ネイバーズ2

ネイバーズ2 “Neighbors 2: Sorority Rising”

監督:ニコラス・スートラ-

出演:セス・ローゲン、ローズ・バーン、ザック・エフロン、
   クロエ・グレース・モレッツ、カーシー・クレモンズ、
   ビーニー・フェルドスタイン、アイク・バリンホルツ、カーラ・ギャロ、
   デイヴ・フランコ、セレーナ・ゴメス、リサ・クドロー

評価:★★★




 「ネイバーズ」(14年)でセス・ローゲンとローズ・バーンは、隣に越してきたザック・エフロン率いる男子社交クラブと対決した。あれからしばらく経ち、『ネイバーズ2』では女子社交クラブとバトルを繰り広げることになる。何とも安易な企画に思える。思えるがしかし、これが案外イケるのだ。

 バトル内容自体は引き続きしょーもない。害虫をばら撒く。大麻を盗み出す。スマートフォンのデータを書き換える。勝手に家具をバザーに出す。小学生並みの幼稚な張り合い。それを大の大人がやってのけることで、笑いを引き出す。後には何も残らない笑いに懸けているかのよう。

 ただ、そのバカ合戦にはふたつの捻りが隠されている。ひとつは一作目同様エフロンが体現する。親友は結婚が決まり、他の仲間たちも仕事は順調。でも俺は何をやっているんだ。自分だけが取り残されてしまったような、あの誰もが感じるに違いない言いようのない不安。ローゲンとバーンに協力することになったエフロンがまとう寂しさに説得力がある。

 もうひとつは女子社交クラブの結成の裏側に、男たちへの失望が感じられることだ。社会への失望と言い換えることもできるか。男女平等が叫ばれても、根っこの部分では依然男が優位に立っているという現実。それに対する反抗が彼女たちのエネルギーになっている。

 しかもそれを見せる女子代表がクロエ・グレース・モレッツなのだ。エフロンを「オッサン」と言ってのけるモレッツの、無邪気で健康的な暴走が、何とも新鮮。「パーティガールでも処女」という設定はもっと突っ込んで欲しかったものの、長い手足を存分に生かして天真爛漫に弾けている。

 これだから終幕が予想外の方向へ転ぶ。夫婦と女子社交クラブの対決はどちらが勝ってめでたしめでたしという決着にはならない。豪快な背負い投げに挑み、それに勝つことで、大変気持ちの良い大団円へと持ち込んでいる。キャラクターへの愛情もたっぷり感じられる。

 相変わらず役者は身体を張る。ローゲンはぶよぶよの身体を揺らしながらガレージに激突し、バーンは緑の嘔吐物を撒き散らし、エフロンは半裸で踊りながらキンタマをぽろり。モレッツは可愛らしく笑いながら意地悪をする様がハマっている。エフロンを夫婦側に放り込んでから(なるほど面白いアイデア)物語が急激に加速する。役者同士のケミストリーも素晴らしいということだ。





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