September 22-24 2017, Weekend

◆9月第4週公開映画BUZZ


“Battle of the Sexes”
 配給:フォックス・サーチライト
 監督:ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス
 Budget:-
 Weekend Box Office:$515,450(21) Great!
 OSCAR PLANET Score:81.6 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演(助演?)男優賞:スティーヴ・カレル
           主演女優賞:エマ・ストーン
           助演女優賞:アンドレア・ライズボロー
           撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           録音賞音響効果賞作曲賞

“Stronger”
 配給:ライオンズゲイト、ロードサイド・アトラクションズ
 監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン
 Budget:$30,000,000
 Weekend Box Office:$1,611,899(574) zzz...
 OSCAR PLANET Score:85.5 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞監督賞脚色賞
           主演男優賞:ジェイク・ギレンホール
           助演女優賞:タチアナ・マスラニー
           助演女優賞:ミランダ・リチャードソン
           撮影賞、編集賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞

“Victoria and Abdul”
 配給:フォーカス・フィーチャーズ
 監督:スティーヴン・フリアーズ
 Budget:-
 Weekend Box Office:$158,845(4) Great!
 OSCAR PLANET Score:59.3
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:アリ・ファザール
           主演女優賞:ジュディ・デンチ
           撮影賞、編集賞、美術賞衣装デザイン賞メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           録音賞、音響効果賞、作曲賞

キングスマン:ゴールデン・サークル “Kingsman: The Golden Circle”
 配給:20世紀フォックス
 監督:マシュー・ヴォーン
 Budget:$104,000,000
 Weekend Box Office:$39,023,010(4003) Great!
 OSCAR PLANET Score:45.3
 Oscar Potential:主演男優賞:タロン・エガートン
           助演男優賞:ジェフ・ブリッジス
           助演男優賞:コリン・ファース
           助演男優賞:チャニング・テイタム
           助演女優賞:ハル・ベリー
           助演女優賞:ジュリアン・ムーア
           撮影賞、編集賞視覚効果賞録音賞音響効果賞

レゴニンジャゴー ザ・ムービー “The LEGO Ninjago Movie”
 配給:ワーナー・ブラザース
 監督:チャーリー・ビーン、ポール・フィッシャー、ボブ・ローガン
 Budget:$70,000,000
 Weekend Box Office:$20,433,071(4047)
 OSCAR PLANET Score:54.4
 Oscar Potential:アニメーション映画賞

“Woodshock”
 配給:A24
 監督:ケイト・マレヴィ、ローラ・マレヴィ
 Budget:-
 Weekend Box Office:$12,247(3) zzz...
 OSCAR PLANET Score:27.1 BIG BOMB!!!
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:キルスティン・ダンスト


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 トロント国際映画祭でプレミア上映されるや否や、賞レースBUZZが一気に盛り上がった『Battle of the Sexes』が公開へ。1973年、男性優位主義者の男子テニス選手ボビー・リッグスと、男女同権運動の旗手である女子テニス選手ビリー・ジーン・キングの性別を超えた戦いを描く実話物。スティーヴ・カレルとエマ・ストーンが激突する。ストーンにとってはオスカー受賞後最初の作品ということで注目度は大変高くなっていたのだが、そのプレッシャーを跳ね飛ばす大好評で迎えられているから、一安心していることだろう。喜劇のリズム感とスポーツ場面のアクションが見事な融合を見せるドラマティック・コメディだと批評家たちが太鼓判を押しているところからすると、なるほど賞レースを大いに賑わせると思われる。ストーンのパフォーマンスは作品を牽引する素晴らしいレヴェルにあり、「ラ・ラ・ランド」(16年)ではなく、こちらでオスカーを受賞してもおかしくないとの賛辞が飛び出すほど。カレルもストーンと大変愉快なケミストリーを創り出しているという。ゴールデン・グローブ賞複数候補はほぼ確実。オスカーでも善戦が期待される。さて、どうなるか。興行的にも好スタート。映画ファンのみならず、一般層に人気が拡大する可能性を秘めた題材ゆえ、スマートなプロモーションを期待したいところ。

 『Stronger』も実話物で、2013年のボストンマラソン爆弾テロ事件により両脚を失ったランナー、ジェフ・ボーマンの復活の旅路を描く。脚本はボーマン自身がブレット・ウィッターと共同執筆したノンフィクションを基にしている。…というわけで、昨年封切られた「パトリオット・デイ」(16年)は警察目線で事件が取り上げられていたが、こちらはひとりの被害者を中心にしていて、物語色が強い。批評家によると、作品を引っ張るのは、主人公を演じるジェイク・ギレンホールの強力パフォーマンス。勇気を奮い立たせるインスパイア・ドラマの枠を飛び越えた説得力を与えるそれであり、彼を支える周辺人物の描き込みも的確なことも手伝い、実話性に頼らない力強いメッセージが感じられるとのこと。決して手放しの絶賛が多いわけではないものの、一定の質を認めたものが大半になっている。賞レースでも作品賞や主演男優賞、或いは助演女優賞(タチアナ・マスラニー、ミランダ・リチャードソン)でチャンスがあるだろう。ただし、興行的には公開館数に見合わない苦しい出足。巻き返しは難しそうだが、果たして…。

 『Victoria and Abdul』はシャラバニ・バスの著書を基にした、これまた実話ベースドラマ。ヴィクトリア女王とインド人使用人アブドゥル・カリムの関係を綴る。ヴィクトリア女王を演じるのはジュディ・デンチ。デンチと言えば、「Queen Victoria/至上の恋」(97年)でもヴィクトリアを演じていて、実に20年ぶりに同じ役を演じることになる。ヴェテラン、スティーヴン・フリアーズが紡ぎ上げる物語は、脚本にまとまりがないこともありバランス感覚を欠くとの指摘も多いのだが、その欠点をカヴァーするのがデンチの演技との声が大きくなっている。使用人役のアリ・ファザールとのケミストリーも上々の模様。賞レース参戦があるとするなら、演技賞、美術賞、衣装デザイン賞になるのではないか(ただし、ファザールは主演プッシュになるようで、オスカーチャンスは小さくなってしまった)。興行的には好スタート。公開館数が少ないこともあり、アヴェレージでは『Battle of Sexes』を上回る出足になっている。

 『キングスマン:ゴールデン・サークル』として、カルト的人気を博した「キングスマン」(15年)の続編が登場。謎の組織ゴールデン・サークルに壊滅的なダメージを受けた英国スパイ組織キングスマンが、友好関係にあるアメリカのスパイ組織ステイツマンに協力を求め…。続編は一般ファンだけでなく、批評家にも大変歓迎された一品だったが、残念ながら今回はそれより大分鈍い反応が返ってきている。その世界観を見せびらかすように次から次へと愉快なシークエンスが飛び出すことは認められている一方、オリジナル性という点において、新しいものは見当たらないとの指摘が多くなっている。豪華スターたちも勿体無い使い方との声もちらほら。ただし、本作は元々賞レースは狙っておらず、そう、期待されるのは興行成績。そちらはと言うと、前作を上回るスタートを記録。作品知名度を考慮するともっと上積みがあるべきだが、まずは及第点スタートと言えよう。

 レゴシリーズから新作が登場。その名も『レゴニンジャゴー ザ・ムービー』。平和なニンジャゴーシティが舞台。若きニンジャ・ロイドが師匠や仲間たちと共に悪の支配者に立ち向かう。このシリーズは批評家受けがとても良かったのだが、今回はこれまでよりも厳しい言葉が大変多くなっている。レゴで表現される世界観は相変わらずチャーミングではあるものの、新しいものは見当たらないとの指摘が大多数。今年は既に『レゴバットマンザ・ムービー』が封切りになり、かつ好評を博していることを考えれば、アニメーション映画レースからは脱落と見るのが妥当だろう。そもそもこのシリーズは、一作目が絶賛されながら候補落ちしているのだ。会員がこの表現法を空いているとも思えないし…。興行的にも、前二作には遠く及ばない苦しい立ち上がりになっている。





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