第59回グラミー賞授賞式鑑賞メモ

第59回グラミー賞授賞式の感想を箇条書きでつらつらと。


●アデルの「Hello」でスタート。何の装飾もない小さなサークルに入ってヴォーカルだけで勝負。姐さんにしてはあまり調子がよろしくないように思えるものの、大サビからの盛り上げ方はさすが。顔はロウでも塗っているかのようにつるつる。前々から思っていたけれど、姐さんの英語発音は聞き取りやすくて嬉しい。突然リスニング力がパーフェクトになった錯覚に陥る。パフォーマンス後は、いきなりスタンディング・オヴェーション[★★]

●ホスト登場。LL・クール・Jではない。マンネリの感があったからね。あぁ、でも新ホストはジェームズ・コーデンなのかー。実を言うと、好きじゃないんだよなー(あぁ、言っちゃった。少数意見のような気がするけど)。いきなりセットの階段を使って落ちたり転がったりとコントを見せるも、一切笑えず、お寒い。

●いきなりBest New Artistの発表。プレゼンターはジェニファー・ロペス。大胆スリットを見せつけるポージング。これまでよりがつがつした感じがなくなって綺麗に見える。胸元のデンジャラス度はレディー・ガガには負けないわよ感あり。政治的なコメントに、あぁ、ロペスでさえも言いたくなる空気なのかー、と思ったり…。受賞はチャンス・ザ・ラッパー。近所の建設現場の事務所からふらっとやってきたような雰囲気。最後はラップ風に感謝。

●パリス・ジャクソンが登場。可愛く成長したなぁ(少々サラ・ミシェル・ゲラーに似ている。ちょっとエレン・デジェネレスにも)。タトゥーやピアスは要らないよ。ザ・ウィークエンドがダフト・パンクと共演する「I Feel It Coming」を紹介。宇宙船内部やどこかの惑星を表現したようなセットの中でリラックスしてパフォーマンス。ダフト・パンクがダース・ヴェイダーにしか見えないのは狙い通りなのか。ザ・ウィークエンドは髪が普通になっちゃったのがとても残念だー。髪が短くなってからリッキー・マーティンに見えるときがある。当然「Starboy」もやるかと思ったら、そのまま終了。やらんのかい![★★]

●安定してデンジャラスな生え際を見せるジョン・トラヴォルタが、首や手首をじゃらじゃらさせながらキース・アーバンとキャリー・アンダーウッドのデュエット・パフォーマンスを紹介。楽曲は「The Fighter」。最近はニコール・キッドマンと一緒にボトックス塗れと揶揄われているアーバン、確かに不自然にしわがない。アンダーウッドは頑張ってミニスカート履いてみました。楽曲はカントリーと言えばカントリーなんだろうけれど、ほとんど80年代の味つけで、次第にふたりが安いプロムカップルに見えてくる。[★]

●すっかり(童顔のまま)男らしくなってきたニック・ジョナス。髪型がずっと一緒なのがそろそろ気になってきた。たまにはチェンジしてみてはどうか。Best Pop Duo/Group Performanceとしてジョナスが読み上げるのは、トゥエンティ・ワン・パイロッツによる「Stressed Out」。スピーチによると、タイラー・ジョゼフとジョシュ・ダンは数年前、一緒にグラミーを見ていて、そのときふたりとも下着姿だったとのこと。そして、そのとき「いつかグラミーを獲ったら、この格好で受け取ろう」と約束。そしてその通り、ふたりともステージに上がる前、下半身パンツ一丁に。どうやら「何だって可能だという証明」と言いたい模様。でもまあ、ふたりはボクサーパンツを開発した人に感謝するべき。ボクサーってちゃんとそれだけで、(腹が出ていなければ)ある程度サマになるんだよなー。ブリーフやトランクスじゃこうはいきませんぜ。

●個人的に数年前からハンサムに見えて仕方がない(何故だー)エド・シーランが大ヒット中の「Shape of You」をパフォーマンス。ギターはもちろん、楽器を全部自分で演奏。シンプルなサウンドなのだけど、ヴォーカルも含めてどんどん音が厚くなっていくのが分かる。うーん、乗っている人は違うなー、と思う。来年のグラミーはシーラン旋風が吹き荒れると見た。[★★★]

●キャサリン・マクフィーとザ・チェインスモーカーズがプレゼンターとなりBest Rock Songを発表。受賞はデヴィッド・ボウイの「Blackstar」。ボウイがいないなんて、未だに信じられない。プリンスもいなくなっちゃったしさー。

●やっぱりジャン=クロード・ヴァン・ダム化が激しいライアン・シークレストがケルシー・バレリーニとルーカス・グラハムによる「Petar Pan」「7 Years」を紹介。バレリーニがが可愛らしい。でも衣装はもっと若々しく!ルーカス・グラハムのルーカス・グラハム・フォルクハマー(ややこしい)は軽くマイク・マイヤーズが入っていると思う。歌い方がやけに不安そうなのは何故。[★★]

●何だか怖いティナ・ノウルズがサプライズ出演がバレバレだった娘のビヨンセを紹介。楽曲は「Love Drought」「Sandcastles」のメドレー。さすが「大スターは待遇が違いまっせ」的な大掛かりなセットと映像演出(おかげでテレビ越しだと生パフォーマンスに見えない皮肉)。ダンサーもこれでもかと言うぐらいに投入。ビヨンセも豪華絢爛なゴールドの衣装で降臨。妊娠で大きくなった腹を横から捉えて大いにアピール、お胸付近は大変デンジャラス。腹の呼吸が生々しいのがいちばんの見もの。楽曲自体は(音楽が良く分かる人には面白いのだけろうけれど)全然良さが分からない。ビヨンセはクレオパトラでもイメージしたのかなぁ。それとも聖母マリアだろうか。日本人には小林幸子にしか見えないんだよなー。まあいいか。ママを喜んで見ている子どもたちが最高に可愛いから(でも、惜しいことにパパ似)。[★★]

●トーマス・レットとカミラ・ロベロがBest Country Solo Performanceを紹介。受賞はマレン・モレスの「My Church」。モレスは懐かしのメア・ウィニンガム風。

●ジェームズ・コーデンと言ったら「カープール・カラオケ」。これが…嫌いなんだよー、大嫌いなんだよー。ミュージシャンを安っぽく見せることしかしないので大っ嫌いなんだよー。嫌な予感はしていたけれど、これを授賞式で再現。ジェニファー・ロペス、ニール・ダイアモンド、フェイス・ヒル、ジョン・レジェンド、ティム・マッグロウ、ライアン・テダー、ジェイソン・デルーロ、キース・アーバン、さらにはビヨンセの愛娘まで加わって、ダイヤモンドの「Sweet Caroline」を歌唱。あぁ、なんて豪華なカープールなんでしょう、でも俺たち親近感あるだろ、私たち庶民的でしょ…ということらしいのだけど、ダイヤモンドをこんな風に軽く扱うだけでもげんなりするし、そもそもこれって数年の前のオスカーでエレン・デジェネレスが豪華セルフィーを撮ったやつの真似っこじゃないか。

●この流れのままブルーノ・マーズが「That's What I Like」をパフォーマンス。衣装がジョギングスーツにしか見えないのは置いておいて、うーん、スターオーラでキラキラ。歌もダンスもキレッキレ。ザ・ウィークエンド同様、勢いのあるスターというのはこういう人のことを言うんだなぁ。ステージ下に降りて、観客とやりとする余裕も…。[★★★]

●リトル・ビッグ・タウンがケイティ・ペリーの大ヒット曲「Teenage Dream」をワンコーラス披露。全然違って聞こえるのが面白い。そしてそのまま、ペリーの「Change to the Rhythm」パフォーマンスを紹介。金髪サングラスで登場するペリー。サングラスはともかく、金髪は全然似合っていないのが残念無念。でも、セットがすごく凝っているし、生まれ変わりを宣言するかのようなヴォーカル力、成功したとしても同じことは繰り返さないという決意を感じる身体の動き。うーん、顔は可愛らしいけれど、強い人だー。[★★★]

●ウィリアム・ベルとゲイリー・クラーク・ジュニアが「Born Under a Bad Sign」を軽くパフォーマンス。熱帯夜、温い風と一緒に聞きたい感じ。クール。そのままBest Urban Contemporary Albumを発表。受賞はビヨンセの『Lemonade』。さすがに妊中だけありボリュームがスゴイ。そしてボリュームよりも目が行くのは、ビヨンセ自体がキラキラしていること。衣装もキラキラだけれど、本人の輝きがスゴイ。妊婦って綺麗なんだーと再確認する人は多いだろう。スピーチの際に取り出したメモまでもがゴールドなのが可笑しい。狙っているのか。スピーチの内容は大変しっかりしたもの。子どもたちが大喜びしているのが可愛いったらない。

●腕のタプタプも含めて可愛らしいジーナ・ロドリゲスが登場し、マレン・モリスとアリシア・キーズによる「Once」を紹介。モレスはかなり思い切った胸元。キーズも負けじと胸開きで対抗。最初一緒に歌う必要性を感じなかったのだけれど、段々掛け合いに迫力が出てくる。最後には圧巻という言葉が出てくるほどに…。[★★]

●ジョージ・マイケルのトリビュート。同郷のアデルが担当する嬉しい人選。歌い上げるのは「Fast Love」。しっとりと歌い始めるアデル、やっぱりどうも調子が良さそうに見えないと思ったら…何と、パフォーマンスを中断。やり直させてと懇願して、その通り最初から再びパフォーマンス。何と言うか、何故アデルがアデルなのか、良く分かるヴォーカル。テクニック云々ではなく、泣けてくる。プロとして一発でキメるべき、プロだからこそ勇気を出して歌い直した、…と評価は分かれるだろうけれど、この大舞台でやってのけるアデルはやっぱり別格の存在なのだと感嘆。歌い終わった後のアデルは「納得が行かない」ような表情だったけれど、十分伝わるものがあった。[★★★]

●Best Rap Albumのプレゼンターとしてタラジ・P・ヘンソンが登場。どうせならテレンス・ハワードも出てきて盛り上げて欲しかったなぁ。受賞はチャンス・ザ・ラッパーの『Coloring Book』。やっぱり工事現場から駆けつけたような感じ。離れ目が見える。結構可愛いかもね。

●迫力のラヴァーン・コックスがメタリカとレディー・ガガによる異色コラボレーションによる「Moth into Flame」を紹介。ガガはボリュームたっぷりの魅力的な身体でもちろんロッカーになりきり。メイクはエイミー・ワインハウス風。これは楽しくなりそうな予感…となったところで、ジェームズ・ヘットフィールドのマイクが声を拾わないビッグトラブルが発生。パイロが何発も派手に上がっている中、おそらくアデルのようには歌い直しは難しい。そのままパフォーマンスを続けるふたり。ヘットフィールドはガガとマイクを共有してその場を乗り切る。うーん、ロックだわー…。ガガが完全にメタリカの世界に入り込んでいる。器用な人…。ヘットフィールドもパワフルパワフル。…とトラブル何のそのと感心したのだけど、演奏直後、ヘットフィールドが激怒している姿が…。怖っ。きっとミスをやらかした人、小便を漏らしたと見た。[★★★]

●一杯ひっかけてからふらっと酔ってみました風のドワイト・ヨーカムがスタージル・シンプソンとザ・タップ・キングスの「All Around You」を紹介。ホーンが哀愁たっぷりの渋い曲。シンプソンはイライジャ・ウッドを大人っぽくした感じ。[★★]

●DNCEが登場。まさかニック・ジョナスだけじゃなくジョー・ジョナスも復活するとはねー。紹介するのはザ・ビージーズのトリビュート。デミ・ムーア化激しいデミ・ロバートが「Stayin' Alive」、キュートなトリー・ケリーが「Tragedy」、リトル・ビッグ・タウンが大好きな「How Deep Is Your Love」、着物風と言うかヤンキーが着そうな特攻服風と言うか、とにかくアンドラ・デイが「Night Fever」をパフォーマンス。ご本人が嬉しそうで何より。[★★]

●なぜ髪をまとめてこなかったのかと突っ込みたくなるセリーヌ・ディオンがSong of the Yearのプレゼンター。発表時は思い切りタメて、「Hello」と歌う。もちろん受賞はアデル。ヨモギ色のドレスに着替えたアデルがスピーチ。相棒のグレッグ・カースティンは音楽でカットされてしまって、ブーイングが聞こえる。

●当然だけどビヨンセに似ているソランジュがア・トライブ・コールド・クエストとアンダーソン・パークのパフォーマンスを紹介。「Award Tour」「Movin Backwards」「We the People」を次々と…。[★★]

●プリンスのトリビュート。「Jungle Love」「The Bird」「Let's Go Crazy」をメドレーで歌うのはザ・タイムとブルーノ・マーズ。プリンスが愛されていることが良く分かる楽しいステージ。観客の反応もよろし。マーズはプリンス風にメイクしてキメる。これ以上やったらモノマネになってしまうところをぎりぎりで乗り切る。そう言えば、身体のサイズも似てるよねー。[★★★]

●ペンタトニックスが「ABC」をアカペラで。[★★]

●胸の開けたP!nk姐さん風のホールジーとスヌープ・ドッグみたいになってきたジェイソン・デルーロがチャンス・ザ・ラッパーとカーフ・フランクリンのパフォーマンスをアナウンス。「How Great」「All We Got」を聴いていて思うのは、様々なジャンルの要素がたっぷり感じられること。これぞアメリカという気がする。[★★]

●ジョン・レジェンドとシンシア・エリヴォが「God Only Knows」をパフォーマンス。しっとり追悼コーナーへ。やっぱりプリンスがショックでショックで…。レジェンドは絶対に悪人には見えないなぁ。[★★]

●黒と赤の対比が大人のふたり…なティム・マッグロウとフェイス・ヒルがRecord of the Yearを発表。アデルの「Hello」が受賞。アデルと一緒に再び壇上に上がったグレッグ・カースティンが今度はきっちりスピーチ。良かったねぇ。続いてAlbum of the Yearも発表。受賞はまたしてもアデルで、アルバムは『25』。信じられないという表情のアデルはライヴァルだったビヨンセを讃える。いかに『Lemonade』が素晴らしいか、そしてビヨンセ自身が素晴らしいかを語るアデル。人柄が出るよねー。ビヨンセも思わず涙。何となく、他の候補者はいいんかー、という突っ込みはできない雰囲気。

●今回のグラミーで分かったこと。アデルは負けない!アーティストの皆さん、グラミーを狙うなら、アデルと同じ年に出さない方が良いよ!





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