June 30-2 2017, Weekend

◆6月第5週公開映画BUZZ


怪盗グルーのミニオン大脱走 “Despicable Me 3”
 配給:ユニヴァーサル
 監督:ピエール・コフィン、カイル・バルダ
 Budget:$75,000,000
 Weekend Box Office:$72,414,390(4529) Great!
 OSCAR PLANET Score:56.3
 Oscar Potential:アニメーション映画賞

ベイビー・ドライバー “Baby Driver”
 配給:トライスター
 監督:エドガー・ライト
 Budget:$10,500,000
 Weekend Box Office:$21,000,000(3226) Great!
 OSCAR PLANET Score:90.4 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚本賞
           主演男優賞:アンセル・エルゴート
           助演男優賞:ケヴィン・スペイシー
           助演女優賞:リリー・ジェームズ
           撮影賞、編集賞、視覚効果賞、録音賞音響効果賞、作曲賞

“The House”
 配給:ニューライン・シネマ
 監督:アンドリュー・ジェイ・コーエン
 Budget:$40,000,000
 Weekend Box Office:$8,730,000(3134) zzz...
 OSCAR PLANET Score:23.0 BIG BOMB!!!
 Razzie Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演男優賞:ウィル・フェレル
           主演女優賞:エイミー・ポーラー

オクジャ okja “Okja”
 配給:Netflix
 監督:ポン・ジュノ
 Budget:$50,000,000
 Weekend Box Office:-
 OSCAR PLANET Score:80.6 BIG WAVE!!!
 Oscar Potential:作品賞監督賞脚本賞
           主演女優賞:アン・ソヒョン
           助演男優賞:ポール・ダノ
           助演男優賞:ジェイク・ギレンホール
           助演女優賞:リリー・コリンズ
           助演女優賞:ティルダ・スウィントン
           撮影賞編集賞美術賞視覚効果賞録音賞音響効果賞


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 ミニオン人気の爆発と共に、ユニヴァーサルのキラーコンテンツに成長した「怪盗グルー」シリーズから第3弾『怪盗グルーのミニオン大脱走』が登場。ルーシーと結婚、反悪党同盟のエージェントとして活躍するグルーが任務の失敗により解雇される。グルーの双子の兄弟が登場、ミニオンも暴走し、事態はややこしくなり…。独立記念日に向けて封切られるというのはいよいよスタジオがこのシリーズを信頼しているということの証だが、批評家も出来映えを好意的に捉えている。雑な笑いも散見されるものの、それでも個性的なキャラクターの魅力と美しい画柄のおかげで大人から子どもまで飽きなく楽しめるアニメーション。新しい冒険はなくとも、抜群の安定感だという。尤も、これまで同じことの繰り返しとの指摘も少なくなく、賞レース参戦に太鼓判を押せるほどの熱狂ではないが…。興行的にはこのシリーズらしい元気な数字が報告されている。2億ドル突破も間違いなく、シリーズ第4弾が発表されるのもそう先のことではないはず。

 3月のサウス・バイ・サウスウエストでプレミア上映されるや否や大熱狂の嵐を巻き起こした『ベイビー・ドライバー』が満を持して公開になる。音楽を聴いて外界を遮断することで驚異の運転テニックを発揮する若者が、恋に落ちたことをきっかけに、犯罪者の逃走を手助けする稼業から足を洗うことを決意するが…。今回の全米公開にあたってもたくさんの評が発表されたが、その中から否定的意見を見つけるのが極めて難しいという大絶賛ロードの激走が続いている。スタイリッシュなカーアクション映像と痛快ミュージックのこれ以上ないコラボレーションが楽しめる新感覚エンターテイメント。無駄なものが削ぎ落とされた物語を、高速で駆け抜けていく様には最高のカタルシスが溢れている。アンセル・エルゴート、ケヴィン・スペイシーらのパフォーマンスも最高。この賛辞は今年最大級の熱さと言って良く、賞向きの題材ではないとは言え、批評家賞で目に留められる可能性はなきにしもあらず、ではないか。オスカーでは技術部門で予想以上の健闘を見せることも考えられる。興行成績も当初の予測より力強いもので、夏のサプライズヒットとして記憶されるのではないか。エルゴートのスターパワー上昇は確実と言える(…と思ったら、早速次回作で若き日のジョン・F・ケネディを演じることが決まった)。

 ウィル・フェレルとエイミー・ポーラー、今のハリウッドを代表するコメディアン男女が共演したのが『The House』。娘の大学進学資金を調達するため、自宅に闇カジノをオープンさせようとする夫婦を描く。フェレルとポーラーはいずれも人気・実力を具えた俳優だが、彼らを組ませたからと言って相乗効果で面白さに拍車がかかるわけではないというのが批評家の言い分。せっかくのプロットを活かせない退屈な登場人物ばかりで、笑える場面も数えるほどしかないと手厳しく斬った評が大半になっている。ラジー賞への警戒が必要だろう。興行成績もフェレルとポーラーのスターパワーを考えると、いかにも厳しい結果。早々と劇場からの退場を余儀なくされるだろう。

 カンヌ映画祭ではNetflixが論争を引き起こしたことが記憶に新しいが、ポン・ジュノ監督が手掛けた韓国・アメリカ合作映画『オクジャ okja』がその一本。オクジャという名前の怪獣を多国籍企業の魔の手から守ろうとする少女を描く。批評家の反応は好意的なものが大半。怪獣になど興味のないものを惹きつける力強い演出力と捻りの効いた物語。韓国俳優のみならず、欧米から参加している俳優陣もその世界観に楽しく溶け込んでいる。娯楽作として上場の出来映えとのこと。ただ、本作は劇場での上映予定がなく、となるとオスカーレースからは脱落することになる。





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