May 19-21 2017, Weekend

◆5月第3週公開映画BUZZ


エイリアン:コヴェナント “Alien: Covenant”
 配給:20世紀フォックス
 監督:リドリー・スコット
 Budget:$97,000,000
 Weekend Box Office:$36,160,621(3761) Good!
 OSCAR PLANET Score:71.2
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:マイケル・ファスベンダー
           主演女優賞:キャサリン・ウォーターストン
           撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞
           視覚効果賞録音賞音響効果賞、作曲賞

“Diary of a Wimpy Kid: The Long Haul”
 配給:20世紀フォックス
 監督:デヴィッド・バワーズ
 Budget:$22,000,000
 Weekend Box Office:$7,126,084(3157) zzz...
 OSCAR PLANET Score:34.0 BIG BOMB!!!
 Razzie Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:ジェイソン・ドラッカー
           助演男優賞:トム・エヴェレット・スコット
           助演女優賞:アリシア・シルヴァーストーン

“Everything, Everything”
 配給:ワーナー・ブラザース、MGM
 監督:ステラ・メギー
 Budget:$10,000,000
 Weekend Box Office:$11,727,390(2801)
 OSCAR PLANET Score:53.2
 Oscar Potential:主演男優賞:ニック・ロビンソン
           主演女優賞:アマンドラ・ステンバーグ

“Wakefield”
 配給:IFCフィルムズ
 監督:ロビン・スウィコード
 Budget:-
 Weekend Box Office:$14,120(1) Good!
 OSCAR PLANET Score:70.6
 Oscar Potential:作品賞、監督賞、脚色賞
           主演男優賞:ブライアン・クランストン
           助演女優賞:ジェニファー・ガーナー


※OSCAR PLANET Score…各有力媒体の批評を基にOSCAR PLANET独自の計算法により弾き出した評価バロメーター。作品賞、監督賞&脚本賞レース参戦を目指すのであれば、少なくとも70.0以上は欲しく、80.0以上なら堂々たる資格を具えていると考えて良い。ただし、演技賞や技術賞では作品評価が伸びなくても、候補入りする場合が少なくない。

※Oscar Potential…オスカーチャンスのある部門。太字は特にその可能性が高い。


【総括】
 「プロメテウス」(12年)の続編にして「エイリアン」(79年)シリーズの前日譚が登場。その名も『エイリアン:コヴェナント』。宇宙船コヴェナント号が植民地用に見つけた惑星が舞台。そこはプロメテウス号による探査の唯一の生き残り、アンドロイドのデヴィッドだけが住む恐ろしい場所だった…。シリーズ物はなかなか評価に結びつき難く、それが「エイリアン」ともなると今更の感もあると思われるが、そこはリドリー・スコットの踏ん張りどころ、批評家は一定の賛辞を贈っている。新しく用意された宇宙空間の中にエイリアンならではの恐怖がじっくり描かれ、シリーズの新しい幕開けを告げるのに相応しい堂々たる佇まい。ヴィジュアルも見どころが多く、ほとんど一新されたキャストも力強いパフォーマンスだという。賞レースは端から目指していないはずだが、もしあるとするなら美術賞、視覚効果賞あたりか。また、興行的にも及第点スタート。ただ、「プロメテウス」と比較すると見劣りすることは間違いなく、まずは何とかメガヒットへの発展に漕ぎ着けたい。そうなれば続編製作もスムーズに進むのではないかと思われる。

 『Diary of a Wimpy Kid: The Long Haul』はジェフ・キニーのベストセラーを原作にした「グレッグのダメ日記」(10年)シリーズの最新作。今回からキャストを一新、新しくグレッグの世界が綴られる。90歳になる祖母の誕生日会に出席するためにロードトリップに出るグレッグ・ファミリーの珍道中。このシリーズは絶賛ではないにしても、好意派が否定派を僅かに上回る程度の支持は獲得してきたのだが、今回ははっきり否定派優勢の状況。キャストは一新されても描かれるドタバタに新味はなく、もっと面白くできる場面が散見されるとの指摘が相次いでいる。決して害になるような内容ではないという点は継承されているようだが、興行成績も大惨敗となると全く救いにならない。賞レース参戦は端から狙っていないだろうが、狙っていたはずのさらなるシリーズ製作は(たとえ低予算ムービーでも)難しいかもしれない。

 同じく原作物なのが『Everything, Everything』。ニコラ・ヨーンの小説の映画化になる。生まれてから一度も家の外に出たことのない病弱な少女が、隣の家に越してきた不思議な少年に恋をして…。「きっと、星のせいじゃない。」(14年)や「世界一キライなあなたに」(16年)等の支持が厚いヤングアダルト層に狙いを定めたラヴストーリーだと思われるが、ありふれたメロドラマ以上の魅力が見当たらないと批評家の反応はイマイチ。決して完全否定はされていないものの、物足りない反応と言えるだろう。ただし、興行的には公開3日間で製作費1,000万ドルを回収。一定の成果を上げている。出演俳優のスターパワーを考えれば、健闘と言って良いのではないか。もちろん賞レースは端から狙っていない。

 そして『Wakefield』も原作物。E・L・ドクトロウの短編小説がベースになっている。ノイローゼになってしまった弁護士が屋根裏部屋で隠遁生活を始めてしまう様を描く。プレミア上映されたのはトロント映画祭、そして内容はいかにも賞好みだったのにも拘らず、なかなか配給会社と公開日が決まらなかったが、ようやくIFCフィルムズの下で封切りになった。批評家の反応も好意的見解が優勢で、これならば昨秋に封切っても良かったのではないかと思われる。特に高い評価を獲得しているのは主演のブライアン・クランストンの演技。意表を突いた言動に出る主人公に釘付けにするクランストン ショウと言って良いそれであり、演出も一定の緊張感が保たれているとか。賞レースに絡むには公開時期に恵まれていないが、クランストンが目に留められたとしても不思議ではないだろう(ただし、クランストンは今年他にも有力作を抱えている)。興行的には限定1館での公開で悪くない出足になっている。拡大公開が見込めるかというと、かなり疑問だが…。





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