August 11-13 2017, Weekend

◆8月第2週公開映画BUZZ


“The Glass Castle”
 配給:ライオンズゲイト
 監督:デスティン・クレットン
 Budget:-
 Weekend Box Office:$4,678,548(1461) zzz...
 OSCAR PLANET Score:55.7
 Oscar Potential:助演男優賞:ウッディ・ハレルソン
           助演(主演?)女優賞:ブリー・ラーソン
           助演女優賞:ナオミ・ワッツ
           美術賞、衣装デザイン賞

アナベル 死霊人形の誕生 “Annabelle: Creation”
 配給:ニューライン・シネマ
 監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
 Budget:$60,000,000
 Weekend Box Office:$35,006,404(3502) Great!
 OSCAR PLANET Score:65.1
 Oscar Potential:None

“The Nut Job 2: Nutty by Nature”
 配給:オープンロード・フィルムズ
 監督:カル・ブランカー
 Budget:$40,000,000
 Weekend Box Office:$8,342,311(4003) zzz...
 OSCAR PLANET Score:26.7 BIG BOMB!!!
 Razzie Potential:アニメーション映画賞

グッド・タイム “Good Time”
 配給:A24
 監督:ベン・サフディ、ロナルド・サフディ
 Budget:-
 Weekend Box Office:$125,101(4) Great!
 OSCAR PLANET Score:87.1 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:ロバート・パティンソン
           助演女優賞:ジェニファー・ジェイソン・リー


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 『The Glass Castle』はジャネット・ウォールズによるノンフィクション小説の映画化。アルコール中毒の父親と変わり者の芸術家である母親の間に生まれた少女が、極度の極貧生活を強いられながら成長していく過程を綴る。主演はブリー・ラーソンで、オスカー効果で決まった作品の中では最もドラマ性の強い作品になる。当然期待は高まるわけだが、批評家の反応は賛否が半分に割れた格好。興味深い実話が才能豊かなキャストの献身的な演技により映像化されているものの、この題材に対して最善の演出がなされているとは言い難いとの指摘が多い。決して駄作ではないものの、手放しでは褒められないということだろう。この反応を見る限り、賞レース戦線からは脱落と言って良い。興行的にもいかにも物足りない出足になっている。

 「死霊館」(13年)シリーズからのスピンオフ「アナベル 死霊館の人形」(14年)の続編となるのが『アナベル 死霊人形の誕生』。邦題通り、アナベルの誕生秘話が描かれる。幼い娘を亡くした人形職人と妻が、孤児院のシスターと少女たちと暮らし始めるが、職人が作った人形が彼らを恐怖のどん底に突き落とすことに…。既にアイデアは出尽くしたのではないかと思われるが、そこを鮮やかに切り抜けて新たな恐怖体験を魅せることに成功。たった一体の人形を基にどんどん膨れ上がる想像力がこのシリーズの最大の武器とのこと。もちろん賞レース参戦はないだろうが、配給会社もその点は気にしていない。そう、気になるのは興行成績の方で、こちらの週末成績は前作と同等の3,500万ドル。今最も稼げるホラーシリーズであることを証明した形になり、天晴れという他ない。気を良くした配給のワーナーは、この世界観を広げて流行りの「ユニヴァース」化を狙っているという報道も出ている。

 オープンロード・フィルムズ製アニメーション「ナッツジョブ サーリー&バディのピーナッツ大作戦!」(14年)の続編が登場。タイトルは『The Nut Job 2: Nutty by Nature』。一作目から数年、リスのサーリーと仲間たちがアミューズメントパーク建設のために自然を壊そうとする市長に立ち向かう!どこかで聞いたようなプロットだが、なるほど批評家も同様に考えたようで、手厳しく斬った内容で批評は占められている。前作からの改良点も見受けられるものの、退屈で味気ない仕上がりを脱することはできていないとのこと。今夏は『The Emoji Movie』が大酷評に見舞われたばかりだが、それに並ぶ低評価。もちろんアニメーション映画賞レース参戦は難しいだろう。Box Officeも更なる続編が厳しいウィークスタートになっている。

 『Good Time』はカンヌ国際映画祭でプレミア上映された一品。一緒に強盗を企てて逮捕された精神障害を持つ弟を救うべく、アンダーグランドを奔走するひとりの男を描く犯罪ドラマ。「トワイライト」シリーズの影響もあり、どちらかと言うとロバート・パティンソンはその演技力が揶揄われがちな俳優だが、今回は映画祭同様、アメリカの批評家からも厚い支持を獲得していて、本作が役者としての彼の代表作なった感すらある。犯罪映画は多々あれど、それらとは一線を画すヴィジュアルが提示され、観客を見事に闇の世界に引きずり込むことに成功。その案内役となるパティンソンはこれまでとはがらりとイメージを変える極めて印象的な仕事をしていると言う。この手のジャンル映画が賞レースに絡むことは稀ではあるが、パティンソンの再ブレイク作として気に留めておきたいところ。また、興行的にも大変優秀なスタートになっている。





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