮かべるショットなんて、何の冗談なのか。

 その分ジェームズは格好良いエピソードが用意される。ただ、如何せんジェームズ自身がB級スターの壁を突破できない器のため、さほど印象に残らない。出世しても義理堅く出演するマイルズ・テラーやアンセル・エルゴートの方が後に引く佇まい。まあ、彼らが活かされているかと言うと、それもまた疑問だけれど…。

 そもそもウッドリーに肉体的見せ場を作らないのがどうかしているのだ。一度見たら忘れられないあの顔を歪ませながら、身体を目一杯動かすのが面白いのに、敵がいるかいないか窺ったり、楽して銃を乱射したり…という動きの少ない画ばかり。ウッドリーがドローン型の万能武器に完全に喰われている。

 …となると期待したいのはワッツやダニエルス、オクタヴィア・スペンサーらヴェテラン俳優陣になるのだけれど、彼らはほとんどバラバラにされて、絡みが僅かしかない。とりわけ気の毒なのはワッツで、作り手の掌の上で都合良く転がされているキャラクター内に留まっている。おかげでウッドリーと同じくらいバカに見える。ヴェテラン三人の取っ組み合いぐらい見せてくれ。どれだけ強引な展開でも許すから。

 邦題は勝手に完結編を謳っているものの、明らかに新たなる話が想像できる幕切れ。最初は「ハンガー・ゲーム」(12年)の線を狙っていたはずなのに、何と言うか、「バイオハザード」(02年)風になった感。作品毎に舞台設定が変わり、ほとんど何でもあり。それならば次回、強引にケイト・ウィンスレット復活希望。ダメか。そうか。どうでもいいか。





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