夏休みだからボツにした雑文を載せちゃいましょう Vol.02

  ちょこちょこ雑文は書いているものの、気分が乗らなくなったり、タイミングを外したり…色々な理由で没にすること多々。今回はそんな中から一本ピックアップ。夏休みだしね。…の第2弾。

 選んだのは、80年代女性アイドルについてのちょろちょろ。「あまちゃん」を観ていて完全に小学生・中学生だった80年代にトリップしてしまい、当時の記憶が愉快に蘇ったのだった。勢いのまま書き出したは良いものの、一応は映画感想サイトなのに、さすがに皆さん(特に若い方々)はついていけないだろうとボツに。書いたのはどうやら二年前の模様。

 以下。ボツ文。


 2015年どうこう言うわけじゃないけれど、音楽関係と言うことでちょっと書いておくと、「あまちゃん」以来完全に火がついた感じのある80年代ブームについてちょっと。リアルタイムでその魅力を体感したのは80年代後半だけだけど、いやー、当時の楽曲は今聴くと、どれもこれも無条件で口ずさめてしまう自分が怖い怖い。小学校中学年から高学年にかけて、「ザ・ベストテン」末期の曲、好きだわー。

 特にアイドル物が良い。昨今みたいに底の浅い日記を垂れ流すだけの幼いシンガーソングライターの曲じゃなくて、プロの作詞家・作曲家が手掛けたアイドル楽曲が大半なので、なかなかどうして侮れないのだ。

 当時を懐かしんでいる人のコメントを聞くと、当時のアイドルは歌唱力があったなんて意見が多いのだけど、いやいや、そんなことないない。ヘタクソなアイドルの方が断然多い。でも、今のアイドルに較べると、下手でも華があるんだなぁ。楽曲との相乗効果で、キラキラしてるの。団体でしか勝負できない今のアイドルとはそこが違う。粒揃いで、ホント面白い。

 当時はお小遣いも少なかったから、音楽を聴くのは、専らテレビかラジオ。それをエアチェックしてテープに録って、それこそ擦り切れるくらい聴いていた(十数年前にオリジナルテープの数々を処分してしまったのは一生の不覚。あのときの自分よ…!)。

 花の82年組と呼ばれるアイドルにはあんまり縁がなく(80年代後半には別のアイドルにポジションを奪われかかっていたようなので。中森明菜や小泉今日子は別格として)、菊池桃子や斉藤由貴が出てきた頃からの曲がドンピシャ。個人的には荻野目洋子が大好きだった。ちゅーか、今も好きだー。今当時の楽曲を聴いても、時代は感じても、古臭くは感じないもの。それに何より荻野目ちゃんは現役なのだ。偉い。ちょっと前の30周年記念アルバム、サイコーであった。ちなみに…松田聖子が自分の中でアイドルだったことは一度もない。音楽を聴くようになったときには既にママだったので。子どもの目からアイドルと呼ぶには違和感があったのだ。それにしても彼女を歌唱力があると言う人が多いのはどういうことだろう。長年の謎。

 以下、当時のアイドルのイメージとその楽曲で好きなものをちょろちょろ書いてみる。



●浅香唯…三代目麻宮サキに選ばれて人気爆発…というより「C-Girl」に出合ったのが大きかった。だからだろうか、夏娘のイメージがある。グラビア系でもないのに、夏を感じさせるアイドルというのは意外に貴重のような…。「Self Control」で声がハスキーになってしまい他人事ながら心配になったことも…。
 個人的に好きな曲
 1. セシル…セシルとはもちろんあの映画のセシル。「C-Girl」の後がこの曲だったのは上手い戦略だよなーと思う。歌詞も綺麗。
 2. C-Girl…楽曲、NOBODYが提供してるんだー!なるほど!「Candid Heart」で始まるBメロが好きだったなぁ。

●Wink…無表情二人組アイドルと言われたけれど、笑顔を安売りするより断然良いわー。相田翔子と鈴木早智子、どちらが好きだったかというと、前者のふっくらしたして、かつとぼけた感じが好みだった。ピンクレディーだとミーちゃんの方が好きな子どもだったのだ。
 個人的に好きな曲
 1. 涙をみせないで ~Boys Don't Cry~…ふたり組でやるからには掛け合いに気持ち良いところが欲しい。…ということで、これ。
 2. 淋しい熱帯魚…振りのインパクト大。「さみしい」と書くとき「寂しい」ではなく「淋しい」を使いたくなるのはこの曲の影響。
 3. 真夏のトレモロ…Winkにしてはかなりハードな曲。後期、ロック色が強くなったのはバンドブームの影響なのかなぁ。

●荻野目洋子…今聴いても全く色褪せない格好良い楽曲のオンパレード(「ダンシング・ヒーロー」前は可愛いアイドル曲がずらり並ぶ)。根は真面目で純情な女の子が背伸びして不良ぶる感じの楽曲群が完璧にフィット。荻野目ちゃんに関しては論文が書けるぞ(…と書くと、もっと気合の入ったファンの方々に怒られるか)。
 1. 湾岸太陽族…アルバム「246コネクション」に入っているヴァージョンが最高。大サビが切なくて格好良くて、今聴いても痺れる。
 2. 北風のキャロル…秋から冬にかけてぴったりの切なさ。ちゃんと所謂「荻野目ビート」になっているのも嬉しい。
 3. ユア・マイ・ライフ…歌というものを聴いて初めて泣いたのはこの曲かもしれない。しかもその温かさに泣けると言うのがスゴイじゃないの。名曲。

●菊池桃子…もう一歩で嫌われるぶりっこになりそうなところを堪える天然ぶりっこ。声量はないけれど、彼女に合わせた楽曲がちゃんと用意されているのが素晴らしい。ラ・ムーになっちゃったときはひっくり返ったけど。血迷うってこういうことを言う。今となってはちょっと微笑ましくもあるけど。
 個人的に好きな曲
 1. Say Yes!…珍しやアップテンポの爽やかな楽曲で振りも可愛い。制服風の衣装が最高に可愛い(男たちは絶対にこういうのに弱いと思う)。
 2. もう逢えないかもしれない…いつもお腹に手を当てて歌っているイメージがあるのは、この曲のせいかなぁ。サビが好き。

●小泉今日子…変化球アイドル。いつもやりたい放題だったけれど、それでもそれが嫌味に映らないお得な個性。「なんてったってアイドル」宣言以降、いよいよ無敵に。楽曲も名曲多し。この人が今も第一線と言うのは、すごく納得する。正しくしたたかだったんだと思う。
 1. 木枯らしに抱かれて…不動の名曲。秋になると絶対に聴きたい一曲。サウンドも歌詞も切なさ全開。涙ちょちょ切れる。
 2. Smile Again…間奏で披露されるオカリナ部分が可愛い。水色のイメージがどんどん広がっていく。
 3. 水のルージュ…キラキラ大人の女のイメージ。ギャルっぽいイメージの曲も多いけれど、大人っぽくキメた方が断然格好良かった。

●工藤静香…歌唱力があるというイメージだったけれど、今当時の映像を見ると、ほとんどヤンキーで笑う。「私、アイドルじゃなくて歌手ですから」みたいな威圧感。楽曲に恵まれたのが勝因か。とにもかくにも中島みゆき先生に気に入られたのは大きかった。
 個人的に好きな曲
 1. FU-JI-TSU…なんと、この曲の歌詞もみゆき先生だったのか。スぺースティックなサウンドと歌詞が綺麗にハマって大好き。
 2. MUGO・ん…色っぽい…「明日少し勇気を出して」というCメロから大サビへの流れが気持ち良い。珍しく可愛らしい曲。

●斉藤由貴…独特の世界観。自分で作詞までするのが偉いなぁと思っていた。当時の映像を見返すと、やっぱり自分の言葉というものを持っていることが分かる。天然系のやりとりも可笑しかった記憶。下には挙げなかったけれど、「悲しみよこんにちは」(何と作曲は玉置浩二!)はもちろん好き。
 個人的に好きな曲
 1. 砂の城…大々々好き。メロディも歌詞もサイコー。彼女の声質にもぴったり。桜色と水色が溶け合うような映像が目に浮かんでくる…。
 2. MAY…「だけど好きよ好きよ好きよ誰よりも好きよ」…泣けるわー。当時はなんでこのタイトルなんだろう…と思っていた。
 3. 「さよなら」…本人初めて作詞したシングル。作曲はなんと原由子だったのね。とても透明感ある世界観が好きだった。

●中森明菜…大御所。松田聖子に全くハマらなかったので、女王と言ったらこの人を思い浮かべる。楽曲ごとにヒロインを演じ分けている印象で、なるほどなるべくしてなった女王という感じ。楽曲を眺めると、横綱級のものばかりで改めて驚く。
 個人的に好きな曲
 1. 難破船…涙を浮かべながら歌っていたのが子ども心にとても切なかった。こんな大人の楽曲を当時のアイドルは歌っていたのだ。スゲー。
 2. TANGO NOIR…「難破船」と甲乙つけ難い。身体を反らせたスタイルから始まるところ、痺れる!彼女の曲の中では最高にセクシー。
 3. Fin…彼女の曲の中ではかなり地味な方だと思うけれど、その抑えたムードが大人っぽくて大好きだった。

●中山美穂…周りには「ミポリン」好きがやたら多かった。これが四天王の力か。個人的には吊り目が怖くて(喋ると怖さが薄まるんだけど)、良さがぴんと来なかったなぁ。90年代に入って女優になってからは天敵に。「Love Letter」は未だトラウマ。
 個人的に好きな曲
 1. ツイてるねノッてるね…「Lucky Girl」の部分を「腋臭~」と替え歌していたのは置いといて、メロディがもろツボ。特に「あぶない恋はいつもいつもルーレット」のところ。
 2. WAKU WAKUさせて…これもメロディが好きだった。特に「頭ん中Upside-down」から始まるBメロが気持ち良い。

●本田美奈子…なるほど実力派と言われるのは良く分かるのだけど、当時からやっぱり声が苦手だった。当時なら浜田麻里、今なら中島美嘉あたりもそう感じるのだけど、声にあまり品を感じないんだよなー。それにしても細い。こんなに細くて良いのかー。
 個人的に好きな曲
 1. Oneway Generation…やたら気張って歌うイメージがあるのだけど、この曲は例外。実に楽しそうに歌い踊っていたので、一緒に口ずさむことが多かった。
 2. 孤独なハリケーン…ロック系の曲の中では好きな部類。もうちょっと力は抜いてくれても良いんだけどね。

●南野陽子…なるほど可愛い。そして今楽曲を聞き返すと、世界観が完璧に出来上がっている。多分、周りのチームがしっかりしていたんじゃないかなぁ。下に挙げた以外にも「秋からも、そばにいて」や「はいからさんが通る」も良い曲。秋が似合う人だったかな。
 個人的に好きな曲
 1. 楽園のDoor…80年代アイドルの楽曲の中でもベスト3に入れて良い仕上がり。「新しい靴は少しぎこちなくて」の歌詞もじわじわ来るわー。
 2. 話しかけたかった…主人公の女の子が可愛いんだ、これが。歌唱時に拗ねた表情をする場面、ファンはたまらんかったでしょう。
 3. 接近(アプローチ)…「好きよあなた 好きよあなた」のフレーズが一時期頭にこびりついて離れなかった。これもいかにもナンノ的。


 …このあたりが80年代後半の一軍選手でしょう。この面子に酒井法子が追いつけるか否かってところか(代名詞的ヒット曲が80年代には出なかったからねぇ)。西村知美、芳本美代子、田村英里子、立花理佐あたりも頑張っていたけど、上位の壁は突き破れなかった印象が強い。やっぱり文句なしの代表作がないとね。あ、そうそう、BaBeは結構好きだったなぁ。特に「I Don't Know!」は今でも空で歌えるぞ。



 以上、ボツ文。

 以下、蛇足。

 当時のアイドルを語るならば、やっぱり「ザ・ベストテン」についても触れなければ…。何と言うか、黒柳徹子先生が女の子たちを娘のように可愛がっていたのが印象的だった。ベストテンはセットや演出の可笑しさ、ハプニングも名物だったけど、荻野目ちゃんが白虎社と一緒に「六本木純情派」を歌ったときは、子ども心にかなり衝撃的だった。荻野目ちゃんは動じず堂々歌い上げていたけれど、これがキョンキョンだったら笑っちゃって歌えなかったと思ふ(それが許されるのがキョンキョン)。そして関係ないけど、同じビクター仲間のキョンキョンが荻野目ちゃんを可愛がっていたというのは嬉しいエピソード。

 ベストテンではナンノの「秋からも、そばにいて」歌詞忘れ事件も忘れられない。歌詞忘れ、歌詞間違いはよく見かけるけれど、ここまで豪快に歌えなくなるのを観たのは最初で最後かも。別に好きだったわけでもないのに、本当に胸が痛くなった。マイクを持つあの手の震え、未だに記憶にしっかり焼きついている。当時の映像を見返したのだけど、いやー、今見ても切ないわー。

 そうそう、80年代後半はおニャン子クラブが出てきた。これが…全く興味を惹かれなかった。今映像を見返しても全然面白くなくて驚く。いや、別に嫌な感じは受けないのだけど、ホント素人がカラオケしているようにしか見えないのが(例外:工藤静香。河合その子も…?)、何と言うか。好きな人はそこが良いのだろうけれど、アイドルなんて手が届かない方が楽しいのにねぇ。ちなみに…幼稚園時代によく遊んだ秀才は渡辺満里奈が好きだった。へぇ、そうかね。

 男性アイドルは…笑っちゃうくらい全く興味なし。まあ、当然か…と思うのだけど、同級生には光GENGI大好きなヤツがいた。これが不思議で不思議で…。今思えば人それぞれなのだけど、小学生のお子様は男が男を応援するのに妙な違和感を感じていた。オッサンになった今は男性ヴォーカルも女性ヴォーカルも当たり前のように聴くけどね。

 個人的には某トップアイドルの飛び降り自殺事件が起こって数カ月後に音楽に目覚めたのは幸運だった気がする。もし仮に某アイドルを好きになっていて、その後にこんな事件が起こったら、小四の小さな心はぺしゃんこになっていたかもしれない。ファンの方々の心を想うと、本当に未だに胸が痛む。

 ちなみに音楽を聴くようになったのは完全に荻野目ちゃんの影響。「ザ・ベストテン」で「Dance Beatは夜明けまで」を歌っているのを見て、世の中にこんなにカッコ良いお姉さんがいるのかー、と一発で好きになったのだった。良く言われるけれど、荻野目ちゃんは本当に真面目で、恋愛スキャンダルに塗れることも、薬物事件を起こすことも、事務所とトラブルになることも、ロックバンドを作ることも、わけのわからないポエマーになることも、結婚で腹黒いイメージがつくことも、ヌードに走ることも、バラエティアイドル化することも、アイドル時代の暴露話で生き延びようとすることも、哀しく切ない病気にかかることもなく、本当に穏やかに応援できたのが良かった(もちろんそれじゃ物足りないという人もいるでしょう)。そして何よりも嬉しいのは、マイペースに今も歌ってくれていること。本当にありがとう。





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