バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート

バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート “Mr. Right”

監督:パコ・カサベス

出演:サム・ロックウェル、アンナ・ケンドリック、ティム・ロス、
   ジェームズ・ランソン、アンソン・マウント、マイケル・エクランド、RZA

評価:★★




 いくら何でもアンナ・ケンドリック、細過ぎじゃなかろうか。腕も足もポッキーみたいだ。それを隠そうとせず、照りつける太陽の下、ノースリーヴ、膝上スカートで通すものだから、やたら頭が大きく見えて、風が吹いただけで身体が折れてしまうんじゃないかと心配になる。

 ただ、まあケンドリックにはこれぐらいのスケールの映画が合っている。メジャー大作に出てくると物語の重量に押し潰されそうになることがよくあるので。『バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート』では、やはりインディーズが似合うサム・ロックウェルとの相性もよろしく、軽妙に大騒ぎ。甲高い声でドタバタしても、嫌味に映らない。

 ロックウェルが暗殺の依頼人を殺すことにしているヒットマンで、ケンドリックが男運のない女に扮する。ふたりが恋に落ちて、でも一緒に命を狙われて、あぁ大変…という他愛のないストーリー。中盤、案外シリアスな要素が前面に出されてギョッとするものの、基本は能天気バカコメディと見て良い。ロックウェルもケンドリックもそれを理解している。

 ロックウェルが楽しそうにヒットマンの身のこなしを披露する。血塗れになっても、ライトな気配を失わず、ひょうひょうと銃を構えて笑みを浮かべる。ケンドリックと出会ったことで、これからは人を殺さないと何度も繰り返すのが可愛らしい。

 ケンドリックは愛した男がヒットマンだと知ってもさほど動揺しないのが可笑しい。最初こそ当惑するものの、腹を括ってからは、愛さえあればそれで良いと突っ走る。惜しむらくはケンドリックもまたヒットマンの才能を開花させていく件が遅過ぎること。せっかく中盤でナイフを素手で受け止める力を見せながら、「覚醒」がクライマックスだけとは…勿体ない。

 そう、何とこの映画、邦題に偽りありで、ロックウェルとケンドリックがタッグを組んで敵をとっちめるエピソードがたったのひとつも出てこないのだ。基本はケンドリックがロックウェルに守られる構図で、それが揺るがない。愛を語りながら銃弾をぶっ放すぐらいのことはして欲しいところだ。





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