September 29-1 2017, Weekend

◆9月第5週公開映画BUZZ


バリー・シール アメリカをはめた男 “American Made”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:ダグ・リーマン
 Budget:$50,000,000
 Weekend Box Office:$16,776,390(3024)
 OSCAR PLANET Score:75.1
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:トム・クルーズ
           撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、視覚効果賞
           録音賞、音響効果賞、作曲賞

“Flatliners”
 配給:スクリーン・ゲムス
 監督:ニールス・アルデン・オプレヴ
 Budget:$20,000,000
 Weekend Box Office:$6,574,326(2552) zzz...
 OSCAR PLANET Score:20.6 BIG BOMB!!!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演女優賞:エレン・ペイジ
           助演男優賞:ディエゴ・ルナ

“Mark Felt: The Man Who Brought Down the White House”
 配給:ソニー・ピクチャーズ・クラシックス
 監督:ピーター・ランデスマン
 Budget:-
 Weekend Box Office:$34,217(5)
 OSCAR PLANET Score:45.1
 Oscar Potential:主演男優賞:リーアム・ニーソン
           助演女優賞:ダイアン・レイン
           美術賞、衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞、作曲賞


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 『バリー・シール アメリカをはめた男』はCIAエージェントにスカウトされたパイロット、バリー・シールを主人公にした実話物。彼が伝説の麻薬王パブロ・エスコバルの組織に潜入し、麻薬の運び屋として暗躍する様を描き出す。…と書くと、立派な伝記物を想像してしまうものの、どっこいアクション・コメディ仕立てになっているのがミソ。そもそも主人公は善人として断定して良い人物として登場はせず、周辺人物のみならず観客をも愉快に振り回すものとして存在するのだとか。当然その態度は物語に大きな影響を与え、それ自体がくるくる表情を変える。そしてそれこそが批評家が賛辞を贈っているところで、演じるトム・クルーズのスター性も大いに活用されているとのこと。賞レースに絡むタイプの作品ではないものの、クルーズのゴールデン・グローブ賞候補はあり得ない話ではないのではないか。また、興行的には集客に結びつき難い実話ドラマながら、1,677万ドルを記録。クルーズ映画としては平凡だが、むしろこの題材でここまで弾き出したクルーズのスターパワーを讃えるべきだと思われる。

 『Flatliners』はジュリア・ロバーツも出演していた1990年映画「フラットライナーズ」のリメイク。心臓を短時間停止させることで死後の世界を覗き見る実験をする医学生たちを襲う恐怖とは…。批評家はオリジナルの良さを全く継承していないリメイクだと完全無視。ホラーとしてもドラマとしても全く機能していないと指摘している。エレン・ペイジの主演も何の力にもなっていないとのこと。興行的にも完全なる不発に終わっていて、ラジー賞への警戒が必要になるかもしれない。

 第37代アメリカ大統領リチャード・ニクソンを辞任に追い込んだウォーターゲート事件で鍵を握る、謎の密告者ディープ・スロートの伝記映画が登場。『Mark Felt: The Man Who Brought Down the White House』がその作品。彼の正体は長らく知られないままだったが、10数年前にFBI副長官だったマーク・フェルトこそがその人物だと判明。仕事や家族の問題に苦悩する彼の姿が描かれる。ロシアゲート事件で揺れる現在のアメリカに通じるタイムリーな題材だと言われていたが、批評家の反応は鈍い。彼らが言うには、ジャーナリスト出身であるピーター・ランデスマンの演出には斑があり、映画的興奮に乏しい画が並ぶのだという。「オール・ザ・キングスメン」(49年)と比較しながら斬った評も多いか。救いがあるとすればフェルトに扮したリーアム・ニーソンのパフォーマンス、或いはダイアン・レイン、トニー・ゴールドウィンら実力派によるアンサンブルとのことだが…。賞レースからは大きく後退。おそらく全く顔を出すことなく終わるのではないか。興行的にも平凡なものに終わっている。





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