SING シング

SING シング “Sing”

監督・声の出演:ガース・ジェニングス

声の出演:マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、
   セス・マクファーレン、スカーレット・ヨハンソン、ジョン・C・ライリー、
   タロン・エガートン、トリー・ケリー、ニック・クロール、
   ジェニファー・ソーンダース、ジェニファー・ハドソン、
   ピーター・セラフィノウィッツ、ベック・ベネット

評価:★★




 動物が人間のように暮らす世界と言うと、最近だとどうしても「ズートピア」(16年)を連想してしまうわけだけれど、『SING シング』には現代社会を映し出すような捻りは全くない。単純に愛でるためだけに可愛い動物を並べたに過ぎない。その証拠に動物をそのまま人間に置き換えても問題なく成立する作りだ。『SING シング』が狙いを定めるのはそれよりも「glee/グリー」(09~15年)だ。新旧ヒットの曲の数々を動物の声を充てる人気俳優たちに歌わせる。楽しそうじゃないか、というわけだ。

 それに話も「glee/グリー」的だろう。歌唱力のある者たちの難のある生活が少しずつ紹介され、それが自信を持って歌うことで輝き出す。クライマックスはそれぞれが見せ場の歌を思い切りパフォーマンス。「The Show Must Go On」を宣言する。あまりにも単純と言うか芸がないと言うか。これを提示することを恥ずかしく感じないのか問い質したい気分。

 まあ、俳優たちのカラオケ大会とでも思えば腹も立たないか。ちゃんと歌唱力のある面々が起用されていて、安心して歌声を楽しめる。トリー・ケリーの起用は狡いものの、後は皆、俳優が本業の者たちがキラキラパフォーマンス。リース・ウィザースプーンやスカーレット・ヨハンソン等歌声を良く知られた面々が楽しそうに歌う中、ちょっと驚かせるのはタロン・エガートンで、何とまさかこんなに甘い声を響かせるとは…。

 それが売りとは言え、楽曲が気恥ずかしく感じられるのはどうか。テイラー・スウィフトやケイティ・ペリーらの楽曲をコピーするだけというのは、いかにも物足りない。リスクを冒してでもオリジナル楽曲で勝負できなかったか。そういう意味で幸運だったのはハリネズミを演じるヨハンソンで、オリジナル楽曲「Set It All Free」が用意され、堂々と魅せる。

 ハリネズミと言えば、スタイルがなかなか可愛らしい。グレイのシャツの上にボーダーの服を重ね着、スカートはチェック柄がキュートで、足はスニーカー。そこに来てあのハリがオールバックにセットされ、ちょっとしたインディアン風味を醸し出している。ヨハンソンのハスキーな声もピッタリではないか。

 そう言えば、劇場オーナーで、実質主役のコアラの声を担当するマシュー・マコノヒーと、彼の友人に扮したジョン・C・ライリーには音楽パフォーマンスがなかった。ライリーなど歌えることが良く知られているのに勿体ないことだ。マコノヒーだってあの声があれば、それなりに聞かせそうなものなのに…。





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