October 6-8 2017, Weekend

◆10月第1週公開映画BUZZ


ブレードランナー 2049 “Blade Runner 2049”
 配給:ワーナー・ブラザース
 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
 Budget:$150,000,000
 Weekend Box Office:$32,753,122(4058)
 OSCAR PLANET Score:86.5 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞監督賞脚色賞
           主演男優賞:ライアン・ゴズリング
           助演男優賞:ハリソン・フォード
           助演男優賞:ジャレッド・レト
           助演女優賞:アナ・デ・アルマス
           助演女優賞:シルヴィア・フークス
           助演女優賞:ロビン・ライト
           撮影賞編集賞美術賞衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞録音賞音響効果賞作曲賞

“The Florida Project”
 配給:A24
 監督:ショーン・ベイカー
 Budget:-
 Weekend Box Office:$157,553(4) Great!
 OSCAR PLANET Score:94.6 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演(助演?)女優賞:ブルックリン・プリンス
           助演男優賞:ウィレム・デフォー
           助演女優賞:ブリア・ヴィネイト
           撮影賞編集賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞

“The Mountain Between Us”
 配給:20世紀フォックス
 監督:ハニ・アブ=アサド
 Budget:$35,000,000
 Weekend Box Office:$10,551,336(3088) zzz...
 OSCAR PLANET Score:49.3
 Oscar Potential:主演男優賞:イドリス・エルバ
           主演女優賞:ケイト・ウィンスレット
           撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞、録音賞、音響効果賞

“My Little Pony: The Movie”
 配給:ライオンズゲイト
 監督:ジェイソン・シーセン
 Budget:-
 Weekend Box Office:$8,885,899(2528) zzz...
 OSCAR PLANET Score:53.4
 Oscar Potential:アニメーション映画賞

ウーナ “Una”
 配給:エモン・フィルムズ
 監督:ベネディクト・アンドリュース
 Budget:-
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:63.8
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演女優賞:ルーニー・マーラ
           助演男優賞:ベン・メンデルソーン
           編集賞


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 カルト映画として名高い「ブレードランナー」(82年)から、実に35年。その続編となる『ブレードランナー 2049』が遂に公開へ。リドリー・スコットは監督していないもののエグゼクティヴ・プロデュースを担当。「メッセージ」(16年)でSF映画の新しい夜明けを告げたドゥニ・ヴィルヌーヴがメガホンを採っていることも大きな話題になっている。前作から30年後の2049年、新人ブレードランナーKが、謎の科学者が引き起こす新たなる世界危機を解決するため、リック・デッカードを探し出し…。一作目が偉大であるがゆえ、おそらく相当のプレッシャーがかかったプロジェクトのはずだが、批評家はそれに見事打ち克つ出来映えだと激賞している。スタイリッシュにキメられた眩いヴィジュアル、滑らかで深みある語り口が掘り起こすのは、一作目の世界観へ更にディープに入り込んだマジカルな空間であり、新キャラクター、旧キャラクターが大変効率的に描き出されていく。ヴィルヌーヴのSFセンスが完全に吉に向かった格好で、ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォードらキャストもクール(とりわけフォードは印象に残る)。続編という性質やSF娯楽作という内容を考えると、賞レース向きとは決して言えないものの、BUZZ作りにさえ成功すれば、参戦は不可能ではないだろう。技術部門での大量ノミネートは確実。作品賞、監督賞、助演男優賞あたりで食い込めば、大成功と言えるが、果たして…。ただ、興行的には話題性には見合わないスロウスタートなのが気になるところ。

 その『ブレードランナー 2049』よりも賞レースを賑わせることが確実視されているのが、インディーズ映画『The Florida Project』。ディズニーワールドのあるオーランド、母親と共にマジックキャッスルと言う名のモーテルで夏を過ごす6歳の少女ムーニーの毎日を続く。カンヌ国際映画祭でプレミア上映され、その出来映えにBUZZがが瞬く間に盛り上がった一品。監督のショーン・ベイカーは前作「タンジェリン」(15年)をiPhoneで撮ったことが話題になったが、今回は35mmを採用、美しい世界観を創り出している。一見単純な、少女のひと夏の成長ストーリーのようなのだが、批評家が言うには、彼女が目にするもの・経験するものには今のアメリカがカラフルに散りばめられていて、上等の人間ドラマとして美しく逞しく機能しているとのこと。少女を演じるブルックリン・プリンスはまさにハマり役。母親役のブリア・ヴィネイトも健闘。そして何より、モーテルの管理人を演じるウィレム・デフォーが圧倒的存在感で作品を温かく見守り、かつ引き締めているという。賞レースではインディペンデント・スピリット賞での大量ノミネートは間違いなく、オスカーでも善戦が期待される。とりわけデフォーの助演男優賞ノミネートは堅いと見られているが、果たして…。また、興行的にもストロングスタート。賞レースシーズンに向けて徐々に拡大公開され、支持をさらに広げることになるだろう。

 『The Mountain Between Us』はチャールズ・マーティンのベストセラーの映画化。雪山に墜落したチャーター機に乗っていた結婚間近のライター(♀)と手術を控えた医師(♂)が、サヴァイヴァルの旅路の中で恋に落ちる…。トロント国際映画祭で上映されたものの、もうひとつBUZZが盛り上がらなかった作品だが、アメリカの批評家の反応もそれに続いている。作為的で不自然な場面が多く、メロドラマとしてもサヴァイヴァルアクションとしても中途半端なことが評価が伸びていない最要因。ただ、その一方でケイト・ウィンスレットとイドリス・エルバのパフォーマンスは作品を何とかみられるレヴェルに引き上げているとのとする指摘も少なくなく、全く見所がないわけでもない模様。尤も、賞レースに参戦することはないだろう。また、興行的にも極めて苦しい立ち上がりになっている。





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