フィフティ・シェイズ・ダーカー

フィフティ・シェイズ・ダーカー “Fifty Shades Darker”

監督:ジェームズ・フォーリー

出演:ダコタ・ジョンソン、ジェイミー・ドーナン、エリック・ジョンソン
   ベラ・ヒースコート、ルーク・グライムス、エロイーズ・マンフォード、
   リタ・オラ、ヴィクター・ラサック、マックス・マーティーニ、
   マルシア・ゲイ・ハーデン、キム・ベイシンガー、

評価:★★




 このシリーズに官能を期待してはいけない。おそらく「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」(15年)を観た99%が心に刻み込んだことだろう。そして完成した続編『フィフティ・シェイズ・ダーカー』は、なるほど官能と呼べそうなものは一切見当たらない。「氷の微笑」(92年)を発端にした90年代エロティック・スリラーのような脱げるだけ脱いだるわ的あからさまさを拒否したのは偉いけれど、だからと言って、セックスを「オシャレ」に見せようなんて言うのが、間違いの元。

 セックスは男と女がオスとメスになり、他人には見せられないところ曝け出し、本能を愛でながら野性に帰る。その先にある快感を目指す。オシャレを気取って演出しようとすればするほど、浮上するのは官能には程遠い滑稽さなのだ。

 そんなわけで物語は映画館を爆笑に巻き込むこと必至の性的場面が連発される。ちょっと前まで処女だったとは思えないダコタ・ジョンソンは、再会したジェイミー・ドーナンに「Kiss me」。上半身を攻めようとするドーナンを遮り××を舐めさせる。相変わらず変態のドーナンは、ピンポンボール大の銀色の球をジョンソンの××に突っ込んでのデートを強いる。調子に乗ったジョンソンはレストランで下着を脱いでドーナンにプレゼント。ホカホカよ!ってか。いや、ホントにこれを大真面目にやってるからね。スゴイゼ。

 もちろんSM場面も出てくる。いちばん笑えるのは、おっ広げたジョンソンの脚を長い棒で縛るショットだろうか。セックスの体位なんてものは、そんな変態プレイに走らなくても(もちろん変態プレイ自体は悪いことではない。極めて普通だ)、ヘンテコなものが多いというのに、ご苦労様としか言いようがない。ジョンソンは乳首を立たせ、ドーナンは尻を晒し、うーん、頑張っていることは分かるよ。

 物語はいよいよ弱い。そのいちばんの原因は新キャラクターが退屈なことだろう。ジョンソンの上司役は単なるセクハラオヤジの域を出ないし、ドーナンの元服従者であるベラ・ヒースコートは単なる危ない女だ。「ナインハーフ」(86年)へのオマージュの意味合いもあるのか、ドーナンに性の手解きをした年増役に充てられたキム・ベイシンガーもまさかの見せ場なしに終わる。さらなる続編に期待しろということ?ベイシンガーが「ナイスガイズ!」(16年)に続きお直し顔だったことには大きく目を瞑る。

 あ、でもクライマックスのある場面は面白かった。ジョンソンが怒りのあまりある人物に水を引っ掛けた後、今度はマルシア・ゲイ・ハーデンが出てきて、水浸しのある人物にビンタを張るのだ。ひょー、迫力!ある人物とハーデン先生の戦いを描いた物語の方が絶対面白いぜ!…というのは、ここだけの話。





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