July 21-23 2017, Weekend

◆7月第3週公開映画BUZZ


ダンケルク “Dunkirk”
 配給:ワーナー・ブラザース
 監督:クリストファー・ノーラン
 Budget:$150,000,000
 Weekend Box Office:$50,513,488(3720) Great!
 OSCAR PLANET Score:93.0 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演男優賞:フィオン・ホワイトヘッド
           助演男優賞:ケネス・ブラナー
           助演男優賞:トム・ハーディ
           助演男優賞:キリアン・マーフィ
           助演男優賞:マーク・ライランス
           助演男優賞:ハリー・スタイルズ
           撮影賞編集賞美術賞、衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞録音賞音響効果賞作曲賞

“Girls Trip”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:マルコム・リー
 Budget:$28,000,000
 Weekend Box Office:$31,201,920(2591) Great!
 OSCAR PLANET Score:80.8 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演女優賞:ティファニー・ハディッシュ
           主演女優賞:レジーナ・ホール
           主演女優賞:クイーン・ラティファ
           主演女優賞:ジェイダ・ピンケット

“Valerian and the City of a Thousand Planets”
 配給:STXエンターテイメント
 監督:リュック・ベッソン
 Budget:€197,000,000
 Weekend Box Office:$17,007,624(3553) zzz...
 OSCAR PLANET Score:54.2
 Oscar Potential:主演男優賞:デイン・デハーン
           主演女優賞:カーラ・デルヴィーニュ
           助演男優賞:イーサン・ホーク
           助演男優賞:クライヴ・オーウェン
           助演女優賞:リアーナ
           撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞
           視覚効果賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 今夏オスカーファンが最も注目する一本と言って差し支えないだろう。クリストファー・ノーラン監督の戦争ドラマ『ダンケルク』が遂に登場。第二次世界大戦下、ドイツ軍によりフランス北部ダンケルクに追い詰められた40万人の英仏連合軍救出ミッション「ダイナモ作戦」を描く。無名に近い若手たちと映画界に名を轟かす実力派たちのアンサンブル、果たしてノーランはどう戦争を描くのか、期待は大いに高まっていたが、これを今年封切作品の中で現時点でのベストに推す批評家が続出するという大絶賛の嵐が巻き起こっている。実話をベースに語られるストーリーは繊細かつ力強く(時間軸の巧みな操作)、キャストの的確な演技も素晴らしい。ヴィジュアルが強く目に焼きつき、映画でなければ表現できないだろう画も次々出てくる。胸を掻き毟られるエモーショナルなスペクタルの数々が詰まっていて、ノーランの最高傑作だと太鼓判を押すに相応しいとか。この激賞であれば当然賞レース参戦の声は大きくなる。技術部門での大量候補は当然として、作品賞候補も早々とほぼ王手をかけたと言って良いのではないか。注目は何故かオスカーで不遇なノーランが監督賞候補に挙がるかどうか、だろう。今のところ、ノーランが候補落ちする要素は見当たらず、もし今回も指名されなかった場合は、大きなブーイングが巻き起こることが予想される。演技賞はアンサンブル色が強いことを考えると候補のチャンスは小さいと見る向きが多いが、もし可能性があるとするならマーク・ライランスだと言われている。また、主演に抜擢されたフィオン・ホワイトヘッドはブレイクスルー演技賞が用意された批評家賞で目に留められるかもしれない。さて、オスカーで台風の目となるためには興行的成功もぜひ欲しい。そうして発表された週末成績は5,000万ドルを超えてきた。これは戦争映画としては異例のロケットスタートと見て良いだろう。観客受けも良いようで、大人の観客を巻き込んだロングヒットになるかもしれない。これ以上ない結果と言える。

 生涯の友である四人のアフリカ系女性たちのロードトリップを笑い飛ばしたのが『Girls Trip』。アフリカ系版「セックス・アンド・ザ・シティ」、或いはアフリカ系版「ハングオーバー!」とも言われている。あまり高評価に結びつきそうにない題材ながら、批評家は熱い声援を送っているから何が受けるか分からない。レイティングを気にしない明け透けな会話の数々を散りばめながら、意外なほど複雑な内面を抱えたキャラクターたちとその絆を掘り下げていく物語。コメディのタイミングもパーフェクトで、大笑いする場面は多々。レジーナ・ホール、ジェイダ・ピンケット、ティファニー・ハディッシュ、そしてクイーン・ラティファのアンサンブルもこれ以上ない楽しさだとか。ゴールデン・グローブ賞が狙えるかもしれない。高評価の影響か、興行的にも大成功を収めている。今後の推移次第では、もしかしたらシリーズ化が狙えるかもしれない。

 『Valerian and the City of a Thousand Planets』は、「スター・ウォーズ」シリーズも影響を受けていると言われているフランスの人気コミックをリュック・ベッソンが映画化したSFアクション。時空間移動が可能になった28世紀を舞台に、特別工作員のヴァレリアンとロールリーヌの冒険を描く。批評家受けがよろしくないベッソン映画だが、今回は好意的見解が優勢になっている。物語には改良の余地がたっぷり残されているものの、眩いヴィジュアルと痛快な運動量のおかげで退屈を免れることに成功。活きの良い若手スターたちの奮闘もあり、躍動感ある世界観が炸裂しているという。視覚効果賞も含めて賞レース受けする内容ではないが、まずは及第点の評価だろう。ただ、興行的には苦戦。2億ドル近い製作費を考えると、かなり厳しい船出と言える。世界興収でどこまでカヴァーできるだろうか。





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