エブリシング

エブリシング “Everything, Everything”

監督:ステラ・メギー

出演:アマンドラ・ステンバーグ、ニック・ロビンソン、アナ・デ・ラ・レゲラ、
   アニカ・ノニ・ローズ、テイラー・ヒックソン、ダン・ペイン、
   フィオナ・ローウィ、ロバート・ローレンソン、セイジ・ブロックルバンク、
   ピーター・ベンソン、フランソワーズ・イップ

評価:★★




 ヒロインが患っている病気は重度複合免疫不全症(SCID)と言う。免疫システムに異常があり、ちょっとしたウィルスに感染しただけで死に至る危険がある。それゆえの生まれてから18年に渡る軟禁生活。彼女は一度も自宅から出たことがないのだ。気の毒ったらない。

 そんな彼女の恋を描く『エブリシング』の見どころのひとつは、相手の少年とのやりとりだ。直接外では会えないからメールでのやりとりを膨らませた想像(妄想とも言う)場面が何度も挿入される。これがお行儀良いだけなのにがっくり。せっかく自分の自由にできる想像空間なのに、優等生のそれの域を出ず。大女優になったり、宇宙飛行士になったり、はたまた強盗の親分になったり…わけが分からないくらいぶっ飛んだ想像はできないものか。

 …なんて呑気に思っていたら、あっさり少年と少女が直に会っちゃうからびっくり仰天。一応少年は消毒した状態で面会するものの、それに安心したか、部屋の端と端で会うという約束を無視したふたりは、相手のムダ毛が見える位置にまで接近。これが恋ってやつかね。それとも若さってやつかね。

 …なんてことに驚いていてはいけない。お調子こいたふたりは旅行にまで出てしまうのだ。それも飛行機に乗って、ハワイにひとっ飛びというから、悔しがる大人たちも多いだろう。大胆不敵、自信をつけたヒロインは海にも当然入る。崖から海目掛けてダイヴする。初めて着た水着はイエローで、胸の谷間をこれでもかとアピールだ。いやー、アメリカの女の子って発育が良いですね。少年、当然ムラムラきちゃったことでしょうよ。

 暴走の後にはやっぱりか、ヒロインが調子を崩す場面が出てくる。オチをどうやってつけるのか。いちばん難しいところが…これが何ともまあ、無神経なやり口で解決される。ある人物の嘘が発覚。障害が排除されていくのだけれど、この嘘があまりに重くて、ほとんどサイコホラーの様相ではないか。犯罪に認定して良い。

 青春ドラマはキャストが重要だ。少年役のニック・ロビンソンは髪型がいけないのか、ブルックリン・ベッカムに若き日のエドワード・ファーロングのエキスを注いだ感じのぼんやりした容姿でピンと来ないものの、ヒロインに扮したアマンドラ・ステンバーグは溌剌としている。病気だなんて全く思わせない生き生きした所作や表情。嫌味…じゃないよ。多分。





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